今日は比較的近所でお出かけ。
目的地は近くの村にある自然公園、コミュニティバス再編のどさくさ紛れで一時期バスがあったが、
そもそも公共交通の不便な村、早々に廃止されてしまったのだった。
昔から気になっていたのだが、バイクがあれば行けるねと。
ルートを調べると、短いルートが提案されたのだが、あまり知らない道で不安があったのと、
急勾配がずっと続くというので、往路はある程度知っているルートを走ることに。
実は高専時代に自転車で県道をほぼ走破したこともある。若気の至りか。
ただ、このルートもそこそこ勾配がきつくて、15km/hぐらいまで速度が下がる区間も多かった。
復路は全体的に下り坂で、迷うポイントも少ないだろうと最短ルートを行ったが、
この非力なバイクでこの勾配で続く延々と続く上り坂を行くのは無茶だろと。
なかなか厳しい旅だったが、山からの景色はよかったし、いろいろ景勝地もあり、楽しい目的地だった。
昼食を事前に仕入れるために近所のスーパーに寄ったのだが、
駐輪場には自転車もバイクもとまっていたけど、バイクはいずれも原付一種だった。
地元だとバイクの中で原付一種というのはそこまで多くない印象なのだが、
ここにやってきて市街地を走るバイクは原付一種が圧倒的である。
郊外だとやはり原付一種は重要なのか。
ご存じの通り、排ガス規制のため排気量50cc以下のエンジンを搭載した原付は製造中止になることが決まっている。
今後も出力制限された排気量125cc以下の二輪車は道路交通法上の一般原付として扱われる。
(道路運送車両法上の区分も原付一種となるとみられる)
取扱は大きく変わらない想定だが、従来よりも重くて高くなるとは言われている。
またスーパーで三輪の原付を見たが、今後はエンジン車で作ることはできないと考えられる。
電動ならば三輪の原付は今後も作れますけど。
原付一種のニーズが高いのはやはり運転免許の都合なんだろうか。
普通自動二輪免許(小型限定)との比較でさえ難易度は大きく違うと言わざるを得ないし。
50ccのバイクが買えないなら免許取るわなんて人はまずいないだろう。
そんな中で代替手段としては何が選ばれるのだろうかというのは気になる。
ほぼ今まで通りの使い方ができるであろう出力制限されたエンジン車なのか、
排ガス規制とは無縁になる電動の一般原付なのか、どうせ電動ならばと免許不要の特定原付なのか。
冒頭に書いたような坂でへばるような車では代替になりませんわな。
この車の出力は0.35kWで、原付一種(特定原付含む)の上限よりは低い。
上限の定格出力0.6kWならばもう少し粘れるだろうとは思う。
ただ、それ相応のバッテリーが必要なわけで、価格的にどうだろうかとも思う。
モーターの出力だけではなく、バッテリーの出力・容量も求められるから。
電動車にとって充電池というのは大きな課題ではある。
安価に作ろうと思えばだいぶ安いだろうけど、それが満足いくものであるかは別問題。
短期的には現在の原付一種の代替は出力制限したエンジン車、
長期的には電動車、その中には特定原付も、というのがおおかたの予測か。
一方でスーパーで買い物した後、山道でバイクと多く遭遇したけど、
そのバイクというのは原付一種でも原付二種でもなく、それより大きなバイクばかり。
というのも、高速道路とあわせて走るケースがほとんどだからだと思う。
原付二種としても高速道路は走れませんからね。それではいろいろ不便である。
そんなのでバイクは白いナンバープレートばっかり見てる気がしますね。
普段はピンク色のナンバープレートのバイクに遭遇することが多いのに。