嘘の時間割表が表示されては困る

以前も書いたがうちの大学ではWebシステムで履修登録などを行う。

大学のWebシステムの万能ID

このシステムで各種の案内が届くので、毎日ログインして見ている。


このシステムでは休講・振替授業の通知もできるようになっていて、

さらにはそれらの変更を反映した時間割表を表示することもできるようになっている。

なかなか気合いの入ったシステムで、おおすごいなと思って見ていた。

とはいうけど、実際には時間割表を印刷して、研究室の机のところに貼って見ているのだけど。


今日は授業の1つが休講だった。

そのことは授業の中でも言っていたし、専攻の掲示板にも貼り出されていた。

けど、Webからは特に休講の通知も出ていない。

うーん、まぁ確かに専攻の掲示板に掲示されていればそれでOKとも言えるのだけど、

ただ、せっかくWebからも通知できるのに活用されてないのは残念だなぁと思った。


まぁそれは授業担当者が登録しなかっただけなんで、機能的な問題ではない。

ちゃんと登録されていれば時間割表にも反映されていただろう。

しかし、機能的にも大きな問題を持っていることに気付いた。

それは休日でもおまかいなしで授業を時間割表に表示していることだ。

来週月曜日はこどもの日の振替休日でもちろん授業は無い。

だから本当は時間割表は授業なしと表示される必要があるのだが……

よく調べてみると授業カットの日も授業が表示されていて、

ただ曜日に合わせて時間割表を表示しているだけというお粗末なものだということに気付いた。


時間割の管理は各自で行うのが基本だが、その手助けとなるシステムがあるのはよいことだと思う。

振替授業のことを忘れてしまったりすることもあるのだから、かなり便利なものだと思う。

けど必ずしも正しい時間割を表示するわけではないのなら、結局は役に立たないじゃないか、となるわけである。

時間割生成アルゴリズムに見直しの余地があるのは間違いない。

あと、もう1つ大切なのは休講・振替情報をちゃんと登録してもらわないといけない。

おそらく教員がWebシステムにログインしてちょっと操作すれば登録できるはずなので、その手間を惜しまずにできるか。それが重要だ。

五条坂のためのシャトルバス

今日は北野天満宮に出かけていた。

自動車で出かけていたのだが、朝早めに出て、昼前には京都市内を出ることにより、渋滞を避けていくことができた。


春の連休というと、京都は観光客でごった返す。

市バスにも大量の客が押し寄せるということで、大規模な臨時増発が行われている。

市バス・地下鉄の臨時増発について (京都市交通局)


どの系統も混んでる気がするが、特に混雑が激しいと言われているのが、京都駅~東山通のバスだ。

東山通は道路状況もよくないので、バスは混むわ遅れるわ、ろくなことがないように思える。

京阪や東西線を使ってもらった方がいいんだけどね。

近鉄からだとこのあたりは丹波橋で京阪に乗り換えて行くからバスを使うことはあまりないだろう。

京都駅からも東福寺経由で京阪電車を使ってのアクセスを推している。(参考 : 秋の京都、人であふれる東福寺駅)

奈良線の電車はあてにならないなんていう話もあるけど、ハイシーズンのバスよりはましだろう。


いくらそうやって宣伝しても、京阪の駅から東山通まで歩くのを嫌ってかバスを使う人は多い。

特に、京都駅~五条坂の混雑は激しく、夕方の五条坂バス停では積み残しを起こすことも多いようだ。

そんな状況で、京都駅~五条坂の輸送力増強のために市バスでは東山シャトルという臨時バスを走らせている。

京都駅→(東山七条)→五条坂→五条京阪→烏丸五条→京都駅 の循環系統で、朝から夕方まで10~15分間隔で走らせるようだ。


このバス、五条坂までは他の東山通のバスと同じ経路をノンストップで走って行く。

そこまではいいのだが、五条坂では五条通のバス停で乗り降りする。

京都駅に行く人は基本的に東山通南行のバス停で待っているはずなのに、そこに東山シャトルはやってこないのだ。

うーん、それで本当に五条坂→京都駅の輸送力増強になってるの?


