ふとテレビを見ていたら 西武・そごう のCMで初売りが1月1日と聞いて、「えっ!?」と思った。
百貨店でも1月1日が初売りなのか。
今や1月1日から営業という店はたくさんあるし、まして24時間営業で営業したまま年を越してしまう店すらある。
そんな中で百貨店というのは1月2日初売りというのが根付いている珍しい業種だと思っていた。
実際、今でも大半の百貨店は1月2日が初売りだ。
そんな中で全店とも1月1日からの初売りを宣伝する西武・そごうは独特だ。
とはいえ、1月1日が初売りの百貨店というのはそれなりにある。
例えば阪急百貨店、梅田の本店は1月2日が初売りだが、他の店はその限りではない。
千里、川西、宝塚、三田、阪急メンズ東京は梅田同様1月2日からの営業だが、
北花田、西宮、博多、都筑(横浜市)は1月1日からの営業となっている。
博多はちょっとよく知らないんだけど、あとはショッピングセンターに入っている店なので、そことの整合もあるんだと。
京阪百貨店にしてもくずはモール店、すみのどう店(ポップタウン住道オペラパーク内)、モール京橋店は1月1日から、
独立した店になっている守口店、ひらかた店は2日からだ。
ショッピングセンター全体での整合をどこまで重視するかは会社にもよるだろう。
近鉄百貨店奈良店の入る ならファミリー は1月1日から営業であるものの、近鉄百貨店はあくまでも1月2日が初売りだ。
近鉄百貨店はあべのHoop・and、名古屋の近鉄パッセなどの専門店ビルの運営も行っているが、これも1日はお休み。
ということはここに入っているテナントはどうがんばっても初売りは1月2日になるわけか。これは驚いた。
近商ストアも1月1日は休みだし、意外にも近鉄ってこだわりがあるのね。
よくわからない使い分けが見られるのがヤマトヤシキ、
姫路店は1月1日から、加古川店は1月2日から。なぜ?
姫路にはヤマトヤシキの他に山陽百貨店もあるから、そことの競合かなと思ったら、こちらは2日から。
こういうのって合わせた方が相乗効果が見込めそうなもんなんですけどね。そうでもないんかな。
いずれにしても全ての店で1月1日を初売りとした西武百貨店・そごう のインパクトというのはかなり大きい。
1月1日からの営業を行うことにしたのは2013年の年始からということで、来年で3回目となる。
元日初売り、福袋などに列 そごう・西武は全店で初 (日本経済新聞)
社長は「世の中が大きく変わる中、旧来の百貨店業界の慣習にとらわれずに、消費者のニーズに対応していくことが求められている」と言っていたそうだが。
うーん……そうかなぁ。ただ、都心立地以外では1月2日からにこだわらない店も増えているのは先に書いたとおりですし、
ここは2日から、ここは1日からと使い分けるぐらいなら、全部1日からにしてしまえというのは確かに合理的ではある。
特に西武百貨店は郊外店も多いでしょうし。
まぁこういうCMを見て驚いたのは確かだけど、もう心斎橋にもそごうはないし、あんまり関係ないなというのが正直な感想なんですけどね。
そういうオチ。興味を持ったといいながらも、やっぱ関係ないやって。関係あってもどうせ初売り行かないんだけどさ。