バーベキューのときに研究室に配属されたB4と研究室配属についていろいろ聞いていた。
いきなり大学院に推薦入試で入った僕にとっては全く縁のないことで、
さっぱり話がわからんので聞いてきたわけだ。
研究室配属のプロセスだが、まず研究室紹介があって、その後、研究室見学として2日かけて実際に研究室を回り見学する。
そして第5希望まで希望する研究室を書いて提出する。
その後、一部の研究室では希望者に対する面接を行う。ただ、1つか2つぐらいだからほとんどの研究室では面接はない。
じゃあ面接をしない研究室ではどうやって決めるのかというと、成績順で決めることになる。
第1希望で決まらなければ、第2希望の研究室が埋まっていなければそこに配属、
これを第5希望まで行っても決まらなければ呼び出され最終調整が行われるようだ。
そんなわけで基本的には成績順で決まるのだが、具体的にはGPAで比較を行う。
高専では成績の点数に応じて優・良・可・不可の評語を付けていたが、大学も基本的には同様。
うちの大学では S・A・B・C・F とアルファベットで表している。
優に相当する80点以上が細分化され、90点以上がS、80点以上がA、良に相当するのがBで70点以上、可に相当するのがCで60点以上、
不可はFだな。A・B・Cと来てFなのはこれがFailという意味のある言葉から来てるからだな。
基本的には学生も S・A・B・C・F という評語でしか成績がわからないようで、学生には具体的な点数が知らされていた高専時代と違う。
高専の時、80点以上はどれだけ高くても優だから、と言ってたけど、優の中でも高い点数がつくことはうれしいことだ。
評語でしか結果がわからないのなら、Sの存在は重要だよな。対外的な評価で使われるのはどうかとも思うが。
評語をSは4、Aは3、Bは2、Cは1、Fは0と置き換えて、これを単位数で重み付けした平均を取る、これがGPAだ。
評語が10点刻みで付けられている事を踏まえれば、不合格科目がない限りは単位数で重み付けされた平均点ととらえられるかと。
どの科目を履修するかによって、その科目の難易度の差などでGPAも変わってくるだろうと思うのだが、
それ以上に問題なのが3年次編入学の学生だな。工学部で3年次編入学といえば高専出身者だが。
3年次編入学の学生は3年に履修した科目のみでGPAを計算することにしているようだ。
学部1年からいる学生は1・2年に履修した科目も当然GPA計算の対象に入るわけのだが、
概して低学年の科目というのは高い評価を取りにくいようだ。そりゃそうだよね。
その結果、3年次編入学の学生のGPAは高くなりがちで、研究室配属においても有利になる。
実際に実力が高い学生ならよいのだが、さほどでもない学生に対しては反感もあろうかと思う。
ちなみにうちの研究室に配属されたB4は全員、第1希望としてうちの研究室を指名してくれたようだ。
このように強く希望してくれた学生が集まってくれたことはありがたいことだ。
ただ、第1希望だけで埋められているということは、おそらく他に第1希望と書いた学生もいたのだろうなと。
その人たちが実際に配属された研究室で希望を持って研究に取り組むことができていればいいのだけど。
成績順で決めるという方法はわかりやすいけど、それでうまくいくかというとなんとも。