階段を降りるときに、段の境目が見えにくいと怖い。
特に寺や神社の石段で急なもので、なおかつ周りが暗いと、かなり怖い。
注意深く降りれば踏み外すこともそう多くないけどさ。
そんな中、この前の週末に東京に行ったとき、とあるファストフード店で昼ご飯を食べようと思った。
カウンターで商品を渡されて、トレイを持って地下の客席に行こうと思った。
暗くて急な階段だから、注意深く降りてたんだけど、トレイを持ってるってこともあって、なかなか足下に目が行きにくい。
そんなところで、段を踏み外して、ガラガラガラと音がした。
まさか食器を落とした? と思ったが、食器と食べ物は無事だった。
じゃあ、なにがあったんだ? と思ったら、トレイに乗せてたスプーンとフォークを落としてしまったらしい。
この程度なら全く問題ではないが、あわや大惨事だった。
階段の段差を踏み外すと怖いということで、何らかの対策がなされた階段も多い。
1つは段差の部分に色違いのゴムをはめ込むという方法。
すべり止めという役割もあるが、境目をはっきりさせるという役割もあるはず。
駅などの階段では黄色と赤色のマークが端の方に貼られているのがあるが、あれも段差を踏み外さないための工夫である。
「歩行路認識シール」という名前のものらしい。(cf. 商品紹介 (ブライユ))
端の方にピンポイントで貼られてるだけだが、段差を見やすくするという点ではかなり役立つ。
特に古い階段は段差の端を目立たさせるという考えに乏しいものもあるから(商品紹介の写真など)、そういうところでは特に効果的だ。
あの店については悪条件がいろいろそろっていて、
- トレイを持って進むのが階段を降りる方向
- 階段が狭くて急
- 外から光の入ってくる1階から暗い地下階へ進むので目が慣れない
- 床が全体的に黒っぽい
よく考えると、トレイを持って階段を降りるファストフード店ってこれまで初めて当たった気がする。
注文口が1階で、客席が2階という店はけっこうあって、段を踏み外すかもなんて思ったことはあった覚えがない。
それがそもそもの間違いだと思うのだが、繁華街ということでやむを得ない面もあるのだろう。
それに対してリスクが高いと認識して、注意深く設計すればまだよかったのだが、実際にはそうではなかったと。
それがボロい店なら古い設計だなと言い放てたけど、最近改装したばっかりの店のようだったから残念だった。
現代の建築物・公共的空間であれば、ユニバーサルデザインの観点から問題が多いと単純に非難できるけど、
歴史ある寺や神社などだとなかなか非難するのも難しいんだよね。
そもそも石段というのが滑りやすくてダメで、それで急な段差を作るのもダメで、段差に対する注意喚起が不十分なのもダメ、
と本当は言いたいんだけど、手を入れにくいところってのはありますからね。
怖いなという感覚を持って注意して進むしか無いというのはどうしてもあるということかな。