なぜ福岡空港よりセントレアの方が少ない?

昨日、こういう話を書いた。

って、セントレアより福岡空港の方が国際線の利用者多いんかい。

(神戸空港は仙台空港を抜いた)

にわかに信じがたかったので調べたのだが、便数で見ても相当な差がついていた。


中部国際空港、セントレアは成田・関西に次ぐ国際線の基幹空港、

そして従来の名古屋空港(現:県営名古屋空港)の国内線も継承する空港として作られた。

これらの空港の中では比較的国内線の割合が多い空港である。

かつての名古屋空港は手狭で国際線の増便はおおよそ困難だった。

旅客便・貨物便とも国際線への期待が大きい空港であったことは確かである。

2009年度、国際線の利用客数で多い順に並べれば 成田・関西・中部・東京(羽田)……だった。

翌年の羽田空港 国際線ターミナル(現:第3ターミナル)開業で事情は大きく変わるのですが。


2019年、国際線の利用客数は 成田・関西・東京・中部・福岡・新千歳・那覇と並んでいる。

全体的に国際線の利用者は大きく伸びた。

成田は羽田に相当数転出したが、まもなく増加に転じている。

中部も年678万人まで伸びていたが、福岡の伸びは著しく年640万人に達していた。

そう、2019年時点でもうすぐそこまで迫られていたのである。

もっとも福岡空港は滑走路もターミナルも限界に達していた。

対策として2020年に奈多地区(奈多ヘリポート)にヘリコプターが移転、

昨年、B滑走路が主に国際線離陸で運用開始、国際線ターミナルの拡張も完了した。


2020年となり新型コロナウイルス騒動で国際線は大減便となる。

検疫体制の都合、中国・韓国からの到着便を成田・関西に限定する指示を出したこともあった。

そうこうしていたら2022年にはロシアがウクライナでの特別軍事作戦を開始、

ヨーロッパ諸国の航空会社はロシア・ベラルーシ上空を飛べなくなり、

日本の航空会社もトラブル時の対応に懸念があると迂回することに。

ヨーロッパ線の運航に大きな影響を与え、物流への影響も大きかった。


一方でアジア線は復帰も早く、2019年より需要が伸びている方面が多い。

ところが中国大陸は以前の需要に戻っておらず、そんな中で政府が日本への旅行を控えるように指示を出し、

これもどれぐらい影響があるのかは疑わしいが、団体旅行への影響は比較的多いとみられている。

まさにこのあたりの事情が福岡と中部の行方を分けたわけである。


先に国際線の全体的な事情を知るために成田・関西の便数を確認する。

2019年と2025年の夏・冬ダイヤの平均値を比較すると、

成田では週3448便→3307便と4%減となっている。

もっとも減少幅が大きいのがヨーロッパ線で288便→90便である。

これは羽田空港移転の影響がもろに現れている。

便数で大きいのが大平洋線(グアムは別集計)が658便→414便である。

これはデルタ航空の成田撤退の影響が大きいのかなぁと。

一方、伸びが大きいのが韓国線388便→511便、台湾線277便→303便、香港線258便→294便、

その他アジア線(東南アジア・中東など)が835便→909便となっている。

中国線も544便→574便で伸びているのは確かだが他方面に比べると少ない。


関西はアジア路線の割合が元々高いため、より顕著である。

全体としては週1421便→1542便で9%増となっている。

伸びが大きいのが韓国線290便→420便なのは同じである。

香港・マカオが125便→140便で増加割合としては高い。

台湾・東南アジア・中国はほぼ2019年比では横ばいである。

一方、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア・グアムはいずれも7割減ぐらい。

とはいえその他アジア、実態としては中東路線だがこれが若干増加しており、

合わせてヨーロッパ方面とみれば 45便→39便で一定程度確保されていると言える。

直行便の維持が難しい状況で乗り継ぎ便で一定カバーしていると言えそうだ。


では中部はどうかというと、全体として 週459便→335便で27%減という状況である。

韓国線だけは伸びていて 68便→88便となっている。といってもこれまでの数字と比べると寂しいが。

台湾・香港は87便→82便で比較的保っているが、他がボロボロである。

東南アジア線が80便→61便、これも減ったなりにはあるが。

中国線が176便→93便でほぼ半減である。

ビーチリゾート(ハワイ・グアム)が26便→11便、

アメリカ線は6便→0便、ヨーロッパ線は18便→夏のみ3便、

中東路線(といっても北京経由アブダビ)は7便→0便である。


福岡空港なのだが、まとまった資料がなく、今日の便数から見積もると、

韓国線が日76便、台湾・香港が日26便、東南アジアが日20便、中国が日12便である。

7倍すれば週あたりの便数になるが、中国線を除けばどれもケタが違う。

韓国線に限れば関空や成田と同程度ぐらいある。近いもんな。

福岡空港は一時ヨーロッパ線が存在したが、現在は休止が続いている。

アメリカ線はホノルルだけ存在したが昨年11月で休止されている。

というわけでいかにアジア路線に特化しているかということですね。


なんでセントレアはこんなに苦しんでいるのかという話だが、

関空に収まらない中国線が回ってきてたからですね。

ところが中国大陸との往来は回復が遅く、やっと主要空港の便が復したぐらいである。

今後の状況も疑わしいもので、セントレアに回ってくる余地は乏しい。

韓国・台湾・香港についてはセントレアも悪くない状況である。

ただ、それより遠い路線がボロボロなんですよね。これも苦しい。

航空会社としては関空や羽田に集約する判断になっているのだろう。


羽田空港の国際化以前は、東京方面の補完にセントレアの出番もあったが、

成田・羽田の2空港体制が確立した状況で、そういうニーズはとうにないだろう。

神戸空港の国際線チャーター便が始まり、韓国・台湾路線を中心として相当な利用がある状況だが、

目的地が関西だというならばこちらの方が有利なのは明らか。

セントレアの便数が増える機運には乏しいのかもしれない。


セントレアがこれでは寂しいという話で書き出したわけだが、

一方の福岡空港もこう忙しくては大変じゃないかと。

拡張の余地に乏しいところをあれやこれや捻出している状況である。

伊丹空港の次に騒音対策に手を焼いているのが福岡空港である。

伊丹空港は便数は増やさず、低騒音ジェット機の活用で需要に応えているところである。

福岡空港は純増が求められている状況では騒音対策も大変である。

滑走路は2本になったがクロースパラレルでは増便余地も限定的である。

北九州空港などへの分散も進めないと厳しそうだが、果たしてどうなることやら。

神戸空港は仙台空港を抜いた

評価項目1個目でバグを発見するというファインプレー? をやった。

わりと特大級のバグだが、影響としてはほぼ見えないというやつである。

修正後は想定通りの動きになっていたのでよかったけど。


神戸空港の昨年の旅客数が400万人超えになったようだ。

神戸空港の旅客数、初の400万人超え確実 25年速報値 国際チャーター便が寄与 (神戸新聞)

