なぜ質疑応答が荒れた?

今日の授業での研究発表はひどいものがあった。

なにがひどかったのかというと質疑応答だな。


それもどちらかというと回答の問題ではなく質問だろう。

質問が本質的なところを問うものでないのが問題だった。

だいたいそういう質問をする人は背景となる部分を取り違えているのが問題である。

取り違えてるだけならよいのだが、それでとんちんかんな提案をしてきたりするから困る。

回答者としては、それは話が違うんだ、と回答するわけだけど、

質問者が引かないもんだから延々と質疑応答が続いて、本質的ではないアルゴリズムの説明までさせられるというひどい有様だった。


今回の発表について僕はどういう背景があってやってるかわかってたから、
この質問者はろくでもない質問をするな、と頭の中では思ってたのだが、それは事情がわかる人の発想かも知れない。

というのも似たようなことを質問する人が何人かいたから。

そう考えると質問者の問題とも言えず、結局は発表者の問題と言うことになる。

なぜこのことをやっているか、なぜこの方法を使ったのか、ということをわかりやすく説明する必要があったのだろう。

確かにその質問の中で、確かにこれは説明しないとわからないよねってこともあったので。

そのへんは発表者が学ばなければならないところ。


とはいえ、質問者に問題がなかったとも言えない。

というのは質疑応答に充てられる時間は一般に有限であるはずである。

だというのに延々と質問を続けることは、他の人の質問できる機会を奪っていることになる。

回答に不満はあっても現実には引かざる得ないのではないかと思う。

あと、1回の質問で3件とか4件とかまとめて質問するのも同様にどうかと思うところ。

質問者が少なければそれもいいと思うんだけど、多ければそれは許されんだろ。

そもそもこんな風に質疑応答を長引かせるやつがいなければここまでひどいことにならなかったはず。


次回以降はよりよいものになればと思うけどどうなることやら。

発表者は変わるし発表内容も変わるから、理解をしてもらいやすい内容なら有意義な議論ができることだろうと思う。

けど似たようなことが起きることは今後もあるかも知れない。どうか発表者や司会の工夫で質問者を鎮めてほしいと思う。