CDのおまけでやるメリット

今週、アニメ「Bang Dream! 2nd Season」が最終回を迎えた。

全13話のアニメは後日Blu-rayになるのだが、これはCDのおまけとして販売されることになっている。

BanG Dream!6バンドがアニメ「BanG Dream! 2nd season」収録のNew Singleをリリース決定! (ブシロードミュージック)

ここで告知されたのは6枚のCDで、それぞれアニメを2話収録したBlu-ray付きの初回限定版が発売される。

これらはRAISE A SUILEN以外は最終話で披露された曲を収録したもので、まさにTVアニメ 2nd Seasonを象徴するCDになるのだろう。

ところで6枚×2話だと12話分しかないが、13話の収録先はまだ発表されていないものの、CDに付属するのは同じはず。


TVアニメの映像を映像ソフトとしてではなく、音楽ソフトのおまけとして販売するのは珍しい試みだろう。

去年放送されたショートアニメ「ガルパ☆ピコ」ですでにこの方法を取り入れていたが、このときはショートアニメですからね。

TVアニメが全て映像ソフトとして発売されるわけでもないのだけど、多くの場合は映像ソフトの売上が収益化の柱と言われている。

どうやってBlu-ray・DVDを売ろうかというところに力を注ぐのが普通なのだが、それをしないと。


1st Seasonではオーバーラップから2話収録で全7巻のBlu-rayとして販売されていた。

このBlu-rayの販売価格は各巻7560円(本体)だった。

映像特典としてスタジオライブの映像を収録したり、冊子が付属したり、各種のイベント先行応募券が付けられた。

第1巻にPoppin’Partyの4th LIVEの応募券が付いていたのだが、このときの先行応募だけで全て売り切ってしまったのを見て驚いたのを覚えている。

一方の2nd Seasonではアニメ2話収録のBlu-rayが付属するCD限定版は6300円(本体)となっている。

CDのみの通常版が1300円(本体)と考えると、Blu-ray部分は4000円相当となる。

実際にはCDのみだと再販制度の対象だが、Blu-rayが付くと割引ができるので、実売価格で比べるともうちょっと差は小さいかな。

Blu-ray単独で売っていた頃に比べると半額近いし、Blu-ray付きCD全体の値段としてもBlu-ray単独で売っていた頃より安い。


ただし、「ガルパ☆ピコ」のときの実績で言えば、CD付属のBlu-rayにはほとんどアニメ本編しか収録されないだろう。

TVアニメをアーカイブ化しているだけで、それ以上の付加価値はほぼないだろう。

Blu-ray単独で売っていたときは、どうやって付加価値を付けようかと考えたものだが、

そういう手間をかけていないから製作費は安く抑えられるのだろう。

それはファンにも還元されていて、値段は安く、CDを買うときに限定版を選べば集められるというメリットはある。

単価が安い分、多くの人に買ってもらえれば、結果的には儲かるのかもしれない。


以前もこんな話を書いたことあったね。

とても高いシングルCD

このときはコンサートの映像を収録したBlu-rayが付いていたから、シングルCDの割に高いと。

このやり方はこの後にも行われており、もはや定着しているとも言える。

あと、ブシロードにとってみれば、音楽ソフトの商流はブシロードミュージックが持っているので、

他社の映像ソフトの商流に乗せるよりも、音楽ソフトの商流で売る方が便利という考えもあったのかもしれない。

アニメに投下した資本を音楽ソフトで回収するのはもともと想定していたことでしょうし。

もっともTVアニメを全部付けられるほどのCDを発売する予定があるのは、音楽をテーマにした作品だからとも言えるが。


そんなわけで、無事に2nd Seasonを終えて、次は今年10月からの3rd Seasonだね、

と思っていたら、なぜか3rd Seasonの放送開始は来年1月からとのこと。なんかズレてるし。

続いて告知されたのが「Bang Dream! FILM LIVE」という作品が映画として公開されること。

どうして映画? と思ったのだが、告知文を見て思い浮かんだのがリアルライブのライブビューイングがモチーフになってるんじゃないかということ。

ステージパフォーマンスを映画館のスクリーン越しに見るように、アニメーションで描かれるキャラクターのパフォーマンスをスクリーン越しに見る想定なのかな。

実はBang Dream! 2nd Seasonでは全13話で20曲ほどの演奏シーンを披露している。どう考えてもやり過ぎである。

ところがTVアニメには時間の制約がいろいろありますから、演奏シーンをフルで描くことはできないのが実情である。

そこを映画という形で補完しようとしているのかなと思ったが、真相はまだわからない。


そして驚くべき事が「配給:ブシロード」という記載である。え? ブシロードって映画の配給もやるの?

過去には「劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~ 」が、

ポニーキャニオンとブシロードミュージックの共同配給という形で公開されたことがあるそうだが……

今回はブシロード単独での配給ということで、どれだけの映画館で上映されるんだろうと気にしている人もいるようだ。

確かに大手の配給会社に比べると不利に見えるけど、今は全国で映画館のスクリーン数も増えましたからね。

ライブビューイングの実績を使って各地でどれぐらいの集客力があるか示せるので、映画館への売り込みはやりやすいのかもしれない。

それにしてもブシロード何者だよという感じだよぁ。