バス搭乗の欠点

職場に出張の荷物を担いでいって、職場から空港へ直行とはなかなかタイトである。
ただ、外したくない打ち合わせもあったし、職場でやりたい仕事もあったし。
わりとタイトで職場を出たら寄り道せず空港に行って、保安検査を通過するのは30分前かという具合。
実際はスムーズだったのでもうちょっと早かったけど。


で、空港に着く直前にゲート変更の通知が来ていて、えらい番号のゲートだなと思ったが、
ああ、これバス搭乗ってことだなと気づく。バス搭乗からターミナルビル内でむやみに歩かされることはない。
世界的にみるとそういう考えの空港というのももあるようですね。
今までバス搭乗というと、成田空港第3ターミナルでJetStarを使ったときだけで、
当時はまだエプロンが未完成の部分があり、すぐ近くなんだけど安全面からバスで移動するというものだった。
今回はがっつり遠くのスポットまでバスで移動する。10分弱走ってたよう。
他の車両との交錯もあり、しょっちゅう止まりながら走ってた割にはとも思うけど。


バス搭乗の場合もゲートを通過する時刻は同じだからバス移動の分だけ遅れることになる。
今回はみんな時間より前にゲートを通過できたようで、最後のバスも時間よりちょっと前に出発。
でも、飛行機が動き出すのはバスが飛行機について、タラップ上がって座ってから。
ボーディングブリッジから乗り込めば、時間ぴったりぐらいには動いてそうだったけど、なかなかそうもいかない。


しかし、これはよくないなと思ったのが搭乗開始前に車いすの人が別誘導を受けているのを見たところ。
ボーディングブリッジからの搭乗なら、車いすに乗ってそのままわたって、座席に座らせてもらえば話は済む。
しかしバス搭乗ではそうもいかない。バスは今時ツーステップバスだし、タラップは階段しかない。
これはバスゲートのところに停まっていたのだが、専用のリフト車で連れて行ってもらうことになるのかな。
この設備自体はストレッチャーで乗り込む人なども使うので、なんらか空港には必要なものなのだが、
普通の車いすの人はボーディングブリッジがかかっていれば本来そこまでする必要はない。
バリアフリーを考えればボーディングブリッジは必要だと改めて感じたのだった。

会員登録しないと買えないので

出張に飛行機を使う話を書いた。

飛行機の時刻表は偏っているので

うちの部署からは2人行くのだが、もう1人が手配しようとすると、

会員登録が面倒なので一緒に手配してくれないかということになった。


基本的には飛行機の手配するには会員登録が必要なんですかね。

ただ、これも航空会社によるところがあるようだ。

でも、この会社は登録しないと運賃すら見ることが出来ない。

企業向けの特約運賃は一般で調べても出ないわけですからね。

予算すら立てられないということである。


代表者が会員登録していれば、他の人は会員登録がなくてもよくて、

ただし氏名・生年月日などを入力する必要がある。

精算時は2人分の運賃を精算することになるが、同じ部署なのでどうということはない。

ちなみにこれでもう1人の人が精算しなくてよいかというと、

鉄道など飛行機以外の部分は各自精算する必要はある。


しかし、これやってて思ったんだけど、国際線は登録なくても手配できるんだよな。

後追いでFFP番号を登録したこともありましたが。

国際線の場合は、パスポート情報を基本にしているとか、

必ずしも搭乗する航空会社の会員ではなく、提携先の会員の場合もあるとか、

いろいろ事情はあるんでしょうが。あと必ず旅行会社の手作業があるみたいですね。

最低限の作業で済めば旅行会社の手配料金は安いとは書いてあったが。


このケースはその場で会員登録すればすぐ使えるけど、

鉄道の手配だと登録に日数がかかる予約サービスもあるとか書いてあったな。

いろいろ企業向けのシステムはあるみたいなんだけど、事業者によりけりのようだ。

高カテゴリのILSのために地面を作る?

高松空港は瀬戸内一帯では最も国際線の利用が多い空港である。広島より多いんですよね。

高松市街から割と近く、そこからの往来が便利なのが理由のようだ。

ただ、この高松空港の欠点が濃霧による欠航で、この対策としてILS高カテゴリ化事業がスタートした。

濃霧などの影響を受けやすい国管理空港を順々に改良していて、

その中で高松の番が回ってきたというのが実情でしょうね。


高松空港ILS高カテゴリー化事業における新規事業採択時評価について (pdf) (国土交通省)

