映画館の駐車場の謎

仕事終わりに映画館に出かけていた。

バイクで行くのが便利で、自動車・自転車・バイクの駐車場もあって、

いずれも映画鑑賞の場合は無料で利用できるといってよいのだが、

バイクの駐車スペースがすごく少ないことが事前の調査でわかっていて、

こんなん休日だと無理だろうと、金曜の仕事終わりに行くことにしたと。

それでも駐車スペースは1台か2台しか空いてなかった。

埋まってたら近所の公共駐輪場が使えるんですけど、こっちは有料なので。


自動車の駐車場は映画鑑賞の際に手続きをすれば3時間無料になる仕組みである。

映画以外の買い物の場合も金額により無料になったり、映画2本の場合は6時間なんてルールもある。

自転車・バイクについては一律無料時間を設定することで対応しており、

バイクは3時間無料、以後3時間毎に330円となっている。

一方の自転車なのだが、1時間無料、以後8時間毎に110円の駐車枠と、3時間無料、以後3時間毎に110円の駐車枠があるよう。

1時間で済む買い物目的の人はどっちでもいいかもしれないが、

映画鑑賞目的の場合は3時間無料の駐車枠を選ぶ必要がある。


ちなみにこの映画館、以前は自転車で来ることが多かったのだが、

施設併設の駐輪場があることを知らなくて100円払って公共駐輪場を使っていた経緯がある。

映画館の駐車場無料サービスの説明に自転車・バイクのことが書かれてなかったのも背景にある。

ただ、ほとんどの公共駐輪場というのは自転車専用であって、

いかに普通自転車サイズとはいえ原付としてのナンバープレートがあると、

有料の駐輪場に停めるのは制度的に難しいわけで、原付用の駐輪場が必要で、

それでこの辺に下見に来たときに映画館のバイク駐車場を発見したと。

そこまで気づいてなかったんですよ。映画館の裏に隠れてたのでね。

そしたらまさかの無料時間の設定で対応していたわけですね。


冒頭にも書いたのだが、この近くには排気量125cc以下のバイクに対応した公共駐輪場がある。

自転車と違って無料時間がないのだが、12時間で200円とかそんなの。

ただ、ふと思ったのだが、そういえば映画館のバイク駐車場って大きいバイクが多かったなと。

駐車枠も広く取られた枠があり、空いていたのが広い駐車枠だけだったので、

そこに普通自転車サイズの特定原付を停めるのはアンバランスである。

先ほど書いたように近くの公共駐輪場は排気量125cc以下に限られ、

それ以上の大きなバイクを駐車することは出来ない。

もしかするとこのあたりでは排気量125cc超のバイクを駐車できる貴重なスペースなのかも。


ただ、それでせっかくの映画鑑賞用の駐車場がつぶされてもねと。

先ほどの自転車の無料時間・料金設定の話はその対策なんだろうなと。

すなわち使いやすい駐車枠は映画館利用者用に3時間無料に、

使いにくい駐車枠は長時間利用に割安に設定してすみ分けを図っているのだろう。

すなわち電車利用者が使うことも一定想定されているということである。

ただ、バイクについてはそのような想定はないので、

全て3時間無料、以後は3時間毎に料金加算となっているわけである。

でも、実際に映画館の利用者ばかりが使っているかというとそこは疑わしいと。


正直なところバイクについても自動車と同様に映画鑑賞・買い物による無料時間付与で対応した方がいい気がしますけどね。

近所の駐車場と比べても無料時間がやたらと長くてアンバランスなので。

とはいえ、無料時間目当ての利用で埋まっているのかというとそれも疑わしくて、

やはり根本的な問題は近隣のバイク駐車場の不足にあるような気もする。

まず休日には本来の目的では使えないんじゃないかという予想ですが。


というわけで映画の話はまた改めて書きましょう。