先日、職場で献血の日だということで協力してきた。
これまでも全血献血は主に学校にバスが来たときにやっていたが、
それと同様に職場に来てくれた時はいい機会である。
職場に献血できるといってもそのためには一旦仕事を抜けなければならない。
ただ、その日は急ぎの用事もないので特に仕事を抜けるのは問題ではないはずだ。
上司に言ったら問題ないとのこと。そこは許可を取っておかないとね。
職場での献血というのは実にそういう会社の協力があってなり立っていることである。
献血会場はうちの職場のあるところから道路を挟んだところにある建物なんだけど、
その道路で「献血」という看板を持った人が協力を呼びかけている。
うーん、そこで呼びかけてもうちの従業員にはあまり効果なさそうですけどね。
偶然通りかかった住民が協力することもあるのかな。こういう職場での献血ってあまり日程は公開されないものだけど、偶然見つけることはあるか。
そんなわけで献血会場に入るわけだけど、実はこの事業所で献血をやるときはバスではなく、建物の中に道具を持ち込んで行う。
固定施設でなければ献血バスだと思うところだが、道具さえちゃんと用意できるのならそれでもよいわけだ。
そんなわけだから、1日限りの400mL献血限定の献血ルームが事業所内にできたようなもので、
その流れは献血ルームそのものである。あ、飲み物はパックしかないからそこはバスと一緒だけどね。
受付は職員が操作するコンピュータ2台、問診用タブレット端末4台ということで、タブレット端末4台とは献血ルームでもなかなかないんじゃ?
血圧計は2台置かれ、これで自分で血圧を測って問診に向かう。ここだとバスでも持ってきてたような気もするけど、献血ルームと同じだ。
問診の医師は2人いて、検査で採血する看護師は3人いる。これは献血ルームよりあからさまに多い。問診する医師が1人、検査の看護師が1~2人だから。
さすがに血色素量の測定はバスで使ってるポータブルの装置でやってますけど。
昔は硫化銅水溶液に血を垂らして比重を調べて献血の可否を調べていたそうだけど、今はバスでも血色素量そのものを測定している。
そして採血はベッド8台ということで、バス2台分ある。バス1台でベッド4台ですからね。
実際には4台を右採血、4台を左採血に割りあてており、2台に1人の看護師を割りあてているので、フル稼働し続けているわけではないが、
それでもわりとスイスイ流れていくので待ちが少ない。
問診・検査と献血ルームよりもスムーズに流れるように配慮しているが、採血がこれだけ流れるのだから、検査・採血もそれに対応しているということだ。
そして終わったら休憩と。しかし、冬なのに冷たい飲み物しかないんだな。
採血前だと温かい飲み物を飲ませた方が血管が広がって採血がスムーズだとか聞くが。
入ってから出るまで30分ぐらいだったかな。これぐらいで終わるのなら業務への影響も少なくて済むかな?
職員曰く「今年は正月休みが短いものでこの期間に協力者が少なくたいへん厳しい」とのこと。
そもそも冬は献血に協力する人が減るというのはよく言われていることなのだが、なおさららしい。
献血ルームも正月休みはあるが、年末年始も血液製剤を必要とする患者はいるわけで在庫は減ってしまう。
人手の問題はあるのだろうが、400mL献血限定で臨時開設したり、初詣やらで人が集まりそうな場所に献血バスを行かせたり、
そういうことをやってはいるけど厳しいわな。まだ正月休みが前後に伸びていたらよかったけど、今年は曜日の並びからしてそういうのもなかった。
よく献血会場には「今日何人必要です」っていう掲示があるけど、とてつもなく多かったぞ。この会場だけの数字らしいんだけど。
いかにスイスイ流れる会場とはいえ、限界に挑戦する数字だ。A型だけで献血バスが1日で集められる人数に近い数字だったはず。
最初に会社の協力があってこそ事業所での献血はなり立たないと書いたが、採血中の従業員の給料も会社は払っているわけだ。
一般的にボランティア活動中って給料払うもんか? 抜けるのが30分~1時間程度とわりと短いこともあって無視してるだけだろうな。
とはいえ勤務時間中、開発職場とか時間の融通が利きやすいところはいいんだけど、
製造職場とかだと一時的に人が抜けたところを穴埋めするなどしなければならない。
献血に協力したいと申し出た従業員を送り出すのもあれこれ考える必要がありそうだ。
それでちゃんと採血して帰ってきてくれればいいんだけど、実際には協力できないこともある。
「仕事抜けたいだけで献血行くという人もいる。明らかに体重足りないのに、献血バスがくるたび行って追い返されてくる人もいる。」なんて母は言っていたが、
採血の可否はけっこう複雑で、問診医だってマニュアル見ないと分からないことはしばしばあって、なかなかわからんもんだ。
薬を飲んでるから絶対ダメということはない。逆にこれダメなの?ということもある。素人でも判断できるのは体重ぐらいのもんかもしれない。
会社にとっては直接的にお金のかからない社会貢献とも言えるが、「うーん」と思う人もそれなりにいそうなもんだ。