別の証券会社も使う

今まで、専ら SBI証券 で株式・投資信託の取引を行っていた。

これを今年からは 株式の取引は GMOクリック証券 を使うことにした。

というのは株主優待の都合なんですけどね。


GMOインターネットの株式を持っていると、GMOクリック証券の取引手数料に対して優遇を受けられる。

GMOクリック証券で対象期間中に生じた売買手数料合計額のうち、5,000円を上限にキャッシュバックいたします。

(株主優待 (GMOインターネット))

半期ごとに5000円までキャッシュバックしてくれると。

これを目当てにしてGMOクリック証券の口座を開設していたのだが、今まで使ってこなかった。

というのも、NISA口座がSBI証券にあって、SBI証券ではNISA口座での株式売買手数料が無料になっているから。

(NISA口座では株式売買手数料を無料にしている証券会社は多く、GMOクリック証券も同様のことをやっているが)

今年からつみたてNISAに移行したので、NISA口座で株を買うことはできなくなった。(指定の投資信託の積み立てだけ可)

というわけで、株式取引についてSBI証券にこだわる理由がなくなってしまったのだ。


最初にはSBI証券から引き払うことも考えたのだが、それはするべきではないと判断した。

これを検討していた当初、SBI証券とGMOクリック証券には決定的な差があった。

それはGMOクリック証券には投資信託の取り扱いが無かったということだ。

というか、SBI証券はとにかく取扱商品が豊富なんだよね。それにはなかなかかなわないと。

NISA口座では株式も投資信託も買えた方がよいということで移行するということにはならなかった。

去年2月からGMOクリック証券でも投資信託の取扱が始まったが、取扱銘柄は62本とSBI証券より2桁少ない。

おそらく、つみたてNISAを想定して、つみたてNISA対象になるような投資信託に限って取扱を始めたというのが実情なのかなと。

それはそれでいいと思うんだけど、最近取扱を始めたばっかりということはこういうことだと。


見ている限りでわかるのは、SBI証券は総合証券会社を指向していそうだということ。

SBI証券はインターネット発祥の証券会社だが、実は対面取引も少しやっている。

グループ会社では保険業もいるし、銀行(住信SBIネット銀行)もいるなど、なかなか事業内容は幅広い。

一方、GMOクリック証券は手数料の安さを掲げて業界に乗り込んできた証券会社だ。

なおかつ、事業規模としては株式取引よりもFX(外国為替証拠金取引)の方が大きいみたいね。

特に店頭FX取引については日本一の取引高とのこと。実質的な手数料とか取引ツールの使いやすさにシビアだからこそか。

おそらく、最近まで投資信託の取扱がなかったのは手数料とかシステムとかというところで差別化できる要素がなかったからだろう。


両社を比較すると上の通りだが、国内株式の現物の売買をやるという点ではどちらでもよいと言える。

SBI証券ではPTS取引(株式市場とは別の私設市場での取引)が有利ならそちらに取り次ぐこともあるけど、それがないぐらい。

手数料の定価はほぼ同程度、株式優待でキャッシュバックされるからGMOクリック証券の方が有利だが、それがなければどっちもどっちという感じ。

GMOクリック証券が安い手数料を掲げると、それに対抗してSBI証券が手数料を見直すということをやってきたから、あまり差がないのだろう。


ただ、やっぱりSBI証券にはかなわないなと思うのが、預かり金の入出金について。

SBI証券の預かり金は住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金と紐付いている。

そのため、預かり金の入出金は SBI証券で行う方法と、住信SBIネット銀行から行う方法がある。

SBI証券の入金方法は、ネットバンキングの即時入金 か 銀行振込 、出金方法は指定した口座への振り込みとなっている。

住信SBIネット銀行はキャッシュカードで普通口座からの入出金ができる。

普通口座とSBIハイブリッド預金は相互に即時振替できるから、SBIハイブリッド預金→普通預金→ATMで引出とできる。

あと、実はSBI証券もATMカードを発行していて、これを使っての入出金も出来る。(ATM手数料は住信SBIネット銀行からの方が有利だが)


GMOクリック証券も入出金方法はSBI証券と同じ、即時入金か振込で入金し、振込で出金する。しかし、これしか方法がない。

入金については、対応している銀行の口座を介して入金すればよい。

例えば、ゆうちょ銀行の口座にATM入金して、ゆうちょダイレクトから即時入金するとか。

今回は住信SBIネット銀行から即時入金した。SBIハイブリッド預金から普通預金に振り替えて入金したんだけど。

ところが出金は振込以外の方法が全くないんだよね。

振込で出金の場合、受付日の翌営業日なので、引き出しまでには少し時間がかかるのが難点だ。

SBI証券+住信SBIネット銀行が便利すぎるのだが、比べるとやっぱり不便だよね。


ただ、この点について、GMOクリック証券もSBI証券に追いつく日が来るかも知れない。

GMOインターネットは あおぞら信託銀行 に資本参加し、GMOあおぞらネット銀行 に改名させることを決めている。

ここにはいくつかの意図があるのだが、GMOクリック証券との連携も想定しているよう。

どういう形で連携するのかはわからないけどね。


今後もSBI証券はつみたてNISAなどで活用していくんだけど、GMOクリック証券を適宜使うことになるだろう。

実はGMOクリック証券の口座は2年前ぐらいに開設したんだよね。

ただ、何の取引にも使ってなかったんだが。使いたいときにすぐに使えるようにと準備だけしてあったと。

証券口座を作るのってめんどくさいですからね。だから早い内にやっとこうと思ったんだけどさ。

やっとこさ役に立つ日が来たって話ですね。