昨日、オリンピックの柔道の話を書いて(柔道だからといって)、その中で、
「日本のスポーツ大会なら柔道以外の武道もやるものだけど」と書いた。
そういや、メジャーな武道ってどれぐらいあるんだろ?
柔道と剣道は身近にもやってる人多かったけど。
国際大会の例としてオリンピックを挙げたのなら、日本の大会の例としては国民体育大会(国体)を持ってくればいいのかな?
都道府県対抗のスポーツ大会で、会場となる都道府県では各地に会場が分散するので、実施される地域では話題になりやすい。
国体に合わせてインフラ整備が行われることも多く、
大阪国体(1997年)のために作られた なみはやドーム と、その最寄り駅、門真南駅、当時は田畑が広がる中に急にできたらしい。
国体道路と名付けられた道路も多い。和歌山市の国体道路は知ってたんだけど、
福岡市にも国体道路があって、「国体道路経由」ってバスが走ってた。
というわけでオリンピックと比べるにはちょうどいいのではないかなと思う。
おおざっぱに差分を調べてみると、こんなもの。
オリンピックにあって国体にない種目: スケルトン、ボブスレー、リュージュ、テコンドー、近代五種
国体にあってオリンピックにない種目: ボウリング・山岳・軟式野球・ソフトボール・剣道・弓道・相撲・空手道・銃剣道・なぎなた
オリンピックにあって国体にない種目の多くはウィンタースポーツが占めている。大規模な設備を要する種目である。
夏のオリンピックの種目ではテコンドーと近代五種、ただし近代五種を構成する5種目はどれも国体にあるから、実質テコンドーだけだ。
種目内での差異はあるので、あくまでもおおざっぱに捉えてという話だが。もしかすると抜けがあるかも。
逆に国体にあってオリンピックにない種目を見てみると、やはり武道が多い。
世界的にも広く行われているスポーツでもボウリングは確かにないな。
野球・ソフトボールはオリンピックでも以前はやってた。もっともオリンピックでは男子のソフトボールはなかったが。(女子の野球は国体でもない)
山岳ってなんだ? と思ったらフリークライミングらしい。昔は縦走競技とかもあったらしいが、登攀競技だけが残ったのでこんな名前らしい。
通常のオリンピック種目としては実施されていないが、2020年の東京オリンピックではスポーツクライミングが特別に実施される。
日本特有のスポーツという観点で残るのは武道ばかりである。
剣道・弓道・相撲・空手道・銃剣道・なぎなた と。
銃剣道ってなんだ? と思ったら、その昔、日本軍に限らず軍隊では銃剣術という銃に剣を付けたものを武器にするのが訓練されていたらしい。
実際、そんなに使える方法ではなかったらしいが、撃つ以外の銃の使い方として想定されていたそう。現在はほとんど実用的とは思われていない。
そんな中で武道として生き残ったのが銃剣道で、選手の大半は自衛官なんだそうだけど、武道の一つとして認識されているそう。
あとの武道はなるほどって種目だね。
剣道・弓道・相撲・空手あたりは日本ではメジャーなものと言ってよいだろう。
なぎなた については競技人口が少ないのか隔年開催になっている。(銃剣道・トライアスロン・軟式野球も隔年開催)
武道というのは強いことを競うばかりではない。
その中でも柔道はとりわけユニークだ。
競技としては大きく形と乱取に分類され、スポーツ大会としては乱取でどっちが強いかやることが普通である。
が、一方で 形 というのもあるわけである。形を学んでこそ強くなるという考えだろう。
こういう考えは他の武道でも備えている。剣道だって形がある。
ただ、柔道がユニークなのは、柔道整復術、ようは骨接ぎなんていうのも含んでいることだ。
骨接ぎの法令上の名前が「柔道整復術」ってなんだ柔道なんだ? と思ったが、ルーツが一緒なんだそうで。
柔道でケガした人への施術を想定して発展してきたものの、それ以外でも柔道整復術の対象になることはある。
相手を倒すばかりが武道ではないという1つの表れではないかと思う。不思議なのは確かだけど。
なお、日本特有の武道と書いたが、世界を見渡してみるとにたような考えをする人たちはいるものである。
剣道のように剣を使った競技としてはフェンシングがオリンピック種目として存在する。
弓道のように弓を使った競技としてはアーチェリーがオリンピック種目として存在する。
相撲のように道具なしに体を倒す競技としてはレスリングがオリンピック種目として存在する。
さらに空手については、空手にルーツを持つテコンドーがオリンピック種目として存在する。
昨日、Blogを書いてから知ったんだけど、テコンドーって空手が韓国に渡ってできた競技らしい。
そもそも空手の発祥は沖縄だが、そこから日本全国に広がり、朝鮮半島にも広がったわけである。
これが戦後に韓国独自のスポーツとして集約されたのがテコンドーだそう。韓国の国技として知られている。
1988年のソウルオリンピックでオープン種目として実施され、後に正式種目になったという経緯があるそうだ。
2020年の東京オリンピックでは空手とテコンドーがともに実施されるということで、話題になるかも知れない。
言われて見れば似てるよなぁ。競技性には差があるそうだけど。