先日、銀行で口座を開設したとき、住民基本台帳カードを機械で読み取って本人確認をしていた。
ここで使われていたであろう機能が住民基本台帳カードの券面事項確認APですね。
住民基本台帳カードにはいくつもの機能を搭載することができる。
その中で基本となるのが住民票コードの記録された住基ネットAP、公的個人認証の電子証明書を記録する公的個人認証APですね。
その他、市町村独自の機能として証明書自動発行機を使うための機能を追加することもできるようになっている。
これに2009年以降に発行されたカードには券面事項を記録している券面事項確認APも搭載されるようになった。
この機能が搭載された背景にはカードの偽造で摘発された事例が報告されていたことがあるのだと。
つい先日、市町村をまたいだ転居後も同じカードを使えるようになったけど、
サインパネルに書かれた変更内容も検証できるようになっているそうだ。
ところでこの券面事項確認APの機能は誰でも使うことができる。
券面事項等表示ソフトウェアのダウンロード (住民基本台帳カード総合情報サイト)
ただし、特定のICカードリーダーでないとできないようだ。
住民基本台帳カードって接触式のICカードだと思ってたんだけど、非接触にも対応しているようで、
このソフトで対応しているICカードリーダーはいずれも非接触のもののようだ。1つだけ接触式・非接触式両対応だけど。
銀行の窓口でもカウンタ上にあるカードリーダーの上に置いてただけだったし。
券面事項確認APへのアクセスには認証が必要になるが、認証に使うのは有効期限と生年月日、どちらも券面にかかれている内容だ。
なので事実上、カードさえあれば券面事項が正しいか確認することができる。
このソフトウェア、住民基本台帳カードだけでなく運転免許証の記載事項も確認することができる。
ICチップ搭載の運転免許証の発行を受けるに当たっては暗証番号を設定したが、
それはこの記載内容の読み取りに使うものだ。
本人確認のために運転免許証を呈示すると、暗証番号の入力を要求されることがあるようだが、
それはICチップから記載事項を読み取るためなんですね。
暗証番号は2つ設定するが暗証番号1だけで氏名・生年月日・有効期限・番号などが読み取ることができる。
暗証番号2を入れると顔写真も取り出せるようで。そんなものまで記録されてるのか。
さらに最近発行が始まった在留カード・特別永住者証明書にもICチップが搭載されているが、これにも券面事項を確認する機能がある。
同様に非接触対応のICカードリーダーで読み取れるのですでに使われているのではないだろうか。
あともう1つICチップが搭載された証明書というとパスポートですね。
これも氏名などの記載事項とバイオメトリクス情報として少なくとも顔写真が記録されている。
同じカードリーダーで読めるのかよくわからないけど、どうなんだろ?
健康保険証のICカード化も検討されているところだし、
ICチップを利用した券面事項の確認というのはより普及していきそうだ。
既に運転免許証の確認に使えるというのはかなり大きなインパクトがあることだったのではないかなと思う。
だからこそ銀行もこうして導入したんだろう。
3000円そこらでICカードリーダーが買えて、あとは汎用のコンピュータさえあれば確認出来るわけだから。