国際化された絵文字いろいろ

絵文字は現在Unicodeに登録され、世界中で広く活用されているが、

そのルーツは日本へのスマートフォン導入にあり、

iPhoneが日本のSoftBankで初めて取り扱われるようになったときには、

SoftBankの絵文字がiPhoneに外字扱いで登録されたが、

それはあくまでも暫定措置で、追ってUnicodeに追加されたという経緯がある。

それが2010年のことだそうで。Emoji国際化の歴史は意外に浅い。


そんな絵文字で最近気になった機能があって、それが肌の色を変えられる機能。

日本ではあまり意識されないし、使っているのもほとんどみないけど。

例えばサムズアップの絵文字なら、👍👍🏻👍🏼👍🏽👍🏾👍🏿と言った具合に。

(これが絵文字に見えるかは環境によると思うけど)

対象はハンドサインと人型を含む絵文字のようである。

てっきり顔の絵文字にもあるのだと思っていたが、そちらは対象外のようだ。

(職場のコミュニケーションツールの応答の6割ほどを占める「😃」にはないってことだ)


技術的には結合文字として実現されている。

🏻のような皮膚の色の絵文字があって、まぁこれを単独で使うやつはいないが、

これがハンドサインや人型の後ろに付くと、勝手に合体されるという仕組みらしい。

実はひらがな・カタカナの濁点・半濁点を合字で作ることも出来て、

そういうことはUnicodeとして許容される物であったとしても普通はやらないのだが、

「セ゚」のように日本語では使わないカナ(アイヌ語の表記に使うらしい)を作るため使われることがある。


似たような話で、複数人の絵文字も現在はいろんなバリエーションがある。

当初のEmoji 1.0ではおそらく下記が全てではないか。

👭 👫 👬 💏 💑 👪

これらはUnicodeではすべて1文字として登録されている。

もともと日本の携帯電話で絵文字として存在した物を登録しただけとおもいきや、

「👭」と「👬」という女同士・男同士で手を繋ぐ絵文字があることに気づく。

多分、従来はそういう絵文字はなかったはずで、このあたりからUnicodeの独自性が出始めいたのか。

でも、家族を表す絵文字は3人で全てだったわけですよね。


これが現在は合字でいろいろ作ることが出来るようになっていると。

👨‍👩‍👦 👨‍👩‍👧 👨‍👩‍👧‍👦 👩‍👧‍👦 👨‍👧‍👦などなど。

さらにこれに肌の色の組み合わせもあったりする。これらは人の絵文字を複数個合字にしている。

あと、最近は人の職業や属性を合字にするのが流行らしくて、

👨‍🔧 という絵文字は人型と🔧の合字とか、職業系の絵文字は旧来からある👮などを除けばそんな感じ。

その警察官の絵文字にしても男女警察官の絵文字が用意されるようになり、

👮‍♀️ という絵文字は警察官の絵文字に♀️の合字という形になっている。


絵文字というのは当初は日本文化であり、一体これは何? と頭を悩ませるものも多く、

最近、そういう観点もあるのかと思ったのが📛で、これは名札の絵文字である。

Windowsではただの名札に見えているかも知れないが、

多くの場合、この名札というのは幼稚園で使っているようなチューリップの花を模したもので、

それはもともとの日本の携帯電話の絵文字がそれだったからということに尽きる。

しかし、それになじみがない人には一体なんだと困ってしまい、

白い四角が炎の中にあるということで、別名”Tofu On Fire”と呼ばれている。

Unicodeへの登録名は”Name Badge”なので念のため。


あと、最近知ったけど、WindowsではWindowsキー+「.」(ピリオド)で絵文字ピッカーが表示されるんですね。

肌の色の選択機能なんかも付いている。

最近はPCでも意外に使えるようになっている。といってもフォントの対応状況が微妙だが。