ただ、どうも調べてみると、意図的に違うバス停を使うようにしているみたいだね。

東山シャトル・方向幕変化 (mitakeつれづれなる抄)

5月の大型連休と11月の観楓期にはほぼ定番のように運行して、定期バスの混雑緩和、さらに五条坂バス停の混雑分散につとめています。

東山通南行のバス停に客が集中しないようにあえて違うバス停を使うようにしているようだ。

清水寺のあたりから京都駅へは東山シャトルを使うように五条通のバス停に誘導しているようで、

五条坂から京都駅へ向かう客を完全に分離しようとしているようだ。


実は今日、北野天満宮に行くのに五条通を走っていて、そこで五条坂交差点を横切っている。

高架橋に入り損ねて交差点を横切るはめになってしまったようだが。

このとき、五条通の東山シャトルがやってくるバス停には案内係か、2人立っていた。

そういや以前、祇園バス停にも案内係が立ってたのを見たことがある。利用者の多いバス停には案内係を立たせることにしているのだろう。

まだ東山シャトルが走り出す前の時間だったが、押し寄せてくる観光客への備えは万全のようだった。

そんなのが今度の連休4日間もまた行われるのだろう。大変なことだ。

梅田をぐるぐる回るバス

先日、大阪駅北側にグランフロント大阪が開業した。

実は、大阪駅のリニューアルと同時にオープンするつもりだったのだが、

それが遅れて、それで大阪駅からヨドバシカメラ方面への往来に不便をきたしていたのだが、

それもグランフロント大阪の開業をもって解消となったのかな?


グランフロント大阪は3つのビルからなっている。

一番北側のビルはマンションになっているのだが、あとはオフィス・商業施設が中心か。

梅田の商業施設といえば、大阪駅のノースゲートビルティングが新しく出来て、阪急百貨店の改装が終わって、

と、供給過剰もいいところなのだが、そこにさらに商業施設ができても……とは思う。

そんな中でユニークなのはナレッジキャピタルかな?

ナレッジキャピタル

研究機関・企業が入っていて、体験的なサービスを提供している。

「知的エンターテイメント大空間」なんて説明しているけど、なかなかわくわくするところだな。

シアター・会議場・オフィスも併設しており、企業や研究機関の間の交流にも一役買いそう。

ナレッジキャピタルぐらいしか目新しいものはない気もするが、他の商業施設も今は盛況だそうで。


ところで、グランフロント大阪の開業を機に、梅田を巡回するUMEGLE-BUSが運行開始された。

UMEGLE (グランフロント大阪)

10分間隔で100円均一、阪急バスが運行にあたっている。

北は茶屋町、南は北新地のあたりまで、反時計回りのみで1周30分で回るそうだ。

1日乗車券が200円で売られていて、運行頻度の高さなどからしても水平エレベーターのように使って欲しいと考えているのだろう。


確かに梅田界隈の繁華街はとても大きく広がっている。

いや、日本一の広がりを持つというミナミの繁華街にはかなわないけどさ。

その梅田の繁華街のほぼ中央にあるのが阪神梅田駅や阪神百貨店かなぁ、と思うんだけど、

そこからすれば阪急梅田駅は少し離れているし、茶屋町界隈ともなればかなり離れている。

西梅田地区にはハービスOSAKAを中心としてビルが建ち並んでいるが、これも地下道を延々と歩かないと着かない。

南側には東西線の北新地駅があるが、これまたちょっと離れている。

その各エリアを連結している地下街はそれはそれでみどころなのだが、歩かないといけないことに違いはない。


そういう状況をなんとかしようということで、こんな水平エレベーター的なバスが走ることになったのだろう。

このUMEGLE-BUSのモデルになったのは、東京の丸の内界隈を走る丸の内シャトルと聞いている。

丸の内シャトル (日の丸リムジン)

丸の内というと東京駅の千代田区側の地名だな。都心のオフィス街ですね。

この丸の内シャトルはそのオフィス街の企業が金を出し合って走らせているバスで、無料で利用できる。

通勤バスも兼ねているようで、朝ラッシュ時は増発されているようだ。

UMEGLE-BUSもゆくゆくは無料運行にしたいようだし、目指すところはこれなんだろうなと。


実際どんな使い方が想定されるだろうか?