現在、高松空港は東から着陸する場合にILSを利用できる。

このILSはカテゴリI(CAT I)で、高度200ft(約60m)地点で滑走路が目視できれば着陸できる。

もし、目視できなければゴーアラウンドとなる。

高松空港ではCAT IIIbにする計画で、これが実現すると自動着陸できるので滑走路が目視できなくても着陸できる。

滑走路が目視できなくても着陸はできるが、着陸後に何も見えないでは困るので、

その場合でも滑走路視距離(RVR)は50m以上あることが要求されている。


これを実現するために必要な設備としてCAT III用の航空灯火、ローカライザー、グライドスロープ、

RVRを測定するための気象施設、そして電波高度計用地とある。

CAT III用の灯火などは今までより上等なものに変えるということだが、

高松空港で大変なのが電波高度計用地であり、でもこれがCAT IIIのキーポイントのようだ。


電波高度計というのは地面に電波を当てて高度を測るものである。

CAT Iでは気圧で高度を測るが、これではどうしても精度が出ない。

なので地面との距離を測ってより精度良く高度を知る必要があると。

この精度良い高度情報があるからこそ、自動着陸もできるということだろう。

そのために必要なのは地面、でも高松空港は滑走路の東側に平らな地面がない。

丘陵地にあるので、東側が平らじゃないんですね。

このために盛土をして平らな面積を広げるか、人工地盤により平らな面を作るか、どちらかの対応が必要になる。

この問題は広島空港にもあって、こちらは人工地盤を使っている。

空港の西側に頼りなく張り出しているのが電波高度計用地である。


日本では滑走路の片側にILSが付いている空港は多いが、

両側にある空港は少なく、新千歳・成田・羽田・中部・関西・福岡・那覇 などに限られる。

もっとも片側にしかILSがないのはケチっているからとも限らず、地形の都合などもある。

伊丹空港は北側に山が迫っているので南側しかないなど。

で、この両側にILSがある空港なのだが、全部CAT II以上という空港は関西・中部の2空港のみである。

関西は2つの滑走路の両側がCAT II、中部は南側から着陸する場合はCAT IIIb、北側はCAT IIである。

他は1つの滑走路の片側だけCAT IIIbに対応するという形である。

羽田空港とか4本滑走路あるけど、1本の片側だけなんですよね。


CAT IIまでというのは現在は日本国内では関西・中部のみである。

電波高度計を使う、自動着陸できるといった特徴はCAT IIIと同じで、

ただ、高度100ftで滑走路が見えないと着陸できないという差はある。

調べると中部は開港時は両側ともCAT IIだったのだが、

濃霧に見舞われることがあり、対策として開港4年後の2009年に一方をCAT IIIにしたという記載がある。

設備面の差はそこまで大きな物ではないのかもしれない。

そして今も関空がCAT IIまでなのは、それで別に困らないからなんだろうな。


実際のところCAT IIやCAT IIIというのは常時使われるものでもないらしい。

これは自動着陸する都合、滑走路の周辺を空けておく必要があるとか、いろいろ制約が多いからだそう。

CAT II・IIIは特別な体制が必要なので航空会社・乗務員・機材の都合によりできない場合もある。

羽田・成田は1つの滑走路だけ対応できても機能維持は難しそうだが、

最低限の機能だけ維持できればよいという割り切りなんだろうか。

一方で近年に基幹空港としてできた関西・中部はCAT II以上に最初から対応しておいたよということかね。


昔に比べると安全に着陸できる空港が増えているのは確かで、

それはILSが導入できないパターンでのRNP-ARの適用もそうだし、

ILSの増設・高カテゴリ化というのもある。

そういう中では高松というのは優先度は一段落ちるかなとは思うものの、

国際線が伸びているというのは後押しになった感じでしょうかね。

平らな地面があればもっと早く着手できていたかもしれないけど、

そもそも濃霧に見舞われるのは丘陵地にあるからなのでなんとも。

飛行機の時刻表は偏っているので

来週、某所に会議のために出張してくれとなって、

2時間もかからない会議なのに、丸一日つぶれるという状況である。

こんなことのために呼び出すなという話で、全く気乗りしない。

そうならないようにできなかったのか? と問い詰めたいぐらいなのだが、

関係者みな追い詰められた状況のようである。だから僕が行けばなんとかなるとは思わないのだが。


で、飛行機で往来するんですよね。

目的地が空港から近いというのが決め手ではある。

もう少し新幹線の駅から近いエリアだと列車かなぁという感もあるが。

で、東京(羽田)からの便はJAL・ANAの2社で飛んでいて、

じゃあどっちにするかと時刻表を見るのだが、ほぼ同じ時間帯に飛んでいる。

朝・夜もそうなのだが、昼間の時間帯までほぼ同じ。

特に打ち合わせ後、早く帰れる便を選びたいが、どちらを選んでも同じ。

ただ、価格差は少しあって、それが最終的に決め手になった感じである。

(両社で使っている機材のサイズが違うので、それが価格差につながっているのでは?)


