金曜日にRAISE A SUILENのライブに行くときにチケット代で躊躇したという話を書いた。
そんなに気軽に行ける金額ではないが、2000円ぐらい安ければ妥当かなぁという程度の話なので。
翌土曜日のPoppin’Partyのライブで、来年2月に日本武道館で「BanG Dream! 7th☆LIVE」が行われることが発表された。
間隔短くない? とは思うんだが、来年1月からTVアニメシリーズが始まることも考慮しているのかも知れないし、
こういうところは会場が確保できたタイミングでやるしかないという事情もあるんだろう。
木曜・金曜・土曜の3日間で、各々別々のバンドがやるということで、今回と似たようなもんですね。
会場が広い分、平日の集客には懸念があるところだが、勝算はあるんだろう。
使用料も平日の方が安いって話はありますし。
ファンにとっては期待もあれば、戸惑いもあったわけだが、そんな中で困惑している人がちらほらいたのがこれ。
料金
プレミアムシート(アリーナ席、グッズ付き)・・・19,440円(税込)
指定席・・・9,720円(税込)
指定席も高いんだが、プレミアムシートがグッズ付きとはいえその倍額で2万円近い。
プレミアムシートの注釈にアリーナ席とあるのは、アリーナ席全てという意味なのか、少なくともアリーナ席という意味なのか、明らかではないが。
まぁ中にはプレミアムシート狙いで行くぞと言っている人もいるんだが、ただでさえ一般席でも高いのにという人もいる。
もっとも、今回も「砂かぶり席」という名前で似たようなことはやってたらしいし、
同じくブシロードの「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」でも「スタァライトシート」が設定されることが恒例で、
高く売れるところには高く売っていこうというのが同社の最近の考えのようだ。
価値に見合うものとファンに認められないとこういう商売は難しいと思うが、そこは自信があるのかもしれない。
一方で、料金が高くなることについて納得できる面もある。
というのもチケット代だけでは赤字になってしまうイベントは世の中多いと聞くから。
チケットだけだと赤字だが、グッズ販売も含めれば儲かるかなとか、そういう考えでやってるのが実情らしい。
赤字続きではイベントを継続的にやっていくのは難しい。
この問題に対して、チケット代を高くするという、ものすごい単純な解決策を持ってきたのかもしれない。
チケット代が高くては新しいファンを獲得するのが難しくなるという問題はあるが、
先日の「BanG Dream! 6th☆LIVE」の実績ではライブビューイングを実施していて、チケット代は3600円だったようだ。
アブレ対策という面もあるのだが、ファン拡大の道具として活用している面もあるのかなと。
実際、僕も初めてPoppin’Partyのパフォーマンスを見たのは、ライブビューイングだったりするので、実際そうして役立っているということ。
赤字といわれて思い浮かぶのは、2年前の12月、同じく両国国技館で行われた、上坂すみれさんのコンサートである。
声優・上坂すみれさん国技館公演インタビュー&ライブ速報レポ (animate Times)
まぁ演出の派手なことで、一般的なバックダンサーとは別に、ドスコイダンサーズなんていう男18人を用意したり、
ステージから炎は噴き出すわ、空中で演技するエアリアルダンスをする人を連れてくるわ。
後にラジオで漏らしていたが、どうも上坂さんのライブイベント、黒字になった試しがないらしい。
両国国技館でのことを思い出してみると、いや、それはどう考えても費用をかけすぎなのが原因だろうと。
この赤字を誰が埋めているのかはよくわからないけど、単に赤字を出し続けていれば持続可能ではないわけで、何らかの穴埋めできる要素はあるんだろう。
何はともあれ、持続可能であるということは大切なことだ。
その点ですごいなぁと思っているのが、ラブライブ!サンシャイン!!のAqoursである。
ちなみに音漏れのことは去年9月に行われた、2ndライブでも言われていたことで、このときの評判もあったのだろう。
そう、西武ドームを使うのは2度目なんですね。というか1年経たずにまた西武ドームってのもすごいな。
ちなみに来年6月にも西武ドームを使う予定がある。3年連続3回目ってどういうこっちゃ。
ラブライブ!プロジェクトの先輩にあたるμ’sは2016年3月31日, 4月1日のファイナルライブで東京ドームを使っている。
これはこれですごいんだけど、そこで終わってしまった。μ’sは伝説になって散ったという印象が強い。
一方のAqoursは西武ドームなんていう広い会場を繰り返し使っているし、実は今年11月に東京ドームも使っている。
関東圏に留まらず、大阪や福岡や函館などで公演を行い、来年には台湾(台北)・韓国(ソウル)での公演の予定もあるという。
タイミングの違いもあるので、どちらがすごいという話でもないんだけど、持続可能であるという1点においては先輩であるμ’sのはるか上を行っていると思っている。