一方のみの循環なので、自由自在に移動できるというほどではないが……

北新地駅の利用者にとってはありがたいものかな? あそこからだとどこに行くのも相当歩くことになるから。

あと、茶屋町界隈から、ハービスOSAKAから各方面への移動にも重宝しそう。

そんなところかなぁ。ある程度離れたところへの移動じゃないとメリットは感じにくいかなと。


実際使ってもらえるのかなぁというのはよくわからんところ。

もちろんそれなりにメリットはあるのだが、歩いて回るのはそれはそれで楽しみがあるわけだし。

無料運行だったらそりゃ乗る人もたくさんいるだろうけど、運賃を払ってとなれば思うところもあるだろう。

利用状況に応じて今後の運行形態も変わってくるんだろうとは思う。

運行本数を増減させたり、ルートを拡大・縮小したり、沿線の商業施設がお金をだして無料運行になるかもしれない。

現状、地下道を延々と歩かないと行けない新梅田シティあたりまで行くようになると嬉しいんだけど、現状の運行形態だと組み込むのは難しいな。

行く末はよくわからないが、この取り組みが実を結んで、梅田にやってくる人に愛されるバスになればいいなと思う。

カードの明細をハガキで見るかWebで見るか

ハガキが届いてるよ、と言われて見てみたら、東京三菱UFJ銀行から、

ん? とおもってもう一度見返してみたら、「クレジットカードご利用明細」、

ああ、KIPSカードの明細ですか。


KIPSカードの明細は毎月郵送されてくるのだが、

これまで封書でいちいち送ってきていた。

たいした金額でもないのにわざわざ……なんて思いながら受け取ってたんだけどね。

それが、今月からか、利用件数が特に少ない人だけだろうが、はがきで送られてくるようになったようだ。

僕のKIPSカードの利用といえばPiTaPaの利用と近鉄の定期券ぐらいだから、十分収まってしまう。


なるほど合理的、と思ったが、そもそもいちいち郵送してくるのが無駄だ。

というのもセゾンカードではWebで明細を確認するのが基本となっている。

郵送も選択できるのだが、わざわざ送ってもらわなくてもということでWebのみで確認している。

請求額が確定したらE-mailで連絡が来るので、Webで確認している。

特に特典が与えられるわけではないが、届いた請求書を開いて捨てるのもめんどくさいし。


東京三菱UFJ銀行のクレジットカードもWebサービス自体は存在する。

だから、明細をWebで確認することにして、郵送を停止することもできるはず。

ただ、そういうサービスがないので、郵送で明細を受け取り続けるしかない。

まぁあまり使い勝手のよくないサービスなので、郵送してくれたのを確認する方が楽ではあるんだけどね。

そうはいっても郵送を停止できるのならそれでもいいかなとは思っている。


クレジットカードのWebサービスというのは利用者にとってもカード会社にとってもお互いうれしいものだ。

いつでも利用状況がチェックできるは大きなメリットだし、各種の届出もWebから直接できるのだから手間がかからない。

カード会社にとってはなんといっても郵送の手間が大きく減るのがメリットだろう。

毎月の利用明細の郵送を止められることはもちろんのことだが、

そこまでいかなくても届出のために申出に応じて書類を客に送って、返送してもらう、往復分の郵送料・手間が省ける。

さらには電話での応対も減り、オペレータの人数も減らすことが出来る。


セゾンカードはNetアンサー・永久不滅.comをポータル化しようといろいろやってるけど、

そうして親しみをもってもらえるサービスにして、利用者に積極的にWebサービスを使ってもらおうということなんだろうなと。

従来からの電話・郵便を基本とした方法を廃止することはできないけど、

利用者が進んでWebサービスを使ってくれるようにして、負担を減らすことは出来る。

それができるかはカード会社次第だろうと思う。

帰り道に散髪

髪が伸びてきたな、そうだ散髪に行こう、

