関空にできる第2ターミナルビル

明日、関空の第2ターミナルビルが開業する。

第2ターミナルビルと言われてピンとくるかは知らんけど、LCCターミナルと言われればピンとくる人も多そう。

これまで使っていたターミナルビルには第1ターミナルビルと名前が付けられた。

それぞれT1・T2という略称が使われる。


第2ターミナルビルは二期島の一部を使って作られた。

すでに一期島は拡張の余地があまりないようで、FedExの施設も二期島に建設されている。

こんな風にちびちび拡張していくにはちょうどよさそう。

当初構想では二期島にも巨大なターミナルビルを建てることになってたけど、方針変更してこうなったようだ。


T2へのアクセスだが、エアロプラザからのバスを使うのが基本になる。

第2ターミナルビルへのアクセス

イメージ図を見ると位置関係がよくわかるね。

エアロプラザからT2へは概ね6分間隔で連絡バスが運行され、7~9分で往来できるようだ。

連絡バスは24時間運行されている。但し、電車の終発が出てから始発までは1時間間隔まで絞られてるけど。

ただそれでも終夜運転しているのはさすが24時間空港といったところか。まぁ元々空港内では従業員向けのバスが終夜運転されてるみたいだけど。

電車で着いた場合は同一平面の移動でエアロプラザに行くことができる。

バス乗り場は1階だからエアロプラザ内で上下移動する必要はあるが、その程度で済む。

バスは路線によってはT2に乗り入れるが、全て乗り入れるわけではない。

乗り入れない路線を利用する場合は出発時はT1の4階に着くから、2階に降りて駅を通り抜けてエアロプラザに行って、さらに連絡バスに乗る必要がある。

到着時も同様で、連絡バスでエアロプラザに着いてからT1に向かい、2階から1階に降りてバスに乗る必要がある。

高速船もポートターミナルとT1を連絡するバスしかないので、T1とエアロプラザを往来する必要がある。

T2に直接乗り入れるバスか電車を使うのが得策でしょうね。T1発着のバスや高速船はめんどくさすぎる。


ところでこのT2、開業時に利用する航空会社はPeachだけである。

Peachは今日まで国内線はチェックインはエアロプラザ内、到着は団体バス乗り場で、国際線はT1で取り扱うというかなり不気味なことをしていたが、

これがT2開業で国内線・国際線のターミナルが統合され、国内線はやっとまともなターミナルを利用できるようになるわけで、その意義は大きい。

ところが関空に乗り入れているLCCは他にもいくつかある。

その中にはT2の利用を希望する会社もありそうなものだが、現在のところPeachの他にT2を利用する航空会社はないようである。

今後T2を利用する会社は増えるのか? それともPeach専用ターミナルのままなのか?


あとT2の整備に合わせて公園が整備されたようである。その名も「KIXそらぱーく」である。

KIXそらぱーく

甲子園球場と同じぐらいの広さだというからかなりのものだな。

なぜ公園を整備することにしたのかはよくわからんが、こういうゆとりも大切なことかな。

駅から徒歩20分ぐらいでアクセスすることが出来るようだ。

ということからしてわかるが、T2って徒歩でもアクセスしようと思えばできるのね。

実用上はバスを使えばいいんだけど、散歩しながら行くのもいいのかもしれない。


T2の開業を機にして関空の利用が拡大されればよいなと。

Peachの国内線ネットワークは関空全体からしてもかなり存在感がある。

関空は国際線のネットワークこそなかなかのものだが、国内線のネットワークはかなり衰退してしまった。

そこでPeachがやってきたことの意義は大きいものだと思っている。

これからの路線拡大を期待したい。