とても大規模なFPGAがやってきた

新しいFPGAボードがとうとう届いた。そして開発環境も準備できた。

アルゴリズムは探してきてプログラムで動作は確認できたし、

夏休みの実験のネタはこれでそろったことになるな。


本科の卒業研究の時にはFPGAにSpartan-3ANを使ってたのだけど、

このSpartan-3というのはわりに安価に手に入るFPGAでそう規模は大きくない。

それで本科の卒業研究の時に限界まで行ってしまったわけだ。

これでは困るということで新しいFPGAボードを買ってもらうことにした。

もともとSpartan-6のボードを買うと言ってたけど、安いからVirtex-5のボードも一緒に買ってしまったらしい。

本当は高いはずなんだけど、学校だと安く買えるとか何とか。

Virtex-5の方が規模が大きいからとりあえずはこちらを実験に使おうかなと。


どれぐらい規模が大きくなったのか。

本科の卒業研究で使ってたSpartan-3ANのXC3S700ANは5888のスライスを有している。

1つのスライスには4入力LUTとFFが2つずつ入っている。

今回使うVirtex-5はXC5VLX50Tだが、これは14400のスライスを有している。

そして1つのスライスには6入力LUTとFFが4つずつ入っている。

6入力LUTは4入力LUTよりも複雑な回路に相当する物を表すことが出来るから消費スライス数を減らすことが出来る。

などなど考えるとかなり規模が大きくなってそうだということがわかる。

Spartan-6もスライスの構造とかは似ていてXC6SLX45は6822のスライスを有していて1つのスライスには4つの6入力LUTと8つのFFがあるそう。

なんにせよずいぶん規模が大きくなってることは理解できる。


ここに書き込む回路のことも考えないといけないのですが、その前にインターフェースかな。

PCと接続して実験しようと思うので少し考えないとならん。

RS232CかUSBかかなと思うけど、いずれにせよ制御のためにマイコンが必要な気もする。

それを含めてどれぐらいの解像度で実験できるだろうか?

あんまり詰め込めなさそうな予感はするのだけど大丈夫かなぁ。

いろいろ気になるところはあるのだが、やってみないとわからない分もあるので、ちょっとずつ進めていきたいなと。