神戸発の大特集

今日は兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)からちょうどから22年、

ということでそのことが朝のニュースに取り上げられるのは毎年のことである。

早朝に起きた地震ですから、その地震の時刻に合わせて追悼行事が行われれば、ちょうど朝のニュースに乗ると。


そんな中、今朝のNHKの「おはよう日本」では約20分にわたり、神戸発の放送が行われていた。

おはよう日本/特集ダイジェスト/“まちを守る” いまも続く防災訓練 (NHK)

確かに普段でも日本各地の放送局で取材した内容を特集として取り上げることはあるが、

それが20分にわたって続くというのは、それこそ非常に珍しいことではないかと思う。

内容は今朝の追悼行事のVTR、防災訓練の取材、さらに神戸と中継を繋いでのインタビューと。

東京のアナウンサーが受け答えする以外は、全て神戸放送局からの映像が流れていたのである。


実はNHK神戸放送局は、この地震で局舎が全壊するという大きな被害を受けている。

NHK神戸放送局と震災 (NHK神戸放送局)

まもなく仮設局舎を作って、そこから神戸発の番組を作れるようになったが、それまでは大阪放送局あたりがカバーしたんだろうな。

そのような地震災害の最前線にいた神戸放送局は、後に防災情報を全国各地に伝えていくという役割を担うようになったらしい。

なにしろ神戸放送局の目標筆頭は「阪神・淡路大震災の教訓を語り継ぐとともに、災害報道等、命を守る報道に全力を挙げ――」である。(cf. 放送局の目標(NHK) )

特に1月17日の前後は特集番組が県内向け・関西向け・全国向けであれこれとやっているらしい。

阪神・淡路大震災から22年 (NHK神戸放送局)

やっぱり関西向けが多いけど、全国向けもいくつかあって、その中には1月17日のおはよう日本も含まれていたのだった。


もう22年も経つと、阪神・淡路大震災のとらえ方も変わってくるものである。

去年の熊本地震は、阪神・淡路大震災の教訓があって、それが当たり前になった時代に起きたから、被害ははるかに小さく済んだ。(cf. 災害は文化財に牙を剥く)

直下型地震で規模も同程度だったんだよね。それでこんなに差が出るってのは、やっぱりあのときの経験があったからだと思う。

一方で、これまでの対策では不十分と気づいたのが、2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)である。

これは津波による被害が支配的だったのだが、それまでも津波は怖いと言われ続けてきたのに、あれだけの人が亡くなられたのだ。

ちょっと前に津波警報発令時のNHKの対応が変わってたね、ということを取り上げた。(cf. 必死で「すぐにげて」と言うから)


そんな風に時代が変わってはいるけど、1995年に人々が感じたことを伝えて、それで考えて欲しいってことなんだろうな。

その結果がおはよう日本の約20分に及ぶ大特集だったのだろう。

かなりの特別扱いではあるのだが、なにしろ災害時の情報提供に非常に力を入れているNHKのことである。

平素からの対策がいかに大切であるかはよくよく知っているからこそ、やっぱり大切だって考えたんだろうな。