うまく散らしてくれればよいのだが、運航上の都合を考えると難しいのだろうか?

という中でこういうニュースを見た。

苦境の国内線、一部路線でダイヤ・便数調整認める 国交省 (朝日新聞デジタル)

会社間で時間調整を行うだけであれば独占禁止法上の問題はないという見解である。

むしろ今までやってはいけないと考えられていたのか? という話だが、

飛行機に限った話ではなく、バスや船にも当てはまることである。

ただ、実際には複数社が同一区間にある区間は調整されているかのように見えることがある。

これは会社間で直接調整しているわけではないとみられる。

他社の時刻表を見て間にはめるような調整とか、長年の慣例とかあるんだろう。


近年になってバスの共同経営というのも地域によっては行われている。

複数社ある地域では儲かる路線にはこぞって参入するが、儲からないが重要な路線は減便・撤退という話になる。

昨今は乗務員のリソースも限られる中、儲かる路線で複数社で競ってリソースを浪費するのはよくない。

そこを各社で調整して、便数が比較的多い区間は等間隔化して本数を減らしたり、

場合によっては会社間で運賃収入を調整したりするようになっている。

変わったところでは徳島県南部では鉄道とバスの共同経営なんていうのもあって、

高速バスの末端区間を鉄道同様に利用できるようにする仕組みが導入されている。


便数を変えず、運賃の協調もない時間調整であれば、独占禁止法上は問題はないようなので、

そういう調整で航空便全体としてのニーズが増えればまずはよい。

いい時間に飛行機ないなら列車にしておくかというところで、

この時間帯にも飛行機ありますよとなれば、じゃあ乗りますかと。

これで各社の採算性が向上すれば、まずはよかったねという話である。


ただ、これで済むとは思えないところもあり、時間調整の結果として減便したいとなるかもしれない。

しかし、それを行うには独占禁止法上の特例が必要になるのではないか。

現状でも離島航路に適用することを想定したルールがあるようだ。

(ただし、実際にそれが適用されている航路は存在しないそう)

バスの共同経営みたいなのが飛行機でも見られるようになるかもしれない。

それが大手2社によるものなのか、他の枠組みなのかはわかりませんが。


あと、これも気になった話なんですけど。

中堅航空の羽田発着枠を維持、大手が20%以上出資でも 国交省検討 (日本経済新聞)

かつて新規航空会社には羽田空港発着枠が優先配分されていた。

ただ、この制度の対象となる4社は経営難をきっかけにANAが大株主にいる。

スカイマークは営業面での関係は薄いが、他3社はANAとのコードシェアを行っている。

首相動静に「全日空3821便」と出ていたやつですね。

それは全日空便ではないと思うが

NH3821便というのは実態はスターフライヤーの7G21便である。

このように営業面での関係は深いが、大手航空会社が20%以上出資すると優先配分された分が回収される。

このため出資は20%未満に保たれているという事情がある。

でも、実態としてANAは自社便の穴埋めに3社の便を使ってるじゃないかと。

この実態を認めて、子会社化してリソース統合して経営基盤を強化するべきでは? という話らしい。

近年は鈴与との関係を深めているスカイマークにとっては余計なお世話でしょうが。

ペダルの付いた特定原付

軽自動車税の口座振替の通知が来て、そういえばそろそろ電動バイクを買ってから2年ですかと。

いろいろ不満はあるんだけど、他にいい車があるかというと案外難しい。

そんな中でちょっと気になった特定原付の話。


特定原付の完成形!“タブー”だった走行ペダルに挑む新製品「ENNE ZERO」発表 (PRTIMES)

特定原付は20km/h以上に加速できない構造である必要がある。

20km/hを超えればモーターを切ればよいということである。

なお、下り坂などで勝手に加速するのを制限する必要はない。

(それでも原付の制限速度、30km/hは超えてはいけない)

