最近Simutransで年代設定ありで遊んでいる。
1930年代だとバスでろくに人を運べないから市内交通の中心は路面電車になるわけで、
それで路面電車を走らせていたらこれを郊外に伸ばしたら隣町に人を運べるなど考えてインターアーバンのできあがり。
ただ時代が進むにつれてお客さんも増えてきて大変なので普通鉄道の電車が出てきたあたりから路上走行区間を減らして、
停まってばっかりではうっとうしいので急行を走らせたりした。
それで急行を走らせると各停との間が詰まってくるので追い越しが必要になってくる。
というわけで追い越しのための設備を作ることにした。
まわりの土地に余裕がある急行通過駅の外側に線路を追加してここにホームを設置する。
そしてその駅より手前の信号をいくつか取り除いてある程度信号のない区間を設ける。
そして駅を出たところに信号を置く。これで通過列車が停車列車を追い越ししてくれる。
複線で列車同士の追い越しを設定する方法 (Simutrans日本語化・解説Wiki)
まぁともかくこうすれば急行と各停が接近したら追い越してくれる。
Simutransにはダイヤというものがないから追い越しが起こる条件はわりにいい加減にしか設定できない。
実際の鉄道ではダイヤを定めて走らせているから、ここで追い越さないと詰まるから追い越してとか考えてやるのが普通だと思う。
あとSimutransでは実現できないけど、実際には上位の列車と下位の列車の乗り継ぎを考えて設定されていることも多い。
近鉄大阪線だと昼間は国分、ラッシュアワーは五位堂で急行・区間快速・快速急行と準急・各停の追い越しが行われる。
ここで追い越される準急から追い越す区間快速に乗り換えるとか、逆に区間快速から準急に乗り換えるとかできる。
昨日八尾に行くのに使ったのだけど便利ですね。
よく考えられてるのは分かるのだが、通過待ちでやたらと待たされることもある。
先日こんなことがあった。
急行に乗ってたら特急待ちというから待ってたら特急がやってきた。
なかなか出発しないなとおもったら切り離しをやってたらしい。切り離して電車が出て行った。
これだけでもずいぶん待たされたと思うのだが、なぜか急行より先に切り離した残りの特急車が車庫に走っていった。
おい、とおもったら、しばらくしてその線路を別の特急がびゅーんと通過。
こうして特急2本に追い抜かされて出発。なんと10分待ちである。ここまで待たされたらたまらんな。
まぁいかにも大阪線らしい話で。特急切り離し待ちも特急2本待ちも探せばたくさんあるはず。どっちもってのはめずらしいと思うけど。
特急2本待ちとかいやがらせにしか見えんが、近鉄大阪線の事情を考えれば分からんことはない話である。
近鉄大阪線は毎時4~5本もの特急が走っている。急行は毎時3本、ラッシュアワーでも4本ぐらいだから特急の方が多いぐらい。
急行が終点まで特急に抜かされずに走るなんてなかなか厳しいものがある。だから1回は抜かされると考えよう
すると2回特急に抜かされないといけない急行が出てきそうなのはだいたい予想は付く。
特急が特急を抜かせる駅とかまぁ限られるから、その範囲でいろいろ考えてはいるのだろう。
そんなことを考えていないSimutransでは、
接近してるのに追い抜きをせずに進んで追いつかれたり、一方で3本抜きされたりまぁむちゃくちゃですわ。
それに比べればよっぽどよくできてるのかなとは思いますけどね。