京成の5枚目の運賃表

今日は中央道経由のバスで帰宅。もう最近はこれが定着したな。

帰り道に買い物するにも便利ですからね。


京成電鉄が新京成電鉄を合併することが決まったそうだ。

【速報】京成電鉄、新京成電鉄を吸収合併へ 2025年4月 現在の路線・駅は維持する方針【追記あり】 (千葉日報)

確かに新京成電鉄は京成電鉄の100%子会社だし、

合併により社内でリソースの共有が出来る点はメリットがあるかもしれない。

ただ、利用者にとってはほぼ変わらないようだ。

「新京成線」の路線名を存続するかは今後検討する。新京成の運賃については京成線に組み込まず、現在の運賃体系を維持する方向で調整している。

同じ会社になるけど運賃体系は従来通り別建てになるようだ。


これにより京成電鉄は5種類の運賃体系を持つことになる。

すでに京成には4種類の運賃体系が存在する。

  • 京成電鉄線
    • 千原線以外(本線・千葉線他)
    • 千原線 [旧千葉急行電鉄]
  • 成田空港線
    • 高砂~印旛日本医大間の各駅相互 [北総鉄道の運賃表と同じ]
    • それ以外 [2010年以前の北総鉄道の運賃表をベースに33km超を拡張]

京成電鉄線と成田空港線は旅客営業規則も別々に規定されている。


合併後も運賃体系が別立てというのは千原線という先例があった。

京成電鉄線の規則に新京成線の規定を書き加えて対応するのか、

合併前の新京成電鉄の規則を、京成電鉄の新京成線(?)の規則に引き継ぐのかはわからないが、

どちらにしても利用者にとってはあまり変わらない形になるはず。


1つの鉄道会社が複数の運賃体系を持つというのは本当に珍しい。

京阪が本線系統と大津線系統で別々の運賃になってるのが近いかなぁ。

JRは地方交通線は幹線の1.1倍なので根本的に別の運賃表とは言いがたい。

電車特定区間などの割安な運賃は条件に当たらない場合は幹線の運賃になる。

このような事情を考えれば基本は幹線の運賃表1枚であるとも言える。

建設費回収などの事情で加算運賃を規定する場合もあるが、

この場合は回収状況の情報公開が求められている。(cf. 加算運賃はいつなくなるか?)

すでに認可された運賃に手を付けずに加算する都合、こういう制約がある。


京成の場合は千原線と新京成線(予定)は合併前の運賃体系を継承するため、

成田空港線は線路を共用する北総鉄道との関係性がある。

このため複数の運賃表を持つことを正当化しやすいという事情はある。

実際のところ、新京成は京成より距離当たりの運賃は割安だという。

カーブが多く、線路の距離の割に進めないことを考慮した結果らしい。


良くも悪くも変わらないというので利用者への影響は小さいと言えるが、

京成津田沼駅を介して両社直通運転をしていることを考えると、

合併後は初乗り2回になるところの割引強化という期待もあるとは思う。

果たしてどうなるんだろうか。