特定原付は電動でなければならないという制約があるので、そう難しい話ではないが、

電動アシスト自転車のようにペダル付きにすると話が難しくなる。

なぜならば20km/hで走っている状態でペダルを漕げばさらに加速できてしまうからである。


この点を理解せず、ペダル付きの特定原付を作ってしまいリコールという事例もあったようである。

その後はペダルを取るという改修を行ったようである。

一方でENNEはこの点を理解して、発電機付きの特定原付を作っていた。

モーターを動かすための電力の一部をペダルで補うということである。

ただ、モーターの発電効率などの問題は大きかったとみられる。

なんとか電動アシスト自転車を特定原付にできないか研究したようで、

その結果として、ペダルを漕いで20km/h以上に加速しようとすると、ブレーキがかかる仕組みが考えられた。

これを導入した初めての車がENNE ZEROだそう。現在は予約段階である。


電動アシスト自転車を特定原付とすることのメリットは、アシスト比率規制がなくなること。

日本では電動アシスト自転車を自転車として扱うためにはアシスト比率の制限がある。

最大で人力:電動=1:2で、速度に応じてアシスト比率が下がり、24km/h以上ではアシストしない。

このアシスト比率に着目した規制は世界的にも珍しいものではある。

ヨーロッパだとモーターの出力規制とペダルを漕いでいるときしか加速しないという制約だったし。

日本のアシスト比率規制に適合しない車は日本では原付という扱いになる。

これを特定原付の要件を満たすようにすれば、車道上の扱いはほぼ自転車と同じになる。

なので運転者にとっての違和感が少なく使えるという理屈である。


この方式の特色として、急坂でモーターの出力が不足するとき、

人間がペダルを漕いで助力できるということがある。

特定原付は原付一種のモーターの定格出力600W以下という制約を受ける。

僕のバイクは350Wなのでこれよりは弱いが、急坂ではしばしば15km/hぐらいまで減速してしまうことも。

で、実はこれはモーターの定格出力の制限で、人間が助力して合計として超えることは問題ない。

そうなんですよ。これは他の方式にはない特色である。


また、フル人力で走れば、保安装置を動かすだけの電力があれば足り、

そういう使い方を想定した予備バッテリーも積んでいるよう。

自転車と違うのは前照灯・尾灯・制動灯・最高速度表示灯・ウインカーなんてのが光る必要があること。

自転車でも暗ければ前照灯は必要ですけど。

このあたりを動かす電力は確保しておかないといけない。

あとこの車の場合はペダルを漕いで20km/h以上に加速できなくする機能もいるか。

これらを動かす電力さえ確保できれば、車道では自転車同様に走ることはできる。


ただ、実用性はどうなんでしょうね?

フル電動で走れる車をあえて、ペダルで漕いで走る理由があるのかと。

急坂・電欠など特殊な状況を除けば、あまり必要そうには思えないが。

アメリカ発着にこだわる理由

ユナイテッド航空の成田~ウランバートル線の便名がUA7/8と書かれていて、

これはヒューストン~成田と同じ便名なので、名目上はヒューストン~ウランバートルなんだなと。

実際には成田で機材が変わって、成田~ウランバートルは本土に飛べないボーイング737-8での運航なのですが。

グアム常置でグアム~成田便と組み合わせて機材は行き来している。


それはそういうものかと思ったのだが、ユナイテッド航空はパラオのコロールと成田を結ぶ便も運航している。

パラオには国際線を飛ばせる国内の航空会社はない。

アメリカ領だった時代もあるので、アメリカの航空会社が飛ばすのはそうおかしなことではないと思っていた。

でも、これもデンバー~成田と同じ便名、すなわち名目上はデンバー~コロールらしい。

これも成田で機材が変わり、成田~コロールはグアム常置の機材である。


なぜこういうことをしているのだろう?

てっきりオープンスカイ協定では協定を結んだ国を経て他の国へ至る路線は自由に運航できると思ったが、そう単純な話でもないらしい。

航空業務に関する日本国とニュー・ジーランドとの間の協定の付表の改正に関する交換公文 (外務省)

比較的条件がやさしいと思ったものとしてニュージーランドとの協定を持って来た。

ニュージーランドの航空会社は、ニュージーランド国内~中間地点~日本国内~以遠地点の航空路線を運営でき、

日本の航空会社は 日本国内~中間地点~ニュージーランド国内~以遠地点の航空路線を運営できる。

国際輸送であればいずれの区間でも運輸兼を行使することは認められる。

ここで「中間地点」というのがあるが、日本~ニュージーランドは通常直行可能である。

上記に書かれている地点は適宜省略することができるので、

日本~ニュージーランド という路線を経営することも認められる。

もし必要ならば中間地点を加えることもできるということである。

(もちろんその中間地点に含む国との協定にかなうものでなければならないが)

ただし「当該締約国の領域内の一地点をその起点としなければならない」という制約がある。

日本の航空会社は日本発着、ニュージーランドの航空会社はニュージーランド発着として運航する必要があるということである。


アメリカとの協定は正直読みにくいが、アメリカの航空会社はアメリカ発着として運航する必要があるのはその通りである。

日本国とアメリカ合衆国との間の民間航空関係に関する交換公文 (外務省)

難しい書き方をしているのだが、アメリカの航空会社は、

アメリカの背後~アメリカ国内~2以上の中間地点~日本国内~日本以遠の地点 の航空路線を経営できる。

ただしアメリカ国内を含む必要はある。パラオ発着ならよいとはなっていない。


昔の協定は経由できる地点や、以遠の地点など細かく規定していた。

例えば日本の航空会社はアメリカ経由で運航できるのはブラジル・メキシコのみと定められていたそう。

(昔は名古屋~成田~ニューヨーク~サンパウロとかありましたけど)

