新しいジャパンカップの褒賞金

この週末はあまり有意義なことをしていないように思う。

水泳に行くかとバイクで走っていたが、ちょっと遠回り。

もう桜がそこそこ咲いていて、来週にはまさに見頃。というか今週も大概見頃だな。

以前、切り株になっていた木も植え替えられ、小さいなりには花を咲かせていた。


昨年、Blogにこんなことを書いていた。

先週末のエリザベス女王杯を皮切りにジャパンオータムインターナショナルが開幕……

といっていたら、来年からこのシリーズはなくなるらしい。(略)

そこで来年からは褒賞金対象レースを全ての古馬G1に拡大する。(略)

ただし、ジャパンカップに限ってはより手厚い褒賞金が用意され、

凱旋門賞などの「特別指定外国競走」の2・3着馬でも褒賞金対象になりうるよう。

国際招待競走なのに外国馬不在なんて……と言われないようにという意気込みは感じる。

詳細な条件はまだ見られないのでなんとも言えないが。
(120ポンドというのは狭き門)

これ、新年になっても紹介が出ないなと思ったら、

今月になってJRAの外国競馬関係者向けのパンフレットがアップデートされていた。

Horse Racing in JRA 2026 (Horse Racing in Japan)

ただし、褒賞金についての情報がわかるのはジャパンカップのみである。


表紙にはカランダガンvsマスカレードボールという昨年の日本の国際競走を象徴するシーンがある。

JRA G1レース一覧では、ジャパンカップに”Invitational”と招待競走であること、

残るレースのうち2歳戦・3歳戦を除く13レースがマーキングされ、
”JRA may provide travel subsidies and a bonus for selected foreign horses”ということで、

選定された外国馬は輸送費補助と褒賞金の対象であることが記載されているが、詳細はJRAに問い合わせてねとなっている。

既報の通りだとレーティング要件があるそうだが、簡単には書けないのかもしれない。

あと、障害戦はそもそも記載がないですね。(J・GI 2レースは平地重賞同様に国際競走ではある)


昨年までのパンフレットは輸送費補助対象のレースは一通り説明が書かれていた。

それはジャパンオータムインターナショナルの対象レースに限らず、安田記念などもである。

ただ、今年はほぼジャパンカップの記載しかない。

そのジャパンカップの褒賞金はTier1の対象レースとTier2の対象レースがある。

あと表の端にこういう記載がある。

Any invited foreign horse that starts in the Japan Cup, unless qualifying for a higher bonus, will receive a Participation Bonus of US$ 100,000 regardless of the finish order

招待馬は褒賞金対象レースの成績がなくても10万US$の参加賞が与えられるとなっている。

1500万円の参加賞ってなんやねんという感もあるが。


で、やはり気になるのがTier1とTier2のレース一覧ですね。

特にTier1の7レースは日本調教馬でも褒賞金対象になりうる。

  • エプソムダービー
  • キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス
  • インターナショナルステークス (イギリス)
  • チャンピオンステークス (イギリス)
  • アイリッシュチャンピオンステークス
  • 凱旋門賞
  • ブリーダーズカップターフ

イギリスの対象レースが4つもあるんですね。本家ダービーが入ってるのは驚いたが。

インターナショナルステークスはしばしば日本馬がジャパンカップ前哨戦に使っている。

けっこう日本馬も出てるレース多いなとは思う。

これらの同年・前年の1~3着馬(日本馬は1着のみ)が褒賞金対象である。


外国からの有力馬招致という点ではTier2のレースも重要である。

驚いたのはけっこう牝馬戦が入ってるということですよね。

エプソムオークス、アイリッシュオークス、ディアヌ賞の各国オークス、

ヴェルメイユ賞、ブリーダーズカップフィリー&メアターフなんてのも。

牝馬戦というと去年まではエリザベス女王杯の指定外国競走には入ってた。

そういえば先のニュースでジャパンカップ以外の指定外国競走は距離別にグループ分けしていて、

ヴィクトリアマイルは安田記念など、エリザベス女王杯は有馬記念などと同じくくりになってたっけ。

今どき芝だと一流の牝馬は牝馬戦も牡馬混合も関係なく使いますからね。


あともう1つの発見が香港カップと香港ヴァーズである。

香港国際競走はジャパンオータムインターナショナルより後ろで開催されるので対象レースに入ってなかった。

2年分の成績を考慮するということで、前年の香港国際競走の結果は入ると思っていたが、

なんとこのようなケースでは2年前の結果まで入るのだという。

それにしても香港の対象レース、春の香港チャンピオンズデーのクイーンエリザベス2世カップはともかく、

チャンピオンズ&チャターカップが入ってるのはどうなんだと。

招待競走じゃないのでほぼ香港馬しか出ないが2400mってのは香港馬が手薄なんだよね。

香港からジャパンカップに積極的に誘致したいという表れかもしれないが来ますかね。


どちらかというとジャパンカップ以外の褒賞金対象の方が気になるんだが。

安田記念、スプリンターズステークス、有馬記念あたりが気になるんだよな。

前2つは香港からの遠征が見込めるレースということで気になるが、

どうせ香港チャンピオンズデーと香港国際競走の同距離のレースは対象だろう。

それより読めないのが有馬記念ですよね。

有馬記念は本賞金ではジャパンカップと同額、年末の名物レースとして有名である。

年末なのでブリーダーズカップ開催からも余裕を持って転戦可能である。

で、中長距離というくくりではジャパンカップと同じではあるのだが、

先のニュースによれば褒賞金対象のレースは8レースだけらしいんですよね。

ジャパンカップのTier1のレース+1つ? どうなんだろ?


まずはジャパンカップに外国馬を絶やさないようにということで、

当然、Tier1レースの1~3着馬、Tier2レースの優勝馬が優先だが、

それ以外でもふさわしいと考えれば10万US$の参加賞が与えられる。

こういう制度を上手く使いながら誘致していこうということなんだろうな。

ただ、それ以外にもチャンピオン決定戦はたくさんありますからね。

そういうところで強い外国馬が来ると面白いですからね。

このあたりも追々明らかになっていくのかね。