僕が働いているのはいまだに抵抗をギザギザで書くのがあたりまえの職場である。
今のJIS/IEC規格では抵抗は四角で書くことになっているのだが、それに反して旧規格を専ら使っていると。
製造図面の回路図でも平然とギザギザの抵抗が書かれているから、一貫している。
ただ、本当にJIS/IEC規格に完全に準拠した回路図なんてあるのかな? という疑問もある。
その1つが論理回路の記号だ。
論理回路の記号としては慣例的にMIL記号が使われることが多い。
アメリカ軍規格で使われていた記号なんだよね。一時JIS規格になっていた時もあったようだが、現在は廃止されている。
現在のJIS規格ではIEC規格と同じ表記法を使っているのだが、それだとこんな記号になるんだ。
JIS C 0617 電気用図記号#論理回路 (cega.jp)
四角に &でAND、≥1でOR、=1でXOR、これに丸をつけるとそれぞれ反転となると。
けどこんな記号、使われてるの見たこと無いんだよなぁ。
論理回路の記号についていえば、MIL記号よりもJIS/IEC規格に準拠した記号を使う方がよっぽどまともに思える。
MIL記号自体は国際的な標準化の枠組みの中で決められたものではないから。(ANSI規格にデファクトスタンダードとして掲載されてるようだが)
けど、あまりに長い期間にわたりMIL記号が広く使われてきたので、どうしても覆せないんだよね。
JIS/IEC規格に切り替えるべきという強いメッセージがないとなかなか切り替わらないんだろうなぁ。
どうしても切り替えないといけない理由も見あたらないから、放置され続けているんだろうが。
標準規格をぞんざいに扱うことはできないけど、使っていこうという機運が全くないというのもまた事実。
もう1つ、使ってるのを見たことが無いのがオペアンプの記号。
もともと三角に+と-の入力が付いた記号だったのが、四角に ▷∞ と書いて+と-の入力がある記号になると。
旧記号もIEC規格だったはずで、世界的にも広く使われている記号なのだが……なんで変えたんだろね?