謎多き学位記

今日は修了式、正式には学位記授与式というけど、まずはそのために会場へ。
会場につくと課程ごと学部・研究科ごとに席の割り当てを見ると、
修士では工学研究科がぶっちぎりで多いんだね。学部でも工学は圧倒的だけど、修士ほどではない。
博士は工学と同じぐらい多い研究科もあったけど、一応一番多いのは工学だった。
ただ、博士は出席率があまりよくなくてスカスカ。まぁ工学の博士はそれなりに出席率高かったけど、低い専攻は本当にまばらだった。
博士は研究科ごとに授与式もあるので、全体の式にはあまり興味がないのかも。


それで、学位記の授与では各学部・研究科で代表1人ずつの学位記が読み上げられるのだけど、
学部・研究科の名前と学位につく専攻名の対応っていろいろなんだなぁと思って聞いてた。
工学部・工学研究科だと 修士(工学) のように専攻名は間違いなく工学になるけど、そんなに簡単じゃない専攻もある。
学位の専攻名としては少々珍しい気はしても学部・研究科の名前をそのまま学位の専攻名に採用しているところもあれば、
よくある学位の専攻名にあわせている学部・研究科もあったり。
あと6年制の学部と4年制の学部を区別するために、学部・研究科内でも専攻名を変える場合があったり。
学士 (薬学) と 学士 (薬科学) の壁
式典での学位記の読み上げでわかることはそんなに多くはないけど、けっこう複雑だなぁと思いながら聞いていた。


そんな中で、あれと思ったのが修士の学位記の表記だ。
確か「工学研究科電気電子情報工学専攻の修士課程を修了したことを――」と書いてあった覚えがあるけど、
うちの大学で修士課程はほとんどなくて、工学研究科もそうだけどあるのは博士前期課程なんですよね。
だから、なんか不思議だなぁと思ってたんだけど、どうなんでしょ?
修士の学位を得るための課程という意味では正しいが、博士課程の前半2年というのが正式な立ち位置と思うが。
ちなみに、5年一貫の博士課程の前半2年を終えた時点で修士の学位を授与される人の学位記は、
「修士の課程に相当する」とか文言が入ってたので、ここは5年一貫ということを踏まえた書き方になってる。


その後、研究室に移動するのだが、けっこう修了式が終わるのが遅くて、この時点で13時ごろ、昼ごはん食べながら研究室に行くとけっこう遅くなった。
それからしばらくして学位記や証明書の受け渡しがあって、祝賀会があり、研究室の打ち上げがあり。
なにもかもおわって、23時ごろに解散し、研究室に戻ってきた。
早起きして寮に行かないといけないので、早いこと寝ないとならんが。なにかとあわただしい。