工芸館にはなにがある?

今日は北の丸公園に行って芸術鑑賞をしてきた。(それだけじゃないという話もあるが)

ようは東京国立近代美術館に行ってきたんですね。


近代美術館は本館と工芸館という2つの建物がある。

本館の常設展に入れる観覧券(大人430円)を買うと、工芸館にも入ることができる。

一方で工芸館は単独の観覧券を売っており、こちらは大人210円となっている。

工芸館の前の案内書きには観覧料は大人210円とだけ書いてあるけど、

本館にも入ると言えば、本館で売っているのと同じ、430円の観覧券を買うことができる。

すなわち、工芸館→本館の順番で回ってもよいということで、今日はそうしたのだ。


工芸というのは、実用品の芸術って意味ですかね。

工芸館の展示物は芸術品として展示されているものの、大半は実用品としての機能を有するものである。

布ものであれば、衣服として着ることができ、焼き物ならば水を貯めたりすることができたり、

木工ならばものを入れたり乗せたりできたり、金物ならば重しになったり、留め具となったり。

ただし、中には実用品としての機能を持たず、鑑賞するのが目的の全てというものもある。

特に金物ですよね。「置物」というのが機能の全てでも、それはそれで工芸品として扱われている。

焼き物も大半は何らかの機能を持っているが、中には置物としての役割しか持たないものもある。


おそらく美術館としては、工芸的手法で作られたものは全て工芸として扱っているのだろう。

純粋に芸術品だとしても、それが壺を焼くのと同じ手法で作られるなら、それは工芸として扱うと。

僕の理解としてはこうである。

焼き物でこんなの作るんだとか、金属の腐食をコントロールするとこんな色を出せるんだとか、そういう発見もあるかもしれない。

確かに絵画などとはかなり仕組みが違うので、本館の展示とはかなり趣が異なる。

まぁ現代美術の中には、金属加工技術を生かしたような作品もあるので、そことは似ているかも知れない。吹っ飛んでるけど。


工芸館も本館も全部見ると1時間半ぐらいかかってたかなぁ。

ちょっと次に用事があったから、最後の方が駆け足になっちゃったので、本当はもうちょっと欲しかった。

上に書いたように、本館だけでも、本館+工芸館でも同じ430円(大人)なので、

時間があれば同日に見るといいんだけど、きついという話もあるかも知れない。

そんな人にはMOMATパスポート(年1000円)があるって話もあるが、そこまで行かんしなぁ。


ところで展示されている作品の中には約100年前、1915年ごろの作もけっこうある。

その中には風景画の類もあって、説明に「約100年前の○○を描いた――」とあったのが2つあって、

片方は今も変わらんよなぁという景色、もう片方はもうそんな景色でないというもの。

100年前というのは十分昔のことだが、絵だとよく残ってるんですね。

だから、わりと最近のことを言ってるのでは? って感じることもあるけど、実際は十分昔の話だったと。

そんなことを絵に付けられた解説を見て考えされられたのだった。