現在はそう細かく規定されてはいないが、常識の範囲でやる必要はあるのだろう。

ハワイアン航空は不滅か

今どき航空会社のアライアンスも有名無実の感もあるが、

oneworldにハワイアン航空が加盟した。

Aloha! oneworld welcomes Hawaiian Airlines to alliance

とはいえ、これはハワイアン航空の便名がアラスカ航空のAS便名に統合された結果である。

元々アラスカ航空はoneworld加盟社で、そのアラスカ航空とハワイアン航空がサービス上区別されなくなるので、

これをもってハワイアン航空はoneworld加盟社になるということである。

なお、JALは以前よりアラスカ航空・ハワイアン航空両社と提携関係にある。


ハワイアン航空がAS便名になるというのは、ハワイアン航空という名称がなくなることだと思ったが、

どうもそういうわけではなく、両ブランドは現在も存続しているらしい。

ただ、空港での表示は全部アラスカ航空になるんですけどね。

それではハワイアン航空とは一体何なのか? 同社のWebサイトを掘ると約款が出てきた。

Alaska Airlines, Inc. 運送約款 (pdf) (ハワイアン航空)

この約款には4つの航空会社の名前が出てきている。

Alaska Airlines, Inc.とHawaiian Airlines, Inc.、この2社は総称して「アラスカ」と称されている。

そしてHorizon Air Industries, Inc. と SkyWest Airlines, Inc. である。


すなわちハワイアン航空という会社は現在も存在していること。

アラスカ航空・ハワイアン航空は会社は別だが約款上は区別しないことがわかる。

Horizon Airはアラスカ航空子会社で小型機専門の会社である。

SkyWest Airlinesはいろいろな大手航空会社と提携して、そのブランド名で飛行機を飛ばしている。

アメリカン航空との提携便はAmerican Eagle、デルタ航空との提携便はDelta Connectionなど。

提携先ごとの塗装の異なる機材を用意しているが、運航会社としては同じSkyWestである。

とはいえ、地域パートナー2社の便も基本的には同じ扱いである。


アラスカ航空のWebサイトで検索すると、それぞれの運航便は下記の表示となっている。

Operated by Alaska

Operated by Alaska as Hawaiian Airlines

Operated by Horizon Air as AlaskaHorizon

Operated by Skywest Airlines as AlaskaSkyWest

Alaskaはアラスカ航空・ハワイアン航空の総称なので、

Alaskaがハワイアン航空のブランドで運航する書き方になっている。

ちなみに日本便は成田~シアトルを含めて”Operated by Alaska as Hawaiian Airlines” である。


いずれにせよハワイアン航空という会社自体は存在するらしい。

この点では岩手県北自動車南部支社を「南部バス」と呼ぶというような話とは異なるようだ。

運航会社が異なるが代表会社の便名で表すという点では、

JALがグループ各社と行っている共同引受の考え方そのものであ。

JL便名になっても日本エアコミューター(JAC)などのブランド名がなくなったわけではないし、

ハワイアン航空もAS便名の運航会社の一として今後も名前は残るということか。


そこでさらに疑問が生じたのはJALは共同引受する各社を約款上どう扱っているのかということである。

運送約款 (JAL)

国内旅客運送約款を見てみるとこういう文言がある。

会社とは、日本航空株式会社、株式会社ジェイエア、日本エアコミューター株式会社、株式会社北海道エアシステム及び日本トランスオーシャン航空株式会社をいいます。

Alaska Airlines, Inc.とHawaiian Airlines, Inc.の総称を「アラスカ」という話と同じである。

もっとも日本トランスオーシャン航空(JTA=NU)だけは特殊で、

同社便のうちJL便名のみこの約款を適用するとなっている。

NU便名についてはJTA単独の約款、あと琉球エアコミューターも単独の約款を持っている。


一方で国際運送約款を見てみると、こちらは会社=日本航空株式会社と規定されている。

あれ? 共同引受になったことでJAC運航便なども国際線航空券の一部として買えるようになったのでは? と。

変だなぁと読み進めるとコードシェア便の話が出てきた。

そうか、共同引受の便は全部JL=日本航空の便名が付いているか。

国内旅客運送約款の共同引受は、国際運送約款ではコードシェアとして扱われるようである。


JTAは独自の国際運送約款を持っている。(那覇~台北の国際線を飛ばす以前から存在していた)

