KIPSカードをどうするか

帰りも東名ハイウェイバスに乗って帰宅。

特に渋滞にもひっかからず1日ずらしただけでこんなに効くもんか。


今回の旅行中、考えていたことがあって、それがKIPSカード、PiTaPaをどうするかということである。

実はこれまで使っていたKIPS 三菱UFJ-VISAカードは今年10月に利用停止になる。

これは発行元の三菱UFJ銀行の都合ではないかと思う。

同社はすでにクレジットカードの新規発行を停止している。

グループ内では三菱UFJニコスがクレジットカードの発行をしているので、そちらに集約しているようだ。

で、KIPSカードが使えなくなると付帯するPiTaPaも道連れで、秋に関西に行く頃には使えなくなる。


このような事情もあり、代替としてKIPS MUFGカードへの移行を提案してきている。

三菱UFJニコス発行のKIPSカードへの移行ということである。

所定の申込みを行うと、KIPSポイントは継承されるということらしい。

PiTaPaも移行後のカードに付帯する形で新規に発行することができる。


そもそも近鉄沿線あるいは関西から離れて長いのに、KIPSカードを維持しているのも考え物で、

それでも従来のKIPS 三菱UFJ-VISAカードは年会費が無料だった。

PiTaPaは年1回以上使わないと維持費がかかるが、ショッピングは全く使わなくてもよいと。

PiTaPaを年に1回使うだけならば、達成出来る状況が続いていたので維持し続けていた。

移行後もPiTaPaについては事情は変わらないのだが、クレジットカード側は年会費無料ではなく、

PiTaPa保有者の場合、年に1回以上のショッピング利用がなければ年会費がかかる。

(PiTaPa保有者でなければ年5万円以上の利用が必要なのでかなり緩和されているが)


というわけでそもそもPiTaPaが必要なのかというのが論点の1つである。

ただ、関西であちこち移動するとSuica残高はすぐ尽きてしまう。

オートチャージが効かないからである。

ただ、モバイルSuicaを使えば東日本管内を離れてもチャージはできる。

なので乗るだけならなんとかなるのだが、やはりPiTaPaは便利である。

今回の旅行はいいフリーきっぷもなかったのでPiTaPaでだいぶ近鉄に乗って、

利用額割引も相当な額になるはずで、PiTaPaを使う実利もけっこうある。

今後もこの状況が続くかはなんとも言えないが有用ではあるだろう。


その上でPiTaPa発行だけならKIPSにこだわる必要もないのだが、

今回のKIPSカードの移行キャンペーンではだいぶKIPSポイントが付与される。

これも近鉄沿線でもない人がKIPSポイントをもらっても使うのが難しいのだが。

KIPSポイントの使い方としてはこんなところが考えられる。

  1. 近鉄駅のファミリーマート (1ポイント単位で可)
  2. インターネットでの特急券購入 (特急料金全額をポイントで払えれば可)
  3. 近鉄百貨店・近商ストアなど (1ポイント単位で可)
  4. 特急券窓口での乗車券・特急券などの購入 (事前にクーポン交換が必要)
  5. 近鉄百貨店の通販 (1ポイント単位で可)

5.以外は沿線でないと使い道がないやつである。

今までは少額だったので1.で使っていた。しかし、金額が大きいとこればかりで使うのは難しい。

近鉄特急に多く乗るなら2.でよいが、近鉄沿線に行くのに決まって特急に乗るというわけでもない。

そこで考えたのが4.のクーポンに引き換えて特急券窓口で使う方法である。


昔は近鉄の特急券窓口にKIPSクーポン引換機があったのだが、

撤去されてしまいWebから申し込んで送ってもらう必要がある。

2000ポイントから交換可だが、今回付与されるポイントはそれ以上である。

特急券窓口での支払いに現金同様に利用できるものらしい。

わざわざ乗車券の購入を窓口でやるのは面倒だが、例えば週末フリーパスの購入、

利用開始前日までに窓口に行けることが前提とはなるものの、5000円もドカンと使える。

うまくやればかなり効果的ではないかと思う。

というわけで帰宅してからKIPS MUFGカードへの移行申込みを行った。


年1回のショッピング利用というのはなんとでもなる話だが、

今まで年会費のことに気を払わなくてよかったのが多少なりとも考えないといけないのは面倒である。

(折しもJ-WESTカード ベーシックの年会費で失敗をしたばかりである)

なのでいつまで持たせるかはわからないけど、少なくとも2年はこれで行くでしょう。

その先はまた考えて、KIPSカード継続か、PiTaPaを他のカードに付帯させるか、そもそもPiTaPaをやめるか。

関西各社ではクレジットカードのタッチ決済の導入準備を進めている。

PiTaPa特有の割引はともかく、残高のことを気にせず乗れるという点ではそれも代替策になりうる。


あと、今回のKIPSカード移行で三菱UFJ銀行の口座も必要性がなくなるな。

元々この口座はKIPSカードのために作ったという側面が強い。

大学院入学前、近鉄の定期券の支払いができて、PiTaPaが使えるということで、

KIPSカードの中で年会費完全無料なのはこれだということで選んだのだ。

都市銀行の口座があると便利だろうというのは多少あったものの、

あの地方銀行の口座でも事足りたとは思う。

新しいKIPSカードの引落は他のクレジットカードと同じスルガ銀行にしたので、

クレジットカード(というかPiTaPa)支払用という意義もなくなる。

口座店こそ遠いが、市内にも支店はあるし何か使い道はあるかもしれない。

残高は引き払うかもしれないが、口座解約まではしないかな。