というわけで今日の帰りに散髪してきた。


半年ほど前の話、始めてQBハウスで散髪をして来た。

QBハウスで髪の毛を切って吸う

この当時はまだ気軽に使えるところにQBハウスはなかった。

今後使うことにあたっての下見という面もある。これはいけそうだ。

なんてことを書いてあるとおり、大学院に入ったら気軽に寄れるようになるから、使い物になるか調べに行った、

というのがこのときの話。


というわけで早速、実行に移してみることに。

いくら10分で散髪が済むとはいえ、待ちもあるかもしれないし、それで遅くなるのもいやなので少し早く出た。

ちょうど乗り換えをする駅にあるので帰り道に寄るにはとても便利だ。


店にたどり着くと、緑のランプが、待ち時間なしか、

夕方の一番忙しそうな時間だけど、待ちがないのはラッキー、なんておもいつつ1000円でチケットを買って、散髪スタート。

「今の6割ぐらいに切って」なんて言って切ってもらった。

他の人より少し時間がかかっていた気もするが、概ね10分だろうと。


利用者の多い駅の改札前にあるとあって、客はひっきりなしにやってくる。

狭い店なのだが3人の理容師がせっせと切っているので、待ちができてもすぐに回ってきそう。

スーツを着たいかにもサラリーマンが多かったのが印象的だった。

あと、前に行った店より新しいデザインの店のようで、木目調のパネルが随所に使われていて、

あとチケット販売機が1000円札だけじゃなくて5000円・10000円札にも対応していた。

1000円札しか対応していないのは客にとっては不便なことだから、ありがたいことだね。


以前散髪したのが2月初旬、だからちょうど2ヶ月半ぐらい、まぁちょうどいいぐらいだね。

気軽に使えることがわかったので、思い立ったらすぐ切るようにしていきたい。

今までめんどくさがってなかなか行かなかったもので。

献血の行き先の85%

今日は授業も何も無い日なので、午前中に献血をして来た。

血液センターは9時から献血の受付をしているので午前中の献血にもってこいだ。

大学まで行く途中で寄りやすいところに血液センターがあるので。これからはここでの献血がメインになるか。


献血を終えて休憩してたら、あるポスターが目についた。

「定期的な輸血85%」「献血の約85%は病気の治療に毎日使われています」

85%とはかなりインパクトのある数字だ。


献血ってそうなんだ (近畿ブロック赤十字血液センター)

輸血される血液のうち3%は交通事故などのケガによる輸血、1%は分娩時の輸血、85%はがんなどの病気の治療に使われているとのこと。

病気の治療というのもずいぶんざっくりとした話で、例示されているのが がん・白血病・小児がん・心臓手術・再生不良性貧血、

心臓手術は手術中に出血があるということで、その出血に対応したものだろうなとわかるけど、

がんなどで使われるのはどういうことなのだろうか。


白血病というのは血液のがんだが、その治療のために骨髄移植など造血幹細胞の移植が行われる。

先日、偶然に骨髄移植の経過を記録していたBlogを発見したのだが、

記録をたどると移植後たびたび血小板製剤や赤血球製剤の輸血をしている。

S太の骨髄移植日記 15 ~移植+5日目 筆談~

骨髄移植の前には自分の造血機能をつぶす必要がある。これを前処置という。

そして新しく造血幹細胞を導入して、これでこれからは血を作ってもらおうとするわけだが、

定着するまでにはしばらく時間がかかる。その間は血が作られない状態が続く。

なので、この間は不足する血液の成分を補ってやる必要がある。

血小板が足りなくなれば血小板輸血を、赤血球が足りなくなれば赤血球輸血を、そうして定着までの期間を待つわけだ。


85%の中には手術室で使われる分も含まれているが、そうしてベッドで使われる分も相当多いわけだ。

この数字の出所は東京都輸血状況調査の平成22年分のようだ。

輸血状況調査結果 (東京都福祉保健局)

