元号でないからめんどくさい

とあるところで窓口業務をしている人が、

提出される書類の生年月日を西暦で書く人がいて戸惑うときがあるなんてことを言っていた。

確かに元号でと指定されなければ西暦になりがちだなぁ。


役所は元号で書くことが常だが、ただ1つだけ元号と西暦の使い分けが明確なところがある。

それは生年月日で、日本人の生年月日は元号で、外国人の生年月日は西暦で書くことになっているようだ。

住民票や免許証やら各種の証明書はそうやって書かれているみたいよ。

外国人の生年月日はそうだが、それ以外だと過去の日付については元号を使うことが基本のように思える。

これは西暦から元号は必ずしも対応が付かないことがあるということが理由ではないだろうか。

例えば1989年は昭和64年であった期間と平成元年であった期間が混在している。

どうも昭和64年と平成元年は別のものという位置づけで、昭和64年政令第1号と平成元年政令第1号はどちらも存在するのだという。

そこを明示的に区別できるようにする意味でも元号での表記が便利だと考えているのではないだろうか。


未来の日付も元号で書かれることは多いが、実際にそういう表記の日がやってくる保証はない。

大昔に比べれば頻度は減ったけど、元号が変わる可能性はあるのだから。

公的な書類では珍しい例だそうだが、住民基本台帳カードの有効期限は西暦で書かれている。

というのも有効期限が10年というのはかなり長い部類だそうで、それで西暦での表記が取り入れられたようだ。

生年月日の表記は日本人の場合は元号なのでそこは基本通り。ここはやはり一貫している。

あと、パスポートは全部西暦表記だが、外国で通用させることを考慮したもので、これは例外的だな。


そんなわけで日本人の場合、パスポートを除いては証明書の生年月日は元号になっている。

それと照合しようとなると元号でないと都合が悪いという話が出てくる。

そんなわけで 明治・大正・昭和・平成 だとか並べて、元号で書くように誘導している書類もある。

ところが、外国人だと西暦で書いてもらいたいというのもあるのだろう。

たまに 明治・大正・昭和・平成・西暦 なんて並びになっている書類も見かける。

こうやって並べて意図したとおりに働くのだろうかなぁと思ったことはある。


ただ、僕としては元号というのは煩わしいと思うことが多い。

なにより計算がしにくいのが悩みだ。違う元号同士で直接計算する人はまずいなくて、一旦西暦に直すだろう。

そこでひねくれ者は、皇紀を使うべきだというけれど、パッと出てくるもんでもないでしょう。

そこの取扱の不便さが目立ち、西暦を常用する人が増えてきたというのは事実だろう。僕もそういう一人だ。

実際、このBlogで自分から平成何年とか書いたことはほとんどないはずだ。

そういう人が増えてきたがゆえに、最初に書いたような問題が増えてきたわけだが、必然とも言える。


もう1つ、数字だけで年月日を書くときの問題がある。

26.01.06 となれば、平成26年1月6日 のことだろうと認識するだろうが、数年後には戸惑うかも知れない。

今、11.11.11 と見たらどう思うだろうか? 平成11年と思うだろうか? 2011年と思うだろうか?

まさか昭和11年と思う人はいないと思うけど、そうでないと言い切れるわけではない。

2000年以降は西暦表記は 2014.01.06 とか明示的に書くようになりつつあるような気もするが、必ずしもそうとも言えないし。

数字だけで年月日を書く場合は元号での表記が大半のように思えるが、明示的とは言いがたい。

もっともこういう問題は日本国外まで広げるとさらに厄介で、

ヨーロッパでは 06/01/2014 と全く前後逆になって、それならまだわかるのだが、なぜかアメリカでは 01/06/2014 となったり、

中華民国では1911年を民国1年とする表記方法があるので、103/01/06 なんて表記が出てきたり、ろくなことは無い。

そんなわけだから、日付についてはできるだけ明示的な表記方法を心がけたいものだ。

このBlogではたいてい 2014年1月6日 など表記しているからわかりやすいはずだ。