寄付金はどこにいくの?

この前、高専の同窓会から手紙が届いて、高専祭とそこで開催される総会の案内が入ってたのだが、

それとともに50周年記念事業への寄付を呼びかける文書も入っていた。


寄付をせびるといえば、うちの大学もそうだ。研究環境の充実のために寄付を募っている。

学校というのは得てしてそういうものなのかもしれないが、

しかしその寄付金がどうなるのかというのは気になることだ。


高専の50周年記念事業への寄付の使い道の筆頭は記念式典の開催と記念誌の作成だという。

まぁこれはわかるわな。

一定の寄付してくれた人には記念誌をくれるそうだ。

ただ、口数が少ないと電子版になるようだからありがたみは薄いが。

とはいえそれだけではなく、学生支援や地域との連携を深めるためにも使うということも書かれているが、

これがあまり明確ではない。


明確ではないとはいうけど、使い道は列挙してあるんだけどね。

ただ、キャンパスの環境整備は税金ではできない部分なのかは明確ではないし、

国際交流事業の推進といっても、この事業の寄付金では継続的に学生を派遣したりそんなことはできないだろう。

図書の充実というのはもっともらしいことだが、定期的な購入では追いつかない部分が何なのかはわからない。

インターンシップの充実にお金がいるというのもピンと来ないのだが、

新しいインターンシッププログラムを開発して継続的に実施するという意味ならなるほどとは思うけどね。


まぁ基金を作って運用益でなんかするならわからんではないんだけどね。

というか調べたらうちの大学はそれをしたいようだ。

そうはいっても今の時代に運用益なんて期待できるんかという話なんだけどね。

まだ始まって数年のようだけど、基金への積み増しよりも取り崩しの方が大きいようだし。

基金を作ってなんてことがかなわないなら一度限りの事業になるわけだが、

そこで将来にわたって役立つ事業ができるのが好ましいと思うのだが、どういう事業がよいのだろうか。


そういう将来像を示せるかどうかってところが寄付への協力を呼びかけるポイントかもしれんね。

まぁメインは記念式典と記念誌だろうし、そのための費用を確保した余りを学生支援などに使うというのが本音かもしれんけどね。

それでも、記念誌の電子版をもらえるぐらいの寄付はしてもいいかもしれない。

そんな大金は寄付する余裕はないけどね。