即日配達の宅急便

クロネコメンバーズカードのnanacoタイプを申し込めば無料でnanacoが手に入るよと教えてもらって、

それでヤマト運輸のWebサイトを見てたんだけど、ヤマト運輸の独自の電子マネー「クロネコメンバー割」も使えるのね。

宅急便回数券のようなもんかね。けど気になるのが「沖縄県ではご利用いただけません。」という記述。

あれ? なんか沖縄県を特別扱いしないといけない理由ってあったっけ、と思ったら別会社なんですね。

沖縄ヤマト運輸


この沖縄ヤマト運輸のWebサイト見ると目に付くのが「県内即日便」「県外翌日便」、

県外翌日便はそこまでの驚きはないけど、県内即日便と聞くと驚く。

しかもこれ、運賃は通常の宅急便と同じ、ということはこれが標準の配達日数なんだね。

沖縄本島・久米島・宮古島・石垣島の相互で午前中受付の荷物は当日中に配達できるとのこと。

県外翌日便は午前中受付の荷物はほとんどの地域で翌日配達、午後受付でも関東・関西と福岡県・鹿児島県には翌日夕方以降配送、

飛行機でひとっ飛びだしそれぐらい普通に出来るよねという見方もあるが、ほとんど翌日配送と言えるのはすごいなぁ。


宅急便の即日配達は他の地域でも存在しているそうだが、Webサイトには掲載されていない。

適用条件が厳しいから営業所に直接聞いてくれということなんだろう。

確かに昔、何時までの受付でこの範囲では即日配達できるようになります、とかチラシを見た覚えがある。

けどWebサイトで配達日数を調べても、即日配達という結果が出てくることはない。

あとついでにいうと那覇市→大阪市とか調べても、翌々日配達として表示される。

条件次第ではもっと早く配達できるけど、一般的に言うのは難しいと言うことかな。


ところでニュースで聞いたことがある人もいるかもしれないが、

茨木市のパナソニック工場跡にヤマト運輸の物流基地が建つことになりそうだという話がある。

パナの名門工場、茨木「松下町」旧テレビ工場売却へ ヤマトが物流拠点に借り受けで調整 (msn産経ニュース)

茨木IC出てすぐというしかない立地で確かに物流基地にはもってこいなのだが、

新しい基地を作る理由というのは、関東・中部・関西の相互で即日配送を実現するためだと言われている。


というのもヤマト運輸は去年に神奈川県の愛川町に厚木ゲートウェイという基地を作っているのだが、

この基地の意図こそ、関東・中部・関西の相互での即日配送を実現するためなのだ。

多機能スーパーハブ「厚木ゲートウェイ」を竣工 (ヤマトホールディングス)

このリリースにも、

近年、eコマースの発達により、注文した商品をより早く受取るためのスピード配送のニーズが高まっています。

ヤマトグループでは、このニーズに応えるために、2016年までに関東・中部・関西圏にゲートウェイターミナルを竣工し、大都市間の宅急便当日配達を実現します。

その第1号である厚木GWは、24時間稼働・最新鋭設備で、ネットワークを有機的に結びつけ、流れの中で付加価値を付けていくことで、トータル在庫を圧縮する「止めない物流」を実現する新しい施設です。

と書かれているよね。というか2016年には即日配送を実現したいというのか。けっこうすぐなんだな。


それにしてもなんで物流基地ができると当日配送できるようになるんでしょうね。

その理由も書かれているが、

国内各地域に約70ある従来型の物流施設では、集荷した荷物を夕方まで保管し、夜間に発送作業と到着作業を別々に実施しているため、幹線輸送は夜間に1回だけでした。厚木GWは、最新のマテリアルハンドリング機器(マテハン)の初導入により発着同時仕分けと省力化を実現。24時間の稼働が可能となり、荷物の発送・到着作業を日昼から同時に行うことで、主要都市間の宅急便当日配達を実現する多頻度の幹線輸送が可能になります。

現在の設備では発送と到着を同時に行うことできないが、新しい基地を作ることで発送と到着を同時に24時間稼働させることができるようになると。

それによって幹線輸送を夜間以外にもできるようになり、結果として即日配送が実現されると言うことのようだ。


配達日数の短縮というと、香港・台北・上海の3都市については翌日配送が実現されているんだよね。

アジア向け「国際宅急便」 小口荷物の最短翌日配達を本日受付分から開始 (ヤマトホールディングス)

これも沖縄国際物流ハブという新しい施設が整備されたからこそできることだそうだ。

と、いろいろなところで配達日数を短縮するための挑戦が行われているようだ。


それだけのスピードアップを果たしても値段を上げるつもりは特に無いというのだから、便利になるなぁ、

と思うわけだけど、ここにヤマト運輸の狙いがあるようだ。

というのも宅急便の運賃って大口でもそこまで割り引かれていないらしい。

佐川急便あたりはだいぶ値引いていると言うけど、それで最近苦しくなってきたという話もある。

それでもお客さんに使ってもらおうと思えば、高いサービスを提供しないと行けない。

そこで即日配達というのは大きな武器になるのではと思っているようだ

ちょっと割高でも宅急便ならそれに見合ったものはあるよねと。そういうところを狙っているそうだ。


これまでも即日配送は不可能なことではなかったけど、そんなサービス提供している会社はそうないし、

あったとしても非常に高く付くから使いにくかったというのは実際のところだろう。

それが普通の宅急便運賃で使えるようになるというのは大きいよね。

いやー便利になりましたねぇ。