この約款により昔から国際線航空券の一部としてJTA便を組み込むことができた。

一方で琉球エアコミューターは国際運送約款もなければコードシェアもない。

なのでJALグループで唯一、国際線航空券の一部として購入する手段を持たない。


では逆にコードシェアさえしていれば買えるのか? という話だが、

JALは国内線で天草エアラインなどとコードシェアをしている。

ただ、国際線扱いで買おうとすると天草便はない扱いになっていた。

会社間の取り決めにより国内線に限るとなっているのだろう。

逆もあってジェットスタージャパンは国内線にJL便名が振られている。

しかし、JALは国際線乗り継ぎ便としてのみ販売する取り決めがある。

こうなるとさらに気になるのがANAなのだが、調べた限りではAIRDO、ソラシドエア、スターフライヤー、オリエンタルエアブリッジ、IBEXエアラインズのコードシェア便は国際線の一部として買えるよう。


冒頭の話に戻るのだが、ハワイアン航空はアラスカ航空の運航会社の1つとしてoneworldに加盟したわけだが、

oneworldには提携する地域航空会社をAffiliate Airlinesに列することができる。

JAL関係ではJTAが昔からここに記載されていた。現在は共同引受各社の名前も列記されている。

多くの場合はoneworld加盟社の便名で飛んでいるわけだけど。

主に自社便名で飛ばしているのはJTAぐらいのものかもしれませんね。

ハワイアン航空はAffiliate Airlinesとは違う扱いのようである。

実態としては2社で1社みたいな話なんでしょうけど。


今後もアラスカ航空とハワイアン航空のブランドが共存するのかはよくわかりませんが。

日本と縁深かった コンチネンタル航空(→ユナイテッド航空)とノースウェスト航空(→デルタ航空)は全くなくなったわけで、

それと同じだと思っていたし、便名としてはもう完全にアラスカ航空である。

なかなか信じがたいところはあるが、ハワイの歴史ある航空会社であるという事情は考慮されてるんだろうな。

アラスカ航空もアラスカ州からの路線が集まるシアトルを拠点に各方面飛ばしているが、

ハワイアン航空のブランド名を上書きするほどのものではないと思っているのかも知れない。

今春からの近鉄大阪線

今回、滞在中に近鉄電車に乗ることが多かったが、その中で大阪線の「区間急行」にあたった。

今年3月から主に昼間帯に運行されるようになった。

休日の夜間帯などそれ以外の時間帯にもしれっと設定されてるけど。


近鉄大阪線というのは 普通・準急(区間準急)・急行(快速急行)の3層構造でやってきた。

準急と快速急行の停車駅の差はかなり大きく、利用者は明確に別れている。

運行形態は時代により移り変わりがあるが、夕方ラッシュ時の形態は大きく変わっておらず、

快速急行4本/h・準急4本/h・普通5本/h、これに特急も走っている。

これはまだよいが昼間は急行3本/h・区間準急3本/h・普通5本/hでやっていて、

これではなかなか等間隔というわけにもいかず不等間隔だった。


そんな中で従来の急行と準急を合わせたような区間急行ができた。

上本町~国分は準急、国分から先は急行の停車駅で走るわけである。

区間急行と普通を毎時4本、ほぼ等間隔での設定にする。

従来、急行を使っていた人にとっては増便だし、それ以外も従来の間隔の開くところと同程度ではある。

特急の通過待ちも従来より計画的に入れられるため、停車駅増の割に所要時間は増えない。

これにより1時間当たり11本から8本に削減できるので、相当な効率化になるのだろう。

気がかりなのは大阪府内の混雑ですが。果たしてどうなんだろう。


ただ、これに合わせて区間急行は伊勢方面への直通を行わないことになった。

従来は毎時3本の急行のうち、1本は伊勢方面、1本が青山町、1本が名張発着だった。

この名張発着の急行は名張~中川の各停に連絡していたはず。

毎時4本の区間急行、毎時2本は榛原発着、毎時2本は名張または青山町発着となっている。

急行→区間急行の本数増の恩恵があるのは榛原までで、その先にはなく、

さらにその区間急行も名張発着が多くなっていると。

名張では一部が 名張~中川の普通または急行に接続するという形である。


この普通と急行の使い分けは謎が多く、休日は基本的に毎時1本の急行に接続する。

一方、平日は毎時1本の各停、概ね2時間に1本の急行に接続するという。

どちらにも接続しない場合は青山町発着であることが多いが、

場合によっては名張~青山町だけの列車に乗り換えられるようにしているよう。

可能な限り名張では対面乗り換えですぐ出発としているので、

乗換の手間はかかるが所要時間はそう延びないようになっているようだ。

実は急行と普通の停車駅はわずか2駅だけで、ただこの2駅はホームが短い。

