府立高専が変わるらしい

大阪府立工業高等専門学校という高専が大阪府の寝屋川市にある。

全国に3つある公立高専の1つで、府立高専と呼ばれている。まぁほかの府は高専設置してないからね。


最近知った話なのだが、府立高専では4年で具体的な専門へ分岐することにしているらしい。

入学するときには総合システム学科という統合学科なのだが、ここからいろいろ分岐する。

それにしても4年まで分岐が決まらないのはあからさまに遅い。

同様に統合学科を設けている東京都立産業技術高専は2年で分岐だ。

そのため電磁気や交流回路の解析などは4年で行う。これは電気電子系なら一般には3年までで行う内容である。

早くより基礎科目を行うことが出来るという高専の特徴が薄れてしまっていると思う。

4年次編入学してきた工業高校出身の学生は、「4年で分岐する府立高専は選ぶ気にならなかった」と言っていたが、まぁわからんことはない。

かといって工業高校を選ぶかとは思ったが。まぁ結果的には高専にいるわけですが、基礎科目の一部が欠けていて苦労してるそうな。


さて、その府立高専の改革案が出ているのだが、その主な内容を列挙すると、

  • 公立大学法人大阪府立大学へ移管する
  • 府立大学との連携強化
  • 本科卒業生の府立大学特別編入学枠・専攻科修了生の府立大学大学院特別入学枠の設定
  • 4年次編入学の定員を設定(10人)
  • 普通科高校からの4年次編入学も行う
  • 入学定員を200人から160人に減ずる
  • コースへの分岐を3年次に変更
  • 大阪府立大学工業高等専門学校 に改名

4年次の分岐は3年次からの分岐になるよう。まぁさすがに4年次では無理あるわな。

4年次編入学の拡充ですが、これはなかなか難しい問題。接続が難しいだろうからねぇ。

ただ、カリキュラムの再編も行われるようなので、それも考慮していろいろ設定するとよいのではないのでしょうかね。


それにしても府立大学との連携というのが目立ちますね。

やはり高専と大学は違うものですので、補完できる面はいろいろあるんだろうね。

それにしても「大阪府立大学工業高等専門学校」という名前はどうなんだろうね。

別に変えなくてもいい気はするのだがな。

まぁ公立大学法人大阪府立大学への移管というのは悪くないとは思うけどね。

法人の方が小回りがきく事情もあるようだし、個別に法人を作るよりは共同で設置した方が効率がよいのは間違いないだろう。

独立行政法人国立高等専門学校機構は極端な例だが。


これにより地方公共団体が直接設置する高専は神戸市立高専だけになる見込み。

神戸市はどうなのかなと思ったら、神戸市は神戸市外国語大学は法人化してるけど、神戸市看護大学は直接設置してるらしい。

特に法人化の見込みもないようだが、将来的には法人化もあるかもしれない。

ただ不思議なもので、高専だけを設置する地方独立行政法人を作っても公立大学法人という名前に成るらしい。

不思議なものだ。