今週末、本来であればアイドルマスターシンデレラガールズのイベントのため金沢へ行く予定だった。
しかし、地震のため延期に。さすがに地震から2週間も経たないうちはきつかった。
切符は手配する前で、宿はキャンセル料がかかる前。
中止するのは容易だったが、単純に中止するのは考え物だった。
というのも、東京→京都→金沢→東京と回ることで関西行きも兼ねていたから。
展覧会のスケジュールとかあれこれ考えたときに、これを中止にするのは痛い。
関西行きだけに絞って改めて交通手段・宿を手配したのだった。
というわけで、この旅行だけ見ればどうかと思うとんぼ返りだが、
ここで関西に行けば、次は5月の連休まで飛ばしても惜しくないと思えるなら、
安いもんではないかということで決意したのだった。
というわけで朝のバスタ新宿、青春昼特急で京都へ向かう。
元は新幹線の予定だったが、時間の余裕が増したのでバスで行くことに。
昼食を買い忘れていたことに足柄SAでの休憩からバスに戻ってきてから気づき、
改めて買いに走って、それを新城での休憩時に寒い寒いと言いながら屋外の休憩スペースで食べたり。
特に渋滞もなくスムーズに進んで、深草BSに到着。
というわけでいつものように京都国立近代美術館へ。
「小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ」という展覧会。
布物は今まで興味を引かれることも少なかったのだが、
この人、織物の中で糸を垂れ下がらせた表現を多用しており、こういうのは面白いなと見ていた。
展示の説明で両側が固定され、重力で垂れ下がった糸の形状を「放物線」と書いてあったが、
正しくは「双曲線」だったような(ある範囲では似たような形状になる)と思いつつも、
そういうのを効果的に使った作品は美しいし見応えがある。
糸から織物を作ることを「1本の糸から――」なんて表現されていたが、
ファイバーアートというのもいろいろな意味のあって、既製品の布からスタートするものもある。染め物も含むんじゃないか。
というので、これで関西行きもけっこう満足したところはある。
元は京都泊の予定だったが(翌日の金沢行きに繋げる都合である)、
変更後のスケジュールでは奈良泊となった。
JR奈良駅の近くの宿でルートを調べたら、東西線で六地蔵まで行き、JR奈良線に乗るのが安いとある。
六地蔵で乗換待ちでやたら待たされてJR奈良線を選んだのを後悔したが、
JR奈良駅を出てすぐに宿というのは確かに便利。
高架化のときの再開発前後で宿が増えたので宿泊には便利である。