医療機関の申し出により疾病別で集計されていて、手術室で使われたのがどれぐらいか、具体的にはわからない。

ただ、悪性新生物、すなわちは白血病を含むがんで使われたのが一番多いことは間違いない。

そしてがんで使われるものはほとんどが手術室の外で使われるもののはずだ。


特に僕がよく協力している血小板成分献血によりもたらされる血小板輸血というのは、

一般的な輸血のイメージとはずいぶん違う。

その血小板輸血が必要になる場面の典型例が がん なんだよね。

そんなこともこのポスターやらを通じて知っておくと、血小板成分献血の重要性もよくわかるんじゃないかなと。

血小板製剤はとくに有効期間が短くてたった4日しかもたない。

平日は不足しがちなので、こうして平日に血液センターに出向くことには大変意味がある。

まぁそんな深いわけがあるわけでもなく、学校の行き帰りに寄るのが便利だからなんだけどね。結果的にそれが役立つのだからありがたい。

ご飯を持って食堂通い

研究室で持ってきたパンを食べてたら、

弁当箱に詰めたご飯とカレーのルーを持ってM1が2人現れた。ほう。


どうしてこうなったのかと聞くと、どうも普段はご飯を持って食堂に行き、食堂でおかずを頼んで食べているようだ。

ところが、今日は食堂の混雑が激しく、研究室で食べるかとなって、

カレースタンドでカレーのルーだけ買って、研究室で食べることにしたようだ。

ピーク時間帯の食堂はひどい混雑に見舞われてどうにもならんので、

時間をずらして食堂に行くか、弁当を買ってきて研究室で食べてる人が多いので、その例によって研究室で食べようと考えたが、

なんとか弁当箱に詰めたご飯を活用したいということでこんな方法をとったようだ。


僕は17時~18時に研究室を出て帰路につくわけだが、

遅くまでいる学生は食堂に夕食を食べに行くことが多いようだ。

一人暮らししている学生にとっては夕食を食堂で食べられるのは便利なことだろう。

昼も食堂で食べたり、研究室で買ってきた弁当を食べてきたりだから、

自分で食事の支度をしないといけないのは実質的に朝食だけになる。


朝食だけなら、簡単に済ませる方法はいくらでもあって、うちの朝食では納豆とご飯を食べているが、そんな風にすれば手間がかからない。

一番手間がかかるのはご飯を炊くことだが、だいたい炊飯器は持っているだろうから炊飯器にセットするだけで済む。

まぁそれはそうなんだけど、少量だけご飯を炊くというのは大変なことだから、

一人暮らしの人だと1日1回、1日分のご飯をまとめて炊いたりする人が多いんじゃないかなぁ。

そのご飯を弁当箱に詰めて持ってきて食堂のおかずと一緒に食べれば、ご飯の分だけ食堂に払うお金が減る。

1日100円程度の話だが、なるほど賢い。


たいへん賢い方法なのだが、

たまに食堂の返却口の近くに弁当箱を忘れてきたり、返却口に弁当箱を置いてきてしまったりすることがあるのだとか。

あー、それは確かにやってしまいそうだなと思った。

その弁当箱はどうなってしまうのかという話だが、翌日に食堂に行くと返却口の近くに洗われた弁当箱が置かれているんだとか。

洗ってるのは衛生上の理由だろうね。そのまま忘れ物として届けたら衛生上よくないから。

食堂の人にとっては迷惑なことだろうし、なにより自分が困るのだから、忘れないように注意しないといけないね。うん。

新しい研究用コンピュータ

昨日、研究室に3台のコンピュータが届いた。

僕含めて3人のM1の使うコンピュータだ。


研究室にやってきたとき、席はこことここが空いてるけど、どっちにする?

と言われて、じゃあこっちに、と選んだ机にはノートPCが置かれていた。

とりあえずはこのノートPCを使っておいてと言われたのだが……

このノートPC、どういうわけかキーボードの1つのキーが非常に反応しにくい。全く反応しないわけじゃないんだけど。

性能もあまり高くないので、論理合成だとか負荷のかかることをやらせるのには向いていないだろうと。

そんなわけで当分はリモートでLinuxのワークステーションを使うようにと言われていた。
リモートでワークステーション


僕と同じく外部からやってきた新M1の1人も同様に研究室のノートPCを使っていたのだが、

彼はあまりの動作の悪さにしびれを切らして私物のノートPCを持ってきて使っていた。

あと内部からのM1でも1人は既存のコンピュータの性能が不十分で、研究がはかどらないと訴えていた。

そのような事情は指導教員も把握していて、4月中旬に、新しく3台のコンピュータを発注することができた。

ゴールデンウィーク明けぐらいかな、と言ってたら予想より1週間ぐらい早く届いたわけだ。


それで指導教員から新しいコンピュータにはWindows 7の64bit版をインストールするようにと指示を受けていた。

64bit版を選ぶのは意外だった。

64bit版は互換性の面で苦心する点も多いから。ツールが動かないとかそういうこともあるだろと。

メモリ空間が広く使えることを重視して64bit版を使うように指示したようだ。

新しいコンピュータは8GBものメモリを搭載していて、画像処理などで大容量のメモリが必要になっても困らないようにしたようだ。

ただ、その8GBのメモリを有効活用するには64bit版でなければならない。そういうことのようだ。

基本的なツールは64bitでも動作することを確認しているので問題ないようだ。


昨日、早速Windowsをインストールした。

うちの大学もMicrosoftと包括ライセンスの契約をしているようで、学内ではWindowsは使い放題のようだ。(参考 : Microsoftが安価で供給するライセンス)

