最近、株主総会の招集通知がたくさん届いている。
ぶ厚い封筒がポストに数通入ってくるから、なかなか重い。
半分ぐらいの会社はインターネットで議決権の行使ができるのだが、
めんどくさいからと結局、ハガキで議決権の行使をしている。
というのも、
- 信託銀行の専用サイトにアクセスする
- 記載されているコードとパスワードを入力する
- パスワードを変更する
- 投票を行う
という手順を踏む必要がありめんどくさいからだ。
なんでパスワードの変更が必要なのかというと、本人以外が議決権行使内容を変更できないようにするため。
初回の議決権行使後にコードとパスワードを拾っても変更できないようにするのが目的なのだが……
一度、議決権行使した後に、その内容を変更するというのを想定する必要があるのかって話だけど。
パスワードを変更するという操作がすごくめんどくさいわけでもないのだが、ただでさえ操作が多い中で1工程加わるのは不便だ。
そんな中で三井住友信託銀行は「スマート行使」という仕組みを導入して、証券代行業務を受託している一部の会社で採用されているよう。
みずほ信託銀行でも使われているらしい。
QRコードが印字されていて、それを読み取ることで、すぐに投票画面に遷移する。
従来のインターネットでの議決権行使と違い、一度行使すると内容を変更できない仕組みなので、パスワードの変更も不要になっている。
従来の仕組みに比べればはるかに簡単で、これならペンで丸を付けて、ハガキをちぎって、保護シールを貼るよりも楽だ。
QRコードに従来のID・パスワード相当の内容を埋め込むのはいい仕組みですね。
日本郵便もヤマト運輸も不在通知に追跡番号など埋め込んだ再配達依頼用QRコードを印字しているという話を紹介したけど、(cf. けっこうQRコード使ってるんだ)
Webサイトへの誘導に加えて、識別情報を加えることもQRコードなら軽く出来てしまうんだよね。
もちろんQRコードが読み取れない場合も、従来からの手順でWebからの議決権行使はできますので。
パスワード変更のスキップができてもいいと思うんだけど、そっちはどうなんだろ。
ハガキではなく、インターネットで議決権を行使してくれたら、
株主1名あたり 62円+10円(料金受取人払)=72円 浮くことになる。
株主数も会社によるだろうけど、ふとみた会社は株主が7万名とあった。
仮に1/4の人がハガキからWebへの行使に切り替えると、126万円浮く計算になる。
上場会社の事業規模からすれば微々たる金額かもしれないが、全く無視できる金額でもない。
もちろんWebでの議決権行使システムも費用はかかるだろうけど、どうせ信託銀行が持ってるシステムを共同で使うわけだしね。
と考えると、インターネットでの議決権行使を便利にすると言うのは会社にとってもメリットがありそう。