ラジオ番組で「20年前の1998年にあった出来事というと――郵便番号の7桁化」なんて話をしていた。
「やっと郵便が届くようになりましたね」と冗談を言ってたけど。
1998年というか20年前なのかと思った。自分が小学生の頃っていうことはそういうことだよね。
これを言ってたのがラジオ番組だから「あれ?」と思ったのが、放送局あてのハガキのこと。
というのも、ラジオでは「お便りはハガキの場合 105-8002 文化放送――」のように郵便番号だけを言っている。
ラジオで「東京都港区浜松町1丁目31」とか言ってたらめんどくさいもんね。
というわけで、これこそ郵便番号の大きな功績だと思ってたんだけど、そういや5桁時代ってどうだったんだろ?
まさか所在地を真面目に言ってた? でもフルで書かなくてもなんとかなったような気もするが。
そこで調べてみたら、1998年以前も放送局ぐらいは郵便番号だけでも届いたようだ。
@Megumi_Ogata / 手紙を整理していたら、なぜか昔のラジオのハガキが一部混じっていた。―― (Twitter)
1997年の消印が押された5桁枠のハガキがあり、このあて先表記はこうなっている。
160-02 文化放送 「緒方恵美の銀河にほえろ!」 エロ本処理方法係
まぁコーナー名はともかく、当時も所在地は書いてなかったし、郵便番号だけで届いていたようだ。
160-02というのは郵便局を表す番号ではない。
当時、文化放送は新宿区四谷にあり、この地域の郵便番号はもともと160だったはず。
その160に枝番を付けて160-02という番号をつくって、それを文化放送専用に使っていたらしい。
どうも大口事業所用の郵便番号というのは、5桁時代からあったものらしい。
ただし、こうして郵便番号が割りあてられた事業所というのはごく少なかったようだけど。
そもそも、郵便局自体が5桁では、枝番を付けることができませんからね。
3桁の郵便局ならば枝番を付ける余地はあったから、こういうこともできたけどって話なんでしょうけどね。
この当時、大口事業所用の郵便番号を持ってたのは全国で500事業所ぐらいだったらしい。
おおざっぱに都道府県あたり10事業所、放送局と大きな役所ぐらいしか割り振れないね。
7桁になって多くの事業所に専用の郵便番号が振られるようになった。
でも、これを使って積極的にあて先を省略しているのはやっぱり放送局ぐらいなんだよね。
それ自体は5桁時代からやってたことで今さらのこと。
まぁ仕分けの助けにはなってるでしょうけどね。でもそれだけじゃイマイチだよね。
ちなみに文化放送の郵便番号は7桁化のときに 160-02 から 160-8002 となったそう。
もともと大口事業所用の番号をもってた場合は4・5桁目に 8x など付け足して7桁化していたようだ。
もっとも文化放送は、後に局舎が移転して担当する郵便局が変わったことで 105-8002 になってしまったが。(でも8002は引き継がれたらしい)
移転のような事情がなければ、7桁化で2桁足しただけで今も使われ続けている。
例えば、NHK放送センターだと 150-01 → 150-8001 のように。
というわけで放送局とかだと今の郵便番号の4・5桁目を飛ばして調べると意外とひっかかりますね。確かに。