小説だけど絵と声が決まっている

最近、BOOK☆WALKERで小説を買うことが多い。

まぁ小説といってもライトノベルですがね。

電子書籍で雑誌や漫画はともかく小説はと思っていた時期もあったが、

やはり持ち歩いて読むにはこっちの方がよいのはある。


数ある電子書籍プラットフォームでもBOOK☆WALKERはライトノベルが売れることで知られてるそう。

BOOK☆WALKERはKADOKAWAのグループ会社が経営しているが、

出版社としてのKADOKAWAはライトノベルレーベルの主要なものが集まっている。

同社にとって大きな注力分野で、自社の電子書籍プラットフォームでも力を入れている。

これは自社に限らず、他の出版社のライトノベルも含めてのことである。


ライトノベル(ラノベ)という言葉が定着したのは2000年前後かと思われるが、

そこから20年も経過すれば、ラノベらしいことは他の小説にも波及しているわけで、

これがラノベだと言える明確なことはないんだけど……

ただ「表紙買い」という言葉があるように、小説なんだけどビジュアルがあるってところですかね。

このため漫画やアニメとの親和性が高いというのはある。

そしてなぜかアニメにもなっていないのにキャラクタに声が付いていることがある。


実は最近買い込んだ作品というのはプロモーションビデオで注目を浴びた作品だったりする。

【Lynn×市ノ瀬加那】少女たちは不器用に求め、触れ合う。『週に一度クラスメイトを買う話』PV【ファンタジア文庫】 (YouTube)

高橋李依と上田麗奈が泥沼三角関係を熱演! 電撃文庫『わたし、二番目の彼女でいいから。』PV (YouTube)

【大橋彩香×田所あずさ】『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(ムリじゃなかった!?)』4巻発売記念スペシャルPV (YouTube) 

上2つは本当に最近買ったものだが、一番下はだいぶ前に買ってますがPVきっかけという点では挙げておく。

これらの作品は別にアニメになるとかそういう話はない。

ただ、作品のPVとして声が付けられただけである。


そんな中でもかなり特異な作品がある。

伊藤美来×豊田萌絵『声優ラジオのウラオモテ』PV【電撃小説大賞《大賞》】 (YouTube)

驚くべきはこのPVの制作時期である。なんと小説1巻発売前である。

だから小説が初めて発売された段階でキャラクターのビジュアルと声が決まっているわけだ。

なぜこのようなことが起きたかというと、この作品が大変な期待作であり、

なおかつ題材から発売前から「Pyxisの夜空の下de Meeting」というラジオ番組(映像付き)とコラボしていた。

Pyxisとは 伊藤美来・豊田萌絵 による同事務所2人のユニットである。

2人で歌っていた時期もあるが最近はあまり……一緒にトークすることはあるが。

この流れでメインの2人をPyxisの2人が演じることになったのである。


とはいえあくまでも小説。キャラクタの声を生かす機会は限られる。

2021年にオーディオブックとして2人の朗読が商品化されたが、

キャラクタを演じるという点では昨年、朗読劇が行われたとき。

これもまたユニークですね。なんと声を生かす機会が舞台だったのである。

そして来年にはTVアニメになることが決定したという。

メイン2人の声は引き続きPyxisの2人とのこと。

アニメ『声優ラジオのウラオモテ』2024年放送決定【電撃文庫 30th 夏の祭典オンライン 2023】


ちなみに小説内の2人とPyxisは言うほど似てはいない……気がする。

というのをTVアニメ化の報を見て小説を買って読んで思ったんだけど。

実際のところ、この2人が演じるキャラクタとしては珍しいタイプである。

それをこうして演じるのはすごいと思うけど、真にキャラクタに合った声を追い求めればこのキャスティングではないかもしれない。

ただ、声優ラジオの相方同士で長くやってきた点ではコンビだし、

声優として多彩な仕事を経験してきた2人なので、そこは役作りに生きているはず。

なによりこの作品とは小説が発売される前からの付き合いですから。


一方でアニメになるときにキャスティングが変わることもしばしばある。

昔は漫画・小説のアニメ化でドラマCDとまるで違うとかいう話は多かったが。

最近はどうなんでしょうね? 目立った話は聞かないけど。


小説でありながらビジュアルがあるのはライトノベルの特色ではあるが、

一方で本質は小説であり、文字から想像する部分が多いのは当然のこと。

「わたし、二番目の彼女でいいから。」は思い浮かぶのは地獄絵図ばかり。

最近になってコミカライズが始まったけど、これ絵にして大丈夫なやつなのかな?


小説のキャラクタに声が付くのはアニメとかドラマCDになるときと考えがちだけど、

案外そうではないんだよという話だった。

「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(ムリじゃなかった!?)」は最近もう1人声が付いてたな。

こうやって外堀を埋めていくといつか……あるのかな?

集英社もコミカライズには力を入れているようだったが。