昨年4月からの国際線チャーター便が寄与しており、これ40万人ぐらい。

月4~5万人程度の利用があり、年間で言えば55万人ぐらいですかね。

他の空港と比較したが想像より多い数字だった。


神戸空港は制度面では地方管理空港に位置づけられる。

全国的な航空ネットワークを構成する拠点空港ではない。

にもかかわらず、開港直後からほとんどの拠点空港を上回る利用があり、

神戸より多いのは 東京(羽田)・成田・関西・福岡・那覇・大阪(伊丹)・中部・鹿児島・仙台 ぐらいだった。

400万人だと仙台は追い抜いたとみられる。

神戸より利用者が多い空港は離島路線が多い鹿児島を除けば、

あとは言わずとしれた国内線・国際線の中心となる空港である。


神戸空港国際線の40万人、年換算すると55万人程度かという数字だが、

これは国際線のみの旅客数では成田・関西・東京・福岡・中部・新千歳・那覇の次ぐ数字とみられる。

って、セントレアより福岡空港の方が国際線の利用者多いんかい。

那覇空港の国際線が年322万人(2024年度)なので、年55万人というのはこれよりケタ違いに少ない。

ただ、それに次ぐのが仙台の年52万人、高松の年48万人。熊本の年48万人である。

これらの空港の国際線も伸びているのでなんとも言えない部分はあるが、

神戸空港がチャーター便(定期チャーターが多いが)に限った運用であることを考えれば、

今後これらの空港を引き離すと考えるのが自然である。


国際線というと中国路線次第という印象もあるかもしれないが、

現時点では神戸空港への乗り入れは韓国・台湾路線が中心である。

韓国・台湾とか関空にもなんぼ乗り入れているんだと思うが、

それだけに高需要の時間帯での増発や、目的地のバリエーション増加が受け入れられているようだ。

というわけで今後も手堅く推移するのではないかと思う。

というか関空のおこぼれの韓国・台湾線でこんな数字叩き出すってすさまじいな。


むしろ仙台空港って国内線も国際線もこんなもんなのかと。

当然、全国的に多い方であることは確かなのだが……

東北一帯の国際線のニーズをうまく拾えていない部分もあるのだろうか。

陸路(新幹線など)、あるいは空路で東京と往来して国際線を使うと。

西日本は国際線の利用が分散しているので、そんなもんかなと思うけど。


神戸空港の設備を今後どうしていくべきかというのは課題ですけどね。

とりあえず万博合わせで国際線を飛ばせるように第2ターミナルを作って、

これで当面はやっていくのだろうが、今後もずっとこれとは思っていないはずなので。

ただ、相当な年数がかかる話かなとも思いますけどね。

東京BRTで往復する有明ガーデン

昨日は川崎に出かけていたが、今日は東京へお出かけ。

まずは秋葉原でお買い物。ひどい混雑だった。

「コミケ5日目」でもあるし、神田明神から流れてくるのもあるし、

そういうのとは無関係に来ている外国人観光客も多いしという感じ。

ソフマップで中古品をあさりに来ただけなんですけどね。


真の目的地は有明ガーデン、東京ガーデンシアターである。

どうやって往来しようかなと思ったが、往復とも東京BRTでいいかと新橋駅へ。

今まで通りに乗り場に行くと、乗り場に番号が振られていることに気づいた。

昨年6月に新橋駅の乗り場が3つに分かれた。

従来からの乗り場は1番、ここは幹線ルート、国際展示場駅まで走る。

有明ガーデンに行くならテニスの森駅までこれに乗れば良い。