それからいろいろなソフトウェアをインストールしていくわけだが、昨日・今日と授業があってなかなか進んでいない。

明日にでもXilinx ISEをインストールして、ローカルでの開発に移行したいところ。

論理合成などするだけの十分な能力は持っているのだから使わないわけにはいかない。

インストールにやたら時間がかかるから、3台でディスクを回しながら順次インストールしてるんだけどなかなかね。

実りある大学院での授業はあるか

今日、研究室にとある人が訪ねてきた。

その人と大学院での授業や研究のことについて話す機会があったのでその話でも。


4月頭に時間割を組んでいるとき、こんなことを書いた。

時間割を組むと言うけど、そこまで選択肢が広いわけではない。

特に、コースの中心的な科目は8科目中6科目を選ばないといけないということで、ここは自由度が低い。

残りはほとんど自由に選べるのだが、コースの科目は偏りがひどくて、バリエーションが多いわけでもない。

( 日によって起きる時間を変えたい )

この中心的な科目というのは基幹講座の研究室に対応して設けられている。

実は8科目のうち1つはうちの研究室の教授が担当する科目なんだよな。僕は履修する予定だ。

これが大きな問題で、その研究室の学生ぐらいしか使わないんじゃないかということを扱う科目も多いんだよな。

うちの研究室の教授が担当する科目もうちの研究室以外の学生にとっては使い道はあまりないんじゃないじゃないのかな?

そんな科目も8科目中6科目を選んで履修しなければならない、だから必修に近い、だから困っていたんだ。


やはり中心的な科目はこの分野の技術者・研究者として知っておいて欲しいことを取り上げる科目であるべきだろう。

電子系のコースなのだが、僕はこのコースは 電子物性・集積回路・光エレクトロニクス の3本柱で成り立っていると思っている。

だからこの3本柱をきっちり固める科目を設定して欲しいなと思うんだ。

光エレクトロニクスの分野では科目が乱立して学生も混乱しているので、基本的な内容を集約してくれればなと。

その上で、個別の研究分野の科目を用意して、それは自由選択という形で履修するようにすればよいのではないかと。


あと他コースの中心的な科目をカリキュラムの中に組み込むのもよいかなと。

一部のコースでは他コース科目をカリキュラムの中に入れているけど、うちのコースでは特にカリキュラムには入っていない。

他コース科目も自由に履修できるから、僕は興味に応じて時間割で問題が無いものをいくつか取り入れている。

電気電子工学の世界はつながっているのに、自分のコースばかりで完結すると広がりが感じにくいだろう。

他コース科目の中心科目もいくつか取ってこいとカリキュラムを設定するのもいいんじゃないかと。

それに応じて時間割の調整をしてくれれば、他コース科目も履修しやすくなるのだから。難しいか?


