パシフィコ横浜の国立大ホールが2027年5月~2028年3月に休館、
東京国際フォーラムが2029年1月~2030年3月に全館休館、
いずれも大規模改修工事のためである。
国立大ホールと東京国際フォーラムホールAは最大5000人収容の大規模ホールである。
この規模のホールは全国的にも少ないので、両方休館になると大変だなと思ったが、
そこはちゃんと被らないようにしているようだ。
パシフィコ横浜にとってはパシフィコ横浜ノースができたことで、
国立大ホールの本来の目的である国際会議はこちらが使われるようになっている。
パシフィコ横浜ノースは会議場だった
多目的ホールは全て組み合わせると最大6000人程度の会議室になる。
この点では特に問題ないように思える。
ただ、全て平面なので柔軟性は高い一方、コンサートなどの用途には適しない。
じゃあほとんど代替性はないですねというのが大方の見方だが。
東京国際フォーラムはホールA, ホールC以外は展示場としての機能も多く備えている。
ずいぶん先の話を言うんだなと思ったけど、これは東京ビッグサイトの改修計画も踏まえたものだろう。
AnimeJapanの会場になるインテックス大阪
AnimeJapanが2027年・2028年は大阪開催になるという話で、
これは両年とも1~2月に全館休館での大規模改修工事があり、
その煽りで3月にビッグサイトを広く確保できなくなった。
このため広く会場が確保できるインテックス大阪を使うことにしたと。
ビッグサイトの予定されている改修工事が終わってまもなく東京国際フォーラムの休館がある。
ここにはもう1つの観点があるのではないかと思う。
それは有明GYM-EXが使えるうちに改修を完了しておきたいということではないか。
有明GYM-EXはオリンピックの体操競技のための仮設施設の転用である。
仮設施設とはいえある程度の年数を使うことは想定されているが、
将来的にはこの土地を別目的に使う想定なのだと思う。
東京国際フォーラムの改修が完了した2030年には跡地利用に向けた動きが見えてくるのだろうか。
幸いにして現在は5000人程度入るホールの選択肢も増えている。
なんといっても 東京ガーデンシアター(着席で最大7000席程度)ですよね。
そして最近 SGCホール有明 ができた。
着席で3700席程度だが、スタンディング併用だと5000人程度入るとのこと。
国立大ホールの代替として横浜市内にフォーカスすると、
ぴあアリーナMM(1万席程度) や Kアリーナ横浜(2万席程度) と、
規模はより大きいが、近所に多目的に使える施設ができている。
そういう事情も考えれば、1年ほどの休館も十分乗り切れる状況にはあるのではないか。
そもそも他の地域にはこの規模のホールって全然ないし……
大阪・夢洲のIR計画では来訪及び滞在寄与施設として「夢洲シアター」の計画がある。
これが3500人程度入るそうで、近畿圏では飛び抜けた規模のホールになりそう。
6000人収容の会議室の正体
計画が具体化するまでは、6000人入る最大会議室ってのがホールだと思っていたのだが、
それはパーティーなどの利用も考え、平土間タイプということになっている。
この点では期待外れではあったものの、3500人でも大きいには大きい。
2000人程度のホールは全国的にもいろいろあるけど、
それを超えるとほとんどの地域は体育館や展示場になっちゃうんですよね。
(大阪城ホールが忙しすぎる原因の1つはこのギャップでは?)
その点では東京・横浜は非常に恵まれていますよね。