「参政党と言えばオレンジ」どころか「オレンジと言えば参政党」というほど党の色が印象深いが、
そういう意味では日本維新の会の緑色もなかなかのような気がする。
NHKが政党を表示する色を見てみると参政党はオレンジになっているが、
日本維新の会は黄色である。なんで緑色にしないのだろうか。
NHKの選挙サイト、2014年以降のものは閲覧できた。
2014年衆議院議員選挙は下記のような割り付けだった。
自民:赤, 公明:ピンク, 民主:青, 維新:黄, 共産:紫, 社民:緑, 次世代:茶
次世代の党って何だ?と思ったがまもなく 日本のこころ に改名している。
2016年参議院議員選挙の割り付けも同様である。民主党は民進党になっているが。
2017年衆議院議員選挙、これは希望の党騒動のときの選挙だな。
自民:赤, 公明:ピンク, 希望:黄緑, 共産:紫, 立民:水色, 維新:黄, 社民:濃緑
希望の党は小池代表のカラーに合わせたのかこの色である。
社民党との色分けが明確になるようにかなり明暗の差がある。
2019年参議院議員選挙からは現在同様のカラーになっている。
自民:赤, 公明:ピンク, 立民:水色, 国民:青, 維新:黄, 共産:紫, 社民:濃緑, れいわ:薄いピンク
希望の党の使っていたカラーは国民民主党も日本維新の会も引き継がなかった。
組織的にはどちらも後継政党ではないというのはあるのだろう。
その時々で小規模政党に割り当てられている。
それ以前はその当時のサイト自体は見られないのだが、
2009年(衆議院)~2013年(参議院)では みんなの党 がオレンジ色だった。
NHKとしては政党の色割り付けの一貫性を重視しているように見え、
緑色は長年社民党のカラーであったことから回避する一方、
第三極とされる政党を黄色系で塗ってきたような経緯があるのだろう。
今となってみれば社民党なんて……という感じもあるけど。
ただ「選挙の歴史」で掘れる最古の1989年には緑色の社会党が第一党で歴史の長さはわかる。
立憲民主党の水色と国民民主党の青色が近いのもこのあたりの事情だろう。
2017年の衆議院議員選挙では民進党としては公認候補を出さなかった。
希望の党に参加して、こちらで公認を得るのが本線だったため。
ただ、実際には急きょ立ち上げられた立憲民主党に参画した候補者も多く、それが支持を集めた。
当時は民進党がいなかったので、同じ青色でも重複はしなかったが、
一応は別政党だしと、少し薄めの青色を使用している。
これは現在まで引き継がれる立憲民主党を表示する色になっている。
結局は希望の党は頓挫し、民進党は国民民主党に名前を変え、
とはいえ所属議員の多くは立憲民主党に移籍する形で決着した。
国民民主党の色は従来の民主党→民進党の青色を引き継いでいる。
識別が明確になるように当時より濃いめにしている。
一貫性を捨てて振り直すなら、日本維新の会が緑色にして、
国民民主党は黄色(これもロゴマークで使われている)とするとわかりやすいように思う。
ただ、もうかれこれ維新に黄色を割り付けて長いんですね。
そこは変えたくないんだろうなという感じはある。
オレンジは みんなの党 がなくなってから空いていたのですんなり参政党に割り付けられたのだろう。
世界的に見れば党のシンボルカラーを重視するところは多く、
アメリカのRed state(共和党が強い州), Blue state(民主党が強い州)はよく知られた話だし、
中華民国では国民党を中心としたグループを藍色、民進党を中心としたグループを緑色で表す慣例がある。
日本ではあまりそういうのはなかったんですけどね。
維新の緑色は目に付くけど、そこまで一貫しているわけでもない。
そんな中で参政党のカラーは異様に目に付くので話題になったのかなと。
NHK以外だとどうなんだろ? と気になったのだが、
日本テレビとTBSの今回の特設サイトを見るとこんな感じだった。
日本テレビ
自民:赤, 公明:ピンク, 立民:青, 国民:黄, 維新:緑, 共産:水色, 参政:濃い紫, れいわ:薄い紫, 社民:濃い青
TBS
自民:赤, 公明:ピンク, 立民:青, 国民:黄, 維新:緑, 共産:薄い赤, 参政:オレンジ, れいわ:濃いピンク, 社民:水色
2局とも維新・国民は上で書いたような割り付けにしてたんですね。
ただ、主要政党と目した政党以外の色分けは必ずしもわかりやすいわけではなく、
日本テレビの参政党の色は自民党の色とかなり紛らわしい。
TBSは自民党・公明党(この2つは連立だから同系色なのはよいが)と共産党の色が近い。
一目瞭然という点ではNHKの割り振りに分があるかな。
こと選挙となればNHK一強という感もあるので、多くの人が見る色はそれなのかなと。