教える方も大学院の講義の位置づけがよくわかっていないのかな、と授業などで感じる。

自分の好きなように教えればいいんだろと考えて、自分の研究分野のことを延々と授業する人もいるが、

他の研究室の学生にとってはどんなことに役立つか、さっぱりわからないまま終わってしまう。

その分野について意味のある授業をしようと考えたとき、学部の授業を前提としてその続きをやろうと考える人もいる。

ところが、大学院には外部生もいるのだし内部生でも履修によってはその学部の授業を受けていないことがある。

学部の授業と同じことをやっても仕方ない。どんな授業をするのが大学院の授業にふさわしいのか。これは難しい問題だなと思う。

現実的には復習をふんだんに取り入れながら、学部の授業の発展的な部分をする科目は多いかな。

しかし、その一方で講義について学生の負担になるばかりで意味がないと言う人もいる。


大学院によって講義への力の入れようにも違いがあるのは間違いないことだ。

他分野からの学生が多いところだと、講義でしっかり基礎的なことを身につけてもらわんとならんので気合いを入れた構成になるだろう。

ただ、うちの専攻はそうでもないから、講義にそこまで力を入れる必然性はない。

一応、他分野からの学生のフォローとして、学部の講義を取りに行くことができるようになっているようだがその程度だから。


じゃあ講義って何のためにあるのかな? という話だけど、僕は研究に広がりを持たせるためのものなんじゃないかなと思っている。

自分の研究分野に近いところの講義なら、その発展的なところを学んで、自らの研究の発展につなげられる、

離れたところの講義なら、自分の研究の応用や周辺技術を知ることが出来るかもしれない。

僕としてはそういうところに希望を見いだして授業を受けている。ただし、各種の制約でなかなか思うように行かずというのはあるが。


とにかく、この大学院は個々の研究室の取り組みはともかく、専攻・コース全体としての繋がりが薄いのが残念だ。

そのことは話していた人も憂慮していたが。

何もかも各研究室に任せすぎなんだよな。専攻・コースが研究室をまとめたものだとしか思われていないのなら、それはあまりに残念だ。

GPAで研究室は決まると言う

バーベキューのときに研究室に配属されたB4と研究室配属についていろいろ聞いていた。

いきなり大学院に推薦入試で入った僕にとっては全く縁のないことで、

さっぱり話がわからんので聞いてきたわけだ。


研究室配属のプロセスだが、まず研究室紹介があって、その後、研究室見学として2日かけて実際に研究室を回り見学する。

そして第5希望まで希望する研究室を書いて提出する。

その後、一部の研究室では希望者に対する面接を行う。ただ、1つか2つぐらいだからほとんどの研究室では面接はない。

じゃあ面接をしない研究室ではどうやって決めるのかというと、成績順で決めることになる。

第1希望で決まらなければ、第2希望の研究室が埋まっていなければそこに配属、

これを第5希望まで行っても決まらなければ呼び出され最終調整が行われるようだ。


そんなわけで基本的には成績順で決まるのだが、具体的にはGPAで比較を行う。

高専では成績の点数に応じて優・良・可・不可の評語を付けていたが、大学も基本的には同様。

うちの大学では S・A・B・C・F とアルファベットで表している。

優に相当する80点以上が細分化され、90点以上がS、80点以上がA、良に相当するのがBで70点以上、可に相当するのがCで60点以上、

不可はFだな。A・B・Cと来てFなのはこれがFailという意味のある言葉から来てるからだな。

基本的には学生も S・A・B・C・F という評語でしか成績がわからないようで、学生には具体的な点数が知らされていた高専時代と違う。

高専の時、80点以上はどれだけ高くても優だから、と言ってたけど、優の中でも高い点数がつくことはうれしいことだ。

評語でしか結果がわからないのなら、Sの存在は重要だよな。対外的な評価で使われるのはどうかとも思うが。

評語をSは4、Aは3、Bは2、Cは1、Fは0と置き換えて、これを単位数で重み付けした平均を取る、これがGPAだ。

評語が10点刻みで付けられている事を踏まえれば、不合格科目がない限りは単位数で重み付けされた平均点ととらえられるかと。


どの科目を履修するかによって、その科目の難易度の差などでGPAも変わってくるだろうと思うのだが、

それ以上に問題なのが3年次編入学の学生だな。工学部で3年次編入学といえば高専出身者だが。

3年次編入学の学生は3年に履修した科目のみでGPAを計算することにしているようだ。

学部1年からいる学生は1・2年に履修した科目も当然GPA計算の対象に入るわけのだが、

概して低学年の科目というのは高い評価を取りにくいようだ。そりゃそうだよね。

その結果、3年次編入学の学生のGPAは高くなりがちで、研究室配属においても有利になる。

実際に実力が高い学生ならよいのだが、さほどでもない学生に対しては反感もあろうかと思う。


ちなみにうちの研究室に配属されたB4は全員、第1希望としてうちの研究室を指名してくれたようだ。

このように強く希望してくれた学生が集まってくれたことはありがたいことだ。

ただ、第1希望だけで埋められているということは、おそらく他に第1希望と書いた学生もいたのだろうなと。

その人たちが実際に配属された研究室で希望を持って研究に取り組むことができていればいいのだけど。

成績順で決めるという方法はわかりやすいけど、それでうまくいくかというとなんとも。