東京での雨の観測日数が連続18日ということがニュースになっている。
東京に限らず、東日本は天候不順が続いており、農作物への影響も出るだろうとのこと。
水不足を回避出来たのはよかったんだけど、今度は日照不足という問題が出てきているようだ。
西日本ではここまで極端ではないようだけど。
ところで、東京都には23のアメダス観測地点がある。
本州に10地点、島しょ部に13地点、さすがに島しょ部は多いな。
このうち、有人の観測地点は東京、父島、南鳥島の3箇所となっている。
ちなみに東京の観測点は北の丸公園にある。
基本的には有人観測地点は府県ごとに1箇所まで集約されているのだが、遠く離れた離島はその限りではない。
かつては有人観測地点も多くて、大島、三宅島、八丈島ももとは有人観測地点だったようだ。
現在は無人化され、特別地域気象観測所という扱いで、他のアメダス観測点よりも観測内容が充実している。
観測点によって観測内容に差はあるものの、降水量というのは防災上も非常に重要なものだから、
ほとんどの観測点で観測が行われている。むしろ降水量だけの観測点もけっこうある。
ところが観測点によって降水量のデータの表記法に差がある。
これで東京と八王子の2つの観測点で、2017年7月の日ごとのデータを見てみる。
すると、東京では降水量が「–」となっている日がある。一方、八王子では降水量が「—」というのはない。
この「–」というのは雨が全く降らなかったという意味で、
「0.0」というのは降ったには降ったが0.5mmには満たないということを表している。
ところが八王子ではこの2つの区別がなく、どちらも「0.0」という表記になる。
すなわち、東京が18日連続雨というのは、降水量が「–」となる日が18日間ないということを言っているわけ。
そして、その区別が付かない観測点では、雨が降ったか降ってないかを表すデータがない。
すなわち「八王子が○日連続雨」とかそういうをアメダスのデータを元に言うことはできないわけだ。
東京都では、有人観測地点である東京、父島、南鳥島と、元有人観測地点の大島、三宅島、八丈島の5箇所が降水量「–」が発生しうる観測地点となっている。
有人観測地点またはそれに準じる地点にしかないデータというのはけっこうあって、
その1つが天気、快晴・晴・曇・雨・雪・ひょう というのは基本的に有人観測でしか得られない。
実際には特別地域気象観測所でも天気のデータがあるのだが、
どうも日照時間とかのデータから間接的に作っているようで、有人観測地点とは少し違うよう。
そういうのと比べると、降水の有無というのは 感雨器 という装置だけで観測できるので、
無人でも用意しておけば確実に測定できるものではあるのだが、実情として観測できる地点はかなり限られている。
連日雨だって言っても、1mmにも満たない雨だと、降ってるのか降ってないのかわかりにくい。
だから、それ自体はそこまで気にかけることはないのかなとは思う。
ただ、日照不足が深刻であるというのは全くその通りだろうと思う。
東京では8月の日照時間の平年値は169時間、1日あたり5.5時間となる。
それに対して、今年8月は18日時点で33時間、すなわち1日あたり1.8時間しかないわけだ。
他の東日本の観測点でも同様の傾向ということで、心配されているというわけ。確かにこりゃ心配だ。
なお、大阪が18日時点で103時間、8月平年値の217時間に比べるとやや少ないが、極端に少ないとも言えないようだ。