らじる★らじる の録音システムを組み立てた話を取り上げた。
ラジオ第1とNHK-FMが対象だが、ラジオ第1については、平日は夕方5時からの番組を時差で聞き、
休日は起きてから朝5時からの番組を時差で聞きながらラジオ体操もしてと。
その時々のニュース、天気予報、生活に役立つ特集、ニュースの解説 とうまくまとまっているから、時差で聞いても役立つと。
昼休みとかタブレットをいじってるときにニュースを聞くのにも使えるのでは?
と思ったが、このシステムでは対応しきれないことに気づいた。
昼休み中に12時からのニュースがあるのだが、この時間は昼食を食べてるからリアルタイムは難しい。
かといって1時間単位で録音されるから、13時になるまでは12時台の番組を聞けない。
仕方ないね、と思ったんだけど、そもそもNHKはニュースの録音をWeb上で配信してたんだった。
それがこれである。
朝7時、正午、午後3時、夜7時のニュースを録音してアーカイブ化してるのだが、
終了後まもなく反映されるようで、昼ご飯食べて戻ってきたら、正午のニュースがすでにアーカイブ化されてるといった具合。
あと、早回しにして短時間で聞くこともできる。単なる早回しではなく、言葉と言葉の間を詰めたりしてる感じだが。
耳から入ってくるのでタブレットで他のことをしながらでも聞けるのがメリットである。
ニュースしかないんだけど、ニュースだけ短時間で聞きたければ役立つかなぁ。どうせ昼休みにそんなに時間取れないし。
今まで平日朝以外はまとまったニュースを知る機会というのはなかなかなかった。
中学生の頃は夕方にテレビを見ることもあったかもしれないけど、それは10年も前のことだから、それぐらい習慣がなくなって久しい。
朝はテレビでも見るし、タブレットで新聞も見るからいいんだけど、それ以外ではニュースはWebで見る程度。
あと休日も朝起きる時間がまちまちなこともあって、習慣になりにくいという難点があった。
そこをラジオの録音で埋めているわけだけど、けっこう1日の中でもいろいろ動きがあるものだ。
有識者の解説とか、ニュース以外では生活に役立つ特集とか、朝だけのサンプリングでは追いつかないほど、世の中はいろいろあるということだ。
NHKってテレビでも視聴者からのFAXやメールを紹介することがしばしばあるけど、ラジオはなおさらで、視聴者の声があれこれ差し込まれる。
ゲストとしてきてくれる有識者の声もいろいろ、録音してきた街の人の声もいろいろ差し込まれる。
聞いてみると驚くほどいろいろな人の声が流れてくる。
生の声をうまく生かしながら、理解が深まるように補足しつつ、多様な意見を紹介できるようにコントロールするってのは、なかなかできんぞと。
新しい発見が多くて、聞いてて心地よい。それが両立できるってのはなかなかないんだよね。
らじる★らじる の録音を初めてから、そういうメリットがあることがわかったが、確かにこれは値打ちがあると。