「メダリスト」というフィギュアスケートを題材とした漫画がアニメ化され、
その出演者が決まったことが少し話題になっていた。
アニメ『メダリスト』キャスト発表 結束いのり役は春瀬なつみ、明浦路司役は大塚剛央【コメントあり】 (ORICON NEWS)
この作品のファンの間で話題になっていたのを見たという話ならともかく、
僕のまわりで話題になっていたのはおそらく違う理由である。
実は作者の つるまいかだ さんはアイドルマスターシンデレラガールズの龍崎薫が好きなことで知られている。
それが高じて龍崎薫を演じる 春瀬なつみ さんのファンでもあった。
これが相当熱狂的で、「春瀬なつみさん非公式応援本 #なぴかわ」なんていう同人誌を作るほど。
そこまでする人がいるかというので話題になっていたのである。これが2019年頃の話。
で、このメダリストという漫画の着想が、春瀬さんにあるという。
というのも春瀬さんはフィギュアスケートの熱狂的なファンと知られていて、
かなり熱心に観戦しているという話を聞いたことがある。
それがきっかけでフィギュアスケートを題材とした漫画を書く事を考えたのでは? とまことしやかに語られている。
作者が愛知県出身でフィギュアスケートが盛んだったからというのが表向き
の理由らしいけど。
フィギュア漫画が異例のヒット、無名の新人作者語る「大勢に支えられて成り立つ特殊な競技」今の時代だから描きたかった想い (ORICON NEWS)
で、この表題にも書かれているのだが、2020年の連載開始以来、人気を集め、いくつかの賞を受賞するほど。
商業デビュー作がこのような大ヒットをするのはすごいことである。
こうなるとこの漫画をアニメにしたいという話も出てくるわけで……
ところで最初に引用した記事、アニメのキービジュアルと春瀬さんの写真が掲載されているが、
見比べると、主人公の結束いのり と 春瀬さん がどことなく似ているような。
上に書いたような経緯もあり、意識していたんだろうなと思う。
そしてこの子に声を付けるなら……というのも考えていたのかもしれない。
元々CMのナレーションという形で春瀬さんは関わっていて、その流れでキャスティング、
というのが表向きの理由かもしれないが、そこまで含めての仕込みではないかと。
そんな春瀬さん、過去にこのBlogであわや廃業だったかもという話を紹介している。
そんな 春瀬なつみさんだが、もしかしたら廃業の危機にあったかもしれない。
というのも2016年ごろには、事務所を去り、サラリーマンとして働き始めていたというのだから。(略)
このことを指して「龍崎薫専属フリー声優」と言う人もいたが、実際そういう意図だったんだろうと思う。
シンデレラガールズのTVアニメで龍崎薫としてキャスティングされたが、
それだけならチョイ役でしかなく、他の仕事もないと声優としては厳しい。
それでサラリーマンに転向して事務所を離れるも、龍崎薫のために声優業を廃業はしなかった。
その後、2018年に別の事務所に所属、少しずつ仕事を取るようになった。
一方のシンデレラガールズにとってはU149の漫画に関連して、龍崎薫を演じるという機会も増えてきた。
特に2023年放送開始のTVアニメではレギュラーメンバーとして出番も多かった。
そして「メダリスト」で初主演ということである。(放送時期未定だけど)
こういう経緯を見てみると本当によく持ったなぁと思いますよね。
普通に考えたら廃業してても不思議はないでしょうに。
そこをつなぎ止めたのも、主演作につながったのも、シンデレラガールズの龍崎薫だったと。
主演というのはものすごく大きなことだよねと思ったのは、
Machicoさんの歌手デビュー10周年ライブのときに、
声優として初主演となった「ライフル・イズ・ビューティフル」の小倉ひかり について言及していたこと。
今でこそ声優としても歌手としてもだいぶ知名度が上がったが、
そこに至るまでの道のりはいろいろあり、特に声優としては苦労が多かった。
そんな中で初主演作はやっぱり今でも特別だということを言っていて、
それで 小倉ひかり のキャラクターソングを歌ったと。
やっぱりそこは特別なんだなと改めて認識したところだった。
というわけでそんなことあるんだなぁという話だった。
TVアニメやドラマCDなど見えていない段階で声が付くという話は、
以前ライトノベルでそういうことがあるという話を紹介している。
今回は決まっていたとまでは言えないにせよ、CMナレーションという形ですでに関わっており、内定ではあったのだろう。