狛江市民は市外局番をしばしば書かない

この前、狛江市に出かけていた。

狛江市は調布市と世田谷区に挟まれた小さな市である。

その小ささは全国2位、そんなんだけど人口8万人もいるんだそうで。


狛江市内で見た看板を見て「あれ?」と思った。

それは 「Tel.3430-1111」 のごとく、8桁の電話番号が書かれた看板がけっこうあったから。

確かに市外局番を省略して電話番号を書くことってあるけど、最近は見る機会減ったと思ってたのに、狛江ではけっこうあった。


ところで狛江市の市外局番ってご存じですかね。

実は狛江市は東京MAの03の市外局番を使っている。

これは諸説あるが、世田谷の電話局から狛江に電話を引いた名残だとされている。

行政上は調布市とのつながりが深い地域とされているが、調布市は武蔵野三鷹MAの042(旧0424)なので、市外通話になる。

今時、そんなに気にすることではないと思うんだけどね。

というわけで、3430-1111 というのを市外局番から言えば 03-3430-1111 となるわけだ。


市内の固定電話からかけることを前提とすれば、市外局番を省略して書くというのは効果的ではある。

とはいえ、市外局番から書いた方が市外の人にも親切だし、あと最近は携帯電話への対応の問題もある。

大量の電話番号を列挙する場合、例えば公共施設の電話番号リストでは今も市外局番の省略を使っているような気はするが。

でも、電話番号1個書くだけなら、もはや市外局番の省略なんてやらないよねぇ。

実際、うちの市内でも市外局番を省略している看板はそう見ない。

市外局番の変更を経験した地域も多いですから、作り替えるタイミングで市外局番付きに変えちゃった地域も多いんじゃないかな。

例えば、調布市だと 0424-88-0110 → 042-488-0110 のような変更をやってるわけなんだよね。

元々「88-0110」と書いていたものに「4」 を書き加えれば一応対応はできるが、どうせなら「042-488-0110」にしておこうという考えは成り立つ。


一方で東京MAは 03-430-1111 → 03-3430-1111 のように「3」を加える変更はあったものの、市外局番の変更自体は経験していない。

狛江で見たわけじゃ無いけど、古い古い看板だと取って付けたように「3」を書き加えたものはあった。

なので、特に市外局番から書き始めるように改めようという動機も乏しかったのだろう。

それと、なにより市外局番なしで通話できる地域がケタ違いに広かったというのもあるでしょうね。

だから、市外局番を意識する機会も少なかったのかも知れない。(でも調布とは市外局番付けないと通話できないんだが)


もはや市外局番の省略なんて積極的に使うことは減ってしまったが、昔はこんなことがあったそうだ。

そして、東京都区内(03局内)の電話番号は9桁で、日常は03を除き7桁で番号を教えあう状況だった。一方、多摩地区および周辺県は10桁だった。

つまり、「田舎者少女」にとって、都区外から来たことがばれてしまう、その歴然とした桁数の差は「恥ずかしいこと」だったのである。

(9桁の電話番号 (通信用語の基礎知識))

確かに昔は生活圏が狭かったから、6桁の電話番号(市外局番4桁の地域だった)で事足りていたよなぁ。

これが、東京というところでは、市外局番を省略した7桁(当時)の電話番号で事足りる地域が広かったので、それだけにギャップが大きかったと。

もはや過去の話とも言えることだが、狛江では未だにその名残がけっこう見られたと、そういうこと。


今にしてみれば、市外局番という足かせのせいで、電話番号逼迫対策がやりにくかった面はある。

携帯電話と固定電話の番号逼迫対策

その結果として柏MA、鴨川MA、所沢MAの3箇所で「04」という市外局番が発生してしまった。

要因は 0と1から始まる市内局番を使えないこと。0471-xx-xxxx → 04-71xx-xxxx となった柏MAはその顕著な例だが。

市外局番の省略を許容しないなら、なんでも敷き詰めればOKなのだが、それができないからとやった結果がこれ。

これでよかったのかなぁ? これらの地域内同士の通話にしか影響しないわけだけど。