「ドン・キホーテ」を経営する会社はいくつかある。
多くは (株)ドン・キホーテ だが、その子会社である(株)長崎屋、(株)橘百貨店、UDリテール(株) が経営する店舗もある。
これらはPPIHが買収した会社の店舗をドン・キホーテ化したことで発生したと思っていたのだが、必ずしもそういうわけでもないらしい。
UDリテールについては知ってた人はいるかもしれない。
PPIHはユニーを傘下に入れ、アピタ・ピアゴの一部はドン・キホーテUNYとなっている。
このドン・キホーテUNYを経営する会社こそUDリテールである。
一部ではアピタ・ピアゴの中にドン・キホーテが入居するという形をとったが、
この場合もUDリテールが経営するドン・キホーテとなる。
ユニーという会社はPPIH傘下で存続しており、アピタ・ピアゴ・ユーストアの経営を行っている。
長崎屋については、現在も長崎屋の名前で存続している店舗はあるが、
多くはドン・キホーテとなり、引き続き同社が経営している。
パッと見てわからないんだけど、けっこうそういう店舗は多いらしい。
ただ、実は長崎屋にルーツがないのに(株)長崎屋が経営するドン・キホーテがあるらしい。
旧イトーヨーカドー新川店跡に12月上旬「MEGAドン・キホーテ」、長崎屋が9年ぶり新規出店で生鮮食品など格安販売 (REYリアルエコノミー)
元イトーヨーカドーのドン・キホーテを(株)長崎屋が経営していると。
必ずしもそうとは言えないのだが、GMSの居抜きで入る店舗は長崎屋の経営になることが多いようだ。
ユニーのPPIH傘下入りの過渡期に、元ピアゴ上地店(伊勢市)が長崎屋の経営するドン・キホーテになった例もある。
橘百貨店の経営するドン・キホーテは、これは元ボンベルタ橘の「MEGAドン・キホーテ宮崎橘通店」を経営している。
これはこの1店舗だけで、そのまま移行したという形である。
ドン・キホーテとは直接関係ないのだが、同店舗のビルにエアラインホテルというのがあり、
橘百貨店の子会社が経営していたため、そのままPPIH傘下に入っている。
店舗と不可分ということでこういう形になったのだろうが、PPIHはホテル経営もしているのだ。
ホテルにもドン・キホーテのキャラクタ「ドンペン」がいるらしい。
実はこれが橘百貨店という会社の最大の特色なのかもしれない。
ドン・キホーテというのは元々都心型の店舗が多かったのだが、
MEGAドン・キホーテとして食品を扱う店舗を郊外に増やしていき、
その中で長崎屋、ユニーも傘下に入れてきた。
ドン・キホーテにすることで特に住関係の売上が伸びる店舗がある一方、
従来型の店舗の方が受け入れられるのではないかと移行しない店もある。
アピタ・ピアゴはともかく、長崎屋が今も6店舗だけ残っているのはそのためらしい。
(この場合もドン・キホーテの特徴を一部に取り入れていることは多いが)
だからといってドン・キホーテを経営する会社を複数に分ける理由はよくわからないが、
各社の歴史により、独自のノウハウを蓄積してきた部分もあるのだろう。
長崎屋が長崎屋にルーツを持たないドン・キホーテを経営するのはびっくりだが。