専門家も困る試験をしても……

母は工場の事務部門で働いているのだが、

どういう経緯があったのかはよく知らないけど、社会保険労務士試験を受けることになったようで、

長らく試験に備えて勉強に励んできた。そして、今日、試験が行われたようだ。


試験を終えて、帰り道に解答速報が配られていてもらって帰ってきたらしい。

午前の試験の解答を作成してばらまいていたようだ。だから午後の試験の解答はない。

複数のところがばらまいていたようだが、その解答速報を見比べて驚いた、

一部の問題は解答が書かれていないし、解答が書かれていてもところにより解答が食い違っている。

なんだこれは。


もちろんこの解答を作っている人というのは、この試験を受けようという人を指導する立場の人、

少なくともこの試験の専門家であるはずだ。

そんな人が試験の問題を見て、場合によっては資料も確認して作ったはずの解答が空欄だとか一意に決まらないというのはどういうことか。

どうも母から話を聞くに、問題が不当に難しすぎるようだね。

実務上どうでもいいだろという法律の文言の違いまで問うてくるというからわからないとのこと。

それにしても専門家が困るような問題を出して何になるんだとは思う。


合格率は8%程度とのこと。

まぁ合格率は受験者のレベルにも左右されるからなんとも言えないけどね。

基本情報技術者試験のかつての合格率は15%程度と他の情報処理技術者試験に比べると低かったけど、そこまで難しいわけではない。

社会保険労務士試験を受験する人がどんな思いで受けてるのかもわからんので評価は難しいが、

ただ合格基準がおおざっぱに言えばグループごとに4~6割正解、全体で7割正解とかずいぶん厳しいので、

相当な準備をしていっても不合格になることは不思議ではない。最後に合否を決めるのは運なのかもしれない。