今日はなんとなく休暇を取っていた。
もともと4月に計画取得日として書いていたのだが、なんかあてがあって書いたわけではない。
月に1回ぐらいの割合で休暇を入れるということで、1月は他の休日にくっつけて取る理由もなかったから、
週の真ん中で8がつく日(イトーヨーカドーで5%引きになる)を計画取得日にしたのだったと。
これ以外で1月に休暇を取る予定があれば、この計画取得日は撤回しようかなと思ったんだけど、それもなかったので、
これといって用事もないが、計画取得日通りに休暇を取るかとなったわけである。
もったいない気もしたが、今日にイトーヨーカドーに買い物に行くからと週末に買い物に行く時間を削って、
週末のお出かけや趣味の時間を増やせたので、それはそれで意味があったのかなと。
ここまで何もないのに休暇を取ったのは初めてだったような気はするが。
それで午前中に買い物など済ませて、午後に献血に行っていた。
例によって成分献血なのだが、時間がかかるけど大丈夫かと何度も聞かれた。
血小板なんで70分ぐらいかかるかなぁって話で、それぐらいは承知の上で来ているので、それはそれでよいと。
ところが、この採血時間、いままでと比べても感覚的には非常に長く感じた。
なぜか? 採血に使ってる機械の問題である。
成分献血の採血に使われる機械は主に3種類ある。
フタが印象的なCCS、顔のようなディスプレイが印象的なテルシスS、そして一番の巨体であるトリマと。
当初はCCSで採血されることが多かったのだが、ある時期からテルシスSでの採血が主になった。
実は採血ベッドから見るとこの2つの見た目は意外と似てて(反論もあろうが)、最初は差がよくわからなかったのだが、
フタがないというところで、別機種であることに気づいたというほどである。
一方で、トリマは見た目もかなり違うし、セットアップ方法、動作音も違うということで差はわかりやすい。
今日の採血で使われたのはこのトリマという装置である。
おそらく初めてだったのだろう。こんな採血のやり方をされたのは初めてだったから。
上腕にカフをつけられ、空気圧で圧迫され、血管が浮いたところに針を刺され、というところは変わらない。
そこから採血が始まるのだが、変だと思ったのは採血開始から20分ほど経った頃である。
一向にカフの圧力が弱まらないからである。
CCSにしてもテルシスSにしても、採血→返血 を数回繰り返すことで血漿・血小板を得るわけである。
この1サイクルが20分ほど、回数は検査で測定した血小板数によっても変わるようだが、僕の場合はだいたい4回(まれに3回)である。
このシステムでは採血時はカフで圧迫され、返血時はカフを緩めるということを行う。
だから採血開始から15分ぐらい経てばカフが緩むものなのだけど、そういうのがなかったんだよね。
録音していたラジオ80分を聞き終わってもまだ終わらない。
最初に言ってた時間からすれば、そろそろ終わりなんだろうけど、サイクルが感じられないから全く実感がない。
結果的にはそれから10分ほど経って、採血・返血が完了となったのだが、えらく長く感じた。
看護師に聞くと「この機械は賢くて、連続式なので採血しながら返血してるんですね」とのこと。
CCSもテルシスSも、1回で400mL前後の採血を行って、血小板・血漿を採取した残り、赤血球を多く含む部分を返すというやり方をしている。
検査結果から所要量の血小板を得るのに必要な血液量を計算して、それが1600mLぐらいだから4サイクル回すわけだね。
ところがトリマは採血・遠心分離・返血を全並列で行ってるんだろうな。
複雑な仕組みではあるが、採血時間の割に多くの血小板製剤を作ることができるので、条件が適する場合に使われることがあるようだ。
調べると20単位(1単位は全血献血の200mL相当)の血小板製剤を作るのに使われるそうで。(20単位だからって4Lも汲み出してないはずだが)
確かに90分ほども成分献血の採血にかかるのはかなり長い部類だが、まだトリマだったからこの時間で済んだのであって、
もしも同じことをCCSまたはテルシスSで行った場合は、もっと時間がかかるってことなのかなぁ。比較できないけどさ。
しかし、賢いのはわかるけど、やっぱり採血→返血のサイクルがないから、進捗具合の目安がないというのはつらい。
今まで回数を数えて、3回目の採血開始(カフが締まる)と、半分ぐらいかなぁとわかったんだけど、それができないから。
あと、動作音もわりとうるさいんだよね。
CCSもテルシスSも普通に動いてるときの機械音は割と静かなのよね。
やっぱり遠心分離器の回転音というのは避けられないけど、起動時にブーンと回り始める音に気づくぐらい。
ところがトリマというのは遠心分離器の回転音も他の機種に比べれば明らかにうるさいし、
ギアが噛み合う音が続く時間帯もあったりして、なんでこいつばかりうるさいんだという話である。
テルシスSならはるかに心安らかに献血できるのにとは思った。(もっともテルシスSはインジケーターの音がうるさいという話はあるのだが)
もっとも、血漿だけか血小板も採取するか、どの装置を使ってどれだけ採血するのかというのは、
献血ルーム側でそのときの需給状況などに応じて選んでいるので、協力するこちらがあれこれ言える話ではないのだが。
血小板製剤は採血から4日しか持ちませんから。足りないのは困るが取り過ぎても困るので、献血ルーム側でうまく選んでるわけね。
血小板献血の機械の選択も同じことである。20単位が必要ならトリマを使い、15単位や10単位が必要ならCCSかテルシスSを使うと。
もちろん血小板の数が多い人から多くの血小板をもらうのがよいのだけど、選択はその時々の状況で変わるのだ。
せっかく献血ルームに行くのだから需給がシビアな血小板製剤の安定供給に貢献できる方がよいと思うし、
うるさくて進捗がわからないトリマよりも、なじみのあるテルシスSで採血される方がいいけど、そこは選べないからね。
役に立ってなんぼのことだ。
ところで、引っ越してきて東京都で献血に協力するようになって、未だに慣れないのが靴を脱がずにベッドに乗ること。
もう引っ越してきて2年近いのに、採血ベッドに行くと、靴を脱ごうとして、「あっ、違った違った」となるからなぁ。
「いやー、大阪府とか関西の方では脱ぐんですよ。もうここで何度も協力してるのに」って言うと、
看護師は「そんな地域もあるんですね。万が一災害などで避難するときに混乱しないように靴を履いたままの採血をオススメしてるんですよ」と。
「けど、大阪府でも400mLのときは脱がないんだよなぁ」と返すと、なんかずいぶん困惑してたが。
採血前の消毒方法なんかはきわめて標準化されているのに、受付のフロー、採血ベッドへの飲み物の持込、採血時の靴の脱着などは差がある。
今まで4つの都道府県で協力しただけだが、それでも少しずつ差があるんですねぇ。