新入りのインクジェットの消印

ポストを見るとインクジェット式の消印が印字されたハガキが届いていた。

あまり消印が押された手紙が届くこともないが、インクジェット式の消印はまだ普及途上という状態。

実物を見るのは初めてだったのだが、こんなんだったんだね。


インクジェット式の消印はいままでの消印とはかなり見た目が違う。

消印の印影サイズを変更します。  (日本郵便)

今までの消印は郵便局名・日時を短手方向に横書きで丸く囲っていた。

これがインクジェット式の消印は長手方向に横書きで、なおかつ枠がない。

見るとけっこう驚く。


インクジェット式の消印の特色として、

画像認識により郵便料金と切手を比べることができること、

日時を変えるために印自体を変える必要が無いこと、印字スピードが速いこと、切手の段差に強いことがある。

時刻の印字もリアルタイムで変わるのは便利だと思うが、時刻の印字は今まで通り「12-18」と6時間の幅がある。

全体として見れば処理能力を上げるのに役立つということで、大規模な郵便局で使われつつある。

三重県の大半の消印押印を集約した四日市西郵便局で採用されたのがこのインクジェット式押印機だったらしい。(あてにならなすぎる消印)

そして、今日受け取ったハガキの消印は「東京北部」と和光市にある東京北部郵便局で印字されたものだが、

東京北部郵便局も多摩地域東部の消印押印を集約したときにインクジェット式押印機を導入したそうで、事情は一緒だ。

今後はこのような形で消印押印の集約化とともにインクジェット式押印機が導入されるのだろう。


ところで消印の色って何色かご存じだろうか?

えっ、黒色じゃないの? と思ったかも知れないが、よく見てみると単純な黒とも言えない。

一般的に使われる消印のインクは錆桔梗色とされている。

そう言う目で見てみるとなんとなく紫っぽい。ほとんど黒色だけど。

なぜ錆桔梗色なのか? 偽造防止のためと聞いたことがあるが本当だろうか?

じゃあインクジェット式の消印は錆桔梗色のインクを使っているのかというと、そういうことはなさそう。

並べてみると、インクジェット式の消印は黒色で押されていると言わざるを得ない。

そりゃそうかって感じだけど。


インクジェット式の消印が導入されたからって今までの消印が全てなくなるということはなく、

今後も窓口で押される消印は丸いままだし、

自動押印機のターゲットは定形郵便物だけ。定形外はいままでどおりローラー式の消印で押されるのだろう。(ローラー印と丸形印の使い道)

もっとも今までもローラー印はよくある消印のイメージには合わなかったわけだから、

インクジェット式の消印も新入りではあるが、そういうバリエーションもあるんだと理解すればいい。