休日は増結対応しやすい急行をメインにしているのはわかるのだが、

平日に中途半端に急行を設定している真意はよくわからない。

高校生の帰りに合わせているのか、何らか運行上の事情によるものなのか。


なんとも言いがたい運行形態だが、車庫駅である名張駅での分断運行には相当なメリットがあるのだろう。

大阪~伊勢を一般列車で乗り通す人というのはそう多いものではなく、

途中、特に名張~青山町の間で順次入れ替わっていくもので、どこで切っても不便にはなる。

通勤通学の多くを占める時間帯は相変わらずこの形態ではあるのだが、

この形態は負担が重い面もあるのだろう。残念ではありますけど。


急行の直通がなくなるなら特急で、という考えもありそうなのだが、

大阪~伊勢の特急も以前より減便され、毎時1本が基本となっている。

この間も名阪特急は毎時2~3本の設定だから、伊勢方面の需要が弱いのだろう。

この伊勢方面の特急だって、実際には中川乗換で津・名古屋方面への利用が多いのかもしれない。

難波毎時10分発の特急は0分発のノンストップ特急に乗り切れなかった客も回ってくる。

名阪特急の通過駅の客を拾いながら、大阪・名古屋へ運ぶ列車でもある。


おととい書いた吉野線の橿原神宮前発着を基本とした運行形態もそうですが。

桜には遅い吉野行き

こちらはワンマンカー活用の都合である。

乗務員など人手も限られる中、運行区間を削ったり、ワンマン運転で省人化を図ったり。

こういう流れはこれらの路線に限った話でもなくなるんだろうかな。


近鉄としてはやっと一般列車の新車導入が活発になってきている。

運賃値上げはこれらの原資を稼ぐ意味合いも大きいのだろう。

一方で従来的な運行形態をそのままやっていくのも難しいということで、

利用者の多い区間・時間帯をしっかり運びきるというところを重視せざるを得ないということなんだろう。

滞在中に大阪線に乗ったのはちょっとだけだったけど、むちゃくちゃ悪いということはないと思う。

今後もこうなのか? というと気になる部分はあるが、それなりに考えた策なのだろう。

オンラインチェックインするANA

緊急で某所に出張してくれという話になって、

正直なところを言うと、木曜から休暇を取って出かけるというのにやめてほしかったのだが、

飛行機を使えば日帰りできるからと。日帰りと言っても日が変わる直前に帰れるレベルだが。

そんなこんなで押し切られたのだった。


今回、ANAだったのだが、ANAというとオンラインチェックインを基本とした方法になっている。

で、同行者の分も一緒にチケット取ってくれということで、法人向けのサイトから申し込んで、

自分はAMC会員番号を入れて買っているけど、同行者は持っていないという。

まぁ名前と年齢を入れれば買えるのでそれはそれでよかったのだが。


それで予約案内のメールは同行者にも送っておいたのだが……

自分はその予約案内のメールからAMCのログイン情報を使えばオンラインチェックインができたが、

同行者はAMC会員ではないので、これではチェックインできず確認番号が必要だという。

家に帰ったら電話がかかってきて、確認番号を教えてと聞かれたのだった。

eチケット控えを印字するなどして渡すべきだったか。


さて、羽田空港第2ターミナル、到着して思ったのは自動チェックイン機けっこうあるぞということ。

オンラインチェックイン導入時の方針としては将来的には自動チェックイン機はなくすという話だった。

ところがそれでは混乱が起きるのは目に見えていること。結局は存続することになった。

ただ、この場合も確認番号が必要なのは同じなのだけど。

で、保安検査場を通ろうと思ったらゲート変更になって、通るべき検査場がAになっていた。

もともとそんなに歩かなくていいゲートだったのだが、えらい歩かされることに。

羽田空港第2ターミナルは偏っている

多分、旧サテライト棟との連結部のゲートだったと思う。

さらにゲートに到着後、またゲート変更で1つ隣になったり……

ドアは定時に閉まるも、動かないまま5分ぐらい待たされ、長い長い地上走行もあって最終的に10分遅れだった。


帰りも似たような話で、羽田空港到着後、延々歩いて出口で、

そこから混んでる電車を乗り継いで、最寄り駅から歩いて帰ると日が変わる直前と。

想定通りと言えばそうなのだけど。ものすごい疲れた。仕事自体もなかなかね。


ところで今回はANAなのでオンラインチェックインうんぬんという話だったが、

JALだと事前に座席指定をしておけばICカードでそのまま搭乗まで行ける。

あと、それ以外の場合もeチケット控えのQRコードがあればいけるみたいね。

いずれにせよeチケットを印字して渡すべきですね。

実はこの路線はJALも飛ばしていて、時間としてはそちらの方がよかったのだが、

