北広島市の北海道ボールパーク付近に新設される駅が「Fビレッジ駅」になるとのこと。
Fビレッジ で定着しているので当然の命名だが、アルファベットが駅名に入るのは珍しい。
アルファベットが入る駅名といえば1994年改称の「JR難波駅」が最も古い。
現在もほとんどがJR西日本が「JR」を付した駅で占められていて、
それ以外では路面電車の駅を除けば、YRP野比(京急久里浜線)とJヴィレッジ(JR常磐線)の2駅のみである。
それで言われて気づいたのだが、この一帯って町名もFビレッジなんですよね。
(株)北海道日本ハムファイターズの所在地は 北広島市Fビレッジ1番地 となっている。
そこで気になったのである。アルファベットの入る町名って他にあるのか? と。
なかなか厳密に調べるのは難しいのだが、郵便番号データというのがある。
必ずしも郵便番号は町名に従って振られているわけではないが、
一般的には町名単位か「○○1丁目」のような町名の○○の部分に振られる。
郵便番号簿のCSVファイルをダウンロードして[A-Za-z]で検索するとけっこうひっかかるが、
450-63xx 名古屋市中村区名駅 JPタワー名古屋(xx階)
のようなビルの個別番号の建物名に入っているものがけっこうひっかかる。
そのようなビルの個別番号を除いてひっかかったのは3件である。
- 061-1116 北海道北広島市Fビレッジ
- 939-1110 富山県高岡市ICパーク
- 639-2211 奈良県御所市JR御所駅前通り
後で書くが御所のものは正式な町名ではないので、正式な町名として郵便番号に掲載されているものは全国で2つである。
高岡市ICパークは2019年新設の町名で、高岡砺波スマートIC付近の分譲地の町名である。
告示を調べると、正確には「大字ICパーク」らしい。
ICはインターチェンジの意味だったんですね。読みは「アイシーパーク」だが。
この付近には「オフィスパーク」「グリーンパーク」という町名もあり、
地番整理の一環でできた町名のようだが、えらい細切れである。
御所市は中心市街地に町名なしで「御所市120-4」のような住所表記になる地域がある。
この地域については通称町名により郵便番号を振ることにしたそうである。
この郵便番号はずっと「国鉄御所駅前通り」の名前で掲載されていた。
7桁郵便番号が導入された1998年の時点で国鉄はなかったはずなのに。
そもそも「国鉄○○駅」という言い方自体が異質だが、近鉄御所駅との関係ですね。
さすがに時代錯誤ということで郵便番号簿の記載も「JR御所駅前通り」に改められたようだ。
アルファベットの入る町名が問題なく存在していることに驚くも、
住所表示の町名以外の場所にアルファベットが入ることはいろいろある。
1つは建物名である。さっき出てきた「JPタワー名古屋」もそうですよね。
あるいは A棟・B棟のようにアルファベットで棟番号が振られることもある。
これが圧倒的に多いでしょうね。
もう1つは住居表示における街区符号である。
具体的には大阪市中央区上町の「A」「B」「C」がある。
普通なら1番, 2番, 3番と振るのだが、この町名ではそれができなかった。
それはそれ以前に実施された町名整理で上町一丁目が存在したためである。
納得できない住民の意思を尊重「大阪市中央区上町A」【ヤバい日本の住所】 (サライ)
もともとこの間には東区と南区の区界が走っていたが、合併して中央区になり、
同じ区内に上町と付いた町名が2つになり、混乱を避けるための町名整理も難しく、
旧来の上町についてはA, B, Cという街区符号を振って、上町一丁目と混同しないようにしたということだそう。
それに比べれば「Fビレッジ」はその町名でないといけない理由は弱いと思うが。
市町村でしかるべき手続きをすれば町名変更は可能なのはその通りなのだけど。