弟が口座振替の手続きのために堂島にあるスルガ銀行大阪支店に行くという。
弟もスルガ銀行の口座を使っている。当初はマイ支店にしようかと思っていたところを、
マイ支店はなんのメリットもないし、インターネット支店かダイレクトバンク支店がよいのではと教えて、
結局、ダイレクトバンク支店に口座を作って、メインで使っているようだ。
スルガ銀行大阪支店があるのは堂島アバンザの7階にある。
この7階というのはオフィス階にあたり、オフィス用のエレベータを使って行く必要がある。
ビルの中に銀行が入る場合、普通は1階が基本で、場合により地下1階とか2階とかに並んでいることが普通だ。
しかし、地方銀行が遠隔地に設ける支店では、このようなオフィスビルの中に店舗が設けられることがある。
こういうのを空中店舗というのだそうだ。
スルガ銀行は静岡県・神奈川県が地元の地方銀行なのは確かだが、
インターネットでの展開もあり全国に客がいるということで、こういう遠隔地の店舗でも個人への対応もする必要がある。
例えば住宅ローンの相談とか。スルガ銀行大阪支店はドリームプラザ大阪という住宅ローンの相談所を併設していることになっている。
南都銀行だとそういう店舗は法人向けと明示されているからな。
個人客もどんとこいというのは珍しいことだと思うよ。
それで手続きはどうなったのかという話だけど、
一般の銀行のような窓口はなく、応接室が並んだような構成になっていたようで、
口座振替の手続きだけなのに、応接室に回されたとか言ってた。手続きはちゃんとできたようだ。
地方銀行の遠隔地の店舗の果たす役割ってなんなんだろうね?
法人への対応というのがメインのような気はするけどね。
地元で取引のある法人の支店への対応とか、そういうことなんかな。
個人客にとって、あえてよその地域の地方銀行の店舗に行く理由は乏しい。
振込手数料をケチるために行く? まぁ確かにできないことはないだろうけど。
口座開設は必要性を説明できないと難しいんじゃないかな。わからんけど。
都道府県によっては有力な地方銀行の県外店舗も売りさばき場所に指定していて、
他府県の収入証紙を手に入れるために行くことはあるかも。そういうのがない都道府県も多いけど。
南都銀行では堺支店・大東支店で空中店舗をやめて、路面店に転換し個人客にも対応できるようにした、
というのはあるけど、法人対応だけならあえて路面店を選ぶこともないというのはあるんだろう。
そんな中、空中店舗でも個人客もどんとこい、というのは不思議な対応かもしれない。
このあたりは銀行によって方針もいろいろなんだろうけどさ。