普通分配金と特別分配金の違いはなに

SBI証券からとある投資信託の運用報告書が届いていた。

わざわざ郵便で送ってくるとはな。

大概のものを電子交付にできるのに。


せっかく届いたしぱらぱら読んでいたら、分配金のことが書いてあった。

ここ6ヶ月の間105円の分配金を毎月出してきたということが書かれている。

そこに普通分配金と特別分配金の計算方法ってのが載ってる。


そもそも普通分配金と特別分配金とはなにか。

普通分配金とは儲けを分配したお金のこと。なので税金がかかる。

一方で特別分配金は元本の一部の払い戻しに当たるので税金がかからないと書かれている。

これだけ見てもさっぱりだが、計算式と比べればなるほどという話である。


購入時の元本を個別元本と呼んでいる。

これを分配金を出すと分配金の分、その価値が下がるのだが、その後の基準価額を分配金落ち後基準価額と言う。

この個別元本と分配金落ち後基準価額を比べる。

もし元本落ち後基準価額が個別元本より大きければ、分配金は全額儲けに相当するので全て普通分配金になる。

逆に元本落ち後基準価額が個別元本より小さければ、分配金は元本の一部を削って支払っていることになる。

この元本落ち後基準価額と個別元本の差が削られた分だから、これを特別分配金として支払う。

そして特別分配金と普通分配金を足して支払う予定だった分配金になるように普通分配金の額を決める。

そして特別分配金の分だけ元本を削ったのでその分を個別元本から引いて終わり。


残念な事に分配金は全て特別分配金だったから、儲かってはないようだ。

どうも債券価格が上がったり下がってるらしく、ちょうど下がっている時だったようだ。

それでも分配する意味があるのか、という疑問はあるかも知れないが、全体としてバランスが取れると考えているのだろう。

毎月分配されるのがウリなわけですし。

最近はこのファンドの評価額もまた上がっているようなので今度は普通分配金も出るかな。まぁわからんけどね。