空席がなく、ANAになったという経緯がある。めんどくせぇと思ったのはいうまでもない。

大宮駅で北陸新幹線が折り返す方法

最近、北陸新幹線の利用が好調で指定席が埋まって乗れないという話が。

じゃあ増発しろよという話はあるが、これが難しい。

いろいろな制約はあるが、一番厳しいのが東京~大宮が東北新幹線と共用であること。

さらにいえば将来的には北海道新幹線も札幌まで延長されるので、より厳しい状況が予想される。


現在の東北新幹線東京駅は4分間隔、最大1時間15本の発着が可能である。

東京駅のホームが限られているので、全てホーム上で整備するのは無理なので、

すぐに上野駅に折り返して整備して東京駅に戻すという手法も使っている。

なので東京駅発着ではなく一部臨時列車で行われる上野駅発着にするのは、

全く無意味でもないがそれだけで飛躍的に本数を増やすのは難しいらしい。


となれば大宮駅での折り返しを行うと本数が増やせそうだが、そう単純な話でもないらしい。

東北新幹線 (配線略図.net)

この図で大宮駅のホームは下から上に向けて13~18番の順である。

中央の15・16番ホームを効果的に使うと折返できそうである。

ただ、16番ホームに北側から入るルートは東北新幹線の仙台方面への出発ルートと必ず重なる。

逆に15番ホームから北側に出るルートは東北新幹線の仙台方面からの到着ルートと必ず重なる。

(ちなみに現状の信号システムでは15番ホームから北側に出発することはできないそう)

さらに北陸新幹線と15・16番ホームを行き来する場合、東北新幹線の同方向のルートを必ず重なる。


仮に北陸新幹線の列車が折り返して北陸新幹線に再度出発する場合、

16番ホームに入るときは、東北新幹線の両側を止めないと行けない。

さらに出発時は東北新幹線の仙台方面の出発も止めないといけない。

15番ホームを使うとこの逆だが、いずれにせよ東北新幹線への影響が甚大である。

だから単純に考えれば大宮駅では北陸新幹線の折返は向かない。


一方で東北新幹線の折返は制約はあるが比較的緩い。

16番ホームに入るときは東北新幹線の仙台方面への出発を止めるが、

このとき北陸・上越新幹線の東京からの列車を通せばよい。

そして16番ホームから出発するときにも、北陸・上越新幹線の東京からの列車を通せる。

15番ホームを使っても同じで、こちらは出発時に仙台方面からの到着ができないが、

いずれも北陸・上越新幹線の東京発着便を通せばよいことである。


だからといって東北新幹線ばかり大宮発着にしては苦情が殺到しそうである。

東北新幹線は山形・秋田方面の分岐も含めればステークホルダーが多い。

で、考えたのだが、こうすれば北陸新幹線の折返便を挿入できるのでは? と。

  1. 東北新幹線と上越新幹線の東京行きが同時到着して、どちらかが東京に向けて出発
  2. 追って北陸新幹線の大宮行きが15番ホームに入る。
    このタイミングで1.で待った方が東京に向けて出発する。
  3. 東京発の北陸・上越新幹線と、2.の折返の東北新幹線が同時出発する。
    (このとき東京方面は北陸・上越新幹線のみ到着可能)

まず、東北新幹線も北陸・上越新幹線を両方止めることが回避できている。

1.で一方を待たせることで、1~2で8分枠に東京行き2本・大宮行き1本が入っている。


敦賀~大宮~那須塩原みたいな運行形態を採用するということですね。

この逆に東北新幹線からの大宮行きを16番ホームに入れて、

東京駅からの新幹線を待たせている間に大宮発の北陸新幹線を出すこともできる。

15・16番ホームで折返のための整備作業を行うと、それぞれ1時間2本程度の折返ができるだろう。

あわせて1時間4本程度の大宮発を出すことができる。

1本は北陸新幹線、1本はその折返の例えば那須塩原発着便、

あと2本は純粋に東北新幹線の折返に充てると。


東京駅に乗り入れられる列車が限られるとなれば、多目的な列車が優先ということになろう。

特に北海道新幹線の速い列車は東京まで頑張っても飛行機との競争は厳しいだろう。

となれば北海道まで速く走るのは大宮発着にしておこうという作戦はある。

東京~札幌より、大宮~札幌とか東京~倶知安の方が重要ということですね。


当然、車両数の問題など、他にも課題はあるのでしょうが。

北陸新幹線が一番厳しいのは、金沢方面にはくたか号しか設定されてない時間帯で、

長野~金沢をずっと各停で走るから何もかもこれに流れ込んでくる。

少なくともかがやき号も合わせて走ってくれないとどうにもならないと。

さらに かがやき号を追加するとなったときに大宮発着便を考えるという話だろうが、

そこまですると必要車両数がものすごい増えますからね。

もしかすると車両基地が間に合わないかもしれない。