その東側に2番、ここはHARUMI FLAG行きと虎ノ門ヒルズ行きが入る。

対岸の3番、ここは豊洲方面のバスが入る。

虎ノ門発着がメインなので、虎ノ門から来たバスが真っ直ぐ走って行けるようにこうなってるんだと。


東京BRTは当初は幹線ルートは晴海のマルチモビリティステーション(HARUMI FLAGバス停のこと)に入る計画だったが、

利用実態を踏まえて幹線ルートは従来通り、晴海地区をスルーしている。

一方で新橋~HARUMI FLAGの系統は勝どきを通過するので、

幹線ルートは勝どき か 有明地区の利用者が乗るという形になっている。

勝どきなら豊洲ルートでもよいが、乗り場が全然違いますからね。

というわけで幹線ルートの乗客は勝どきである程度降りて、あとは有明地区までという感じ。

テニスの森駅からはちょっとあるが、それでも有明ガーデンには近い。


有明ガーデンというのはショッピングモールとしてはあんまりという印象がある。

どこのエスカレータが何階まで通じているのかとか、いろいろわからなくて迷子になる。

商売的にもどうなってるんだろうと思うところがしばしばあり……

2階のシアター側が「ARIAKE FOOD STAGE」というファストフードを集めたゾーンにしたよう。

これはこれで便利なのかもしれないが、雑然とした感じが強い。

元々のフードコート「ARIAKE DINER」が5階で遠かったので、テイクアウト含めて気軽に利用できる店を2階に並べたという話のようだ。


そんなわけで東京ガーデンシアター、Poppin’Partyのライブである。

2024年10月の河口湖、昨年5月の日本武道館とあわせて10周年の集大成というべきものでしょうかね。

経験上、ポピパは間隔を詰めるといいことはないが、

これぐらい間隔を空けるといろいろ仕込めるのでいいですね。

しかし武道館はピチピチに埋めるのに、ガーデンシアターはチケット余っとるのかという気はするが。

1月3日というのが厳しいか。まぁ遠出するには厳しいか。

しかし東京ガーデンシアターはバンドリではしばしば使っているけど、

迷子になりそうな会場ではあるけど、見やすいという点ではいい会場だ。


終演後はモール5階で夕食、同じような動きをする人が多くて各店てんやわんや。

だいたいの店でガーデンシアターのチケットを呈示すると何か特典がある。

例えばドリンクが無償提供されたり。だからこの転戦は正しいのである。

フードコートでなされる会話はライブの二次会のような雰囲気である。

昔はここでゆっくりして帰ると大変だと思っていたが、これも東京BRTが通じて事情が変わって、

なぜかというと昔は土日だと有明2丁目から東京駅へのバスは21:04ごろが最終で、混雑で乗れない危険もあった。

これが東京BRTだと22:16発の最終まで20分間隔が保たれている。

当然、りんかい線を使えば遅くても大丈夫なのだが、どうにも面倒なのでね。

東京BRTはけっこう混んでいて、豊洲市場ではギリギリ詰めて乗せたという感じ。


というわけでありがたい乗り物である。

そんな東京BRTですが、東京駅~HARUMI FLAGの系統が今年新設されるとのこと。

東京BRT 東京駅方面へ延伸する方針を決定 (東京都)

環二通りをズドンと走ることが速さの理由だというなら、

環二通りを出てクネクネ走って銀座・八重洲へ向かうというのはどうかと思うところだが、

HARUMI FLAGからのバス需要が相当大きいので対策が必要という判断なのだろう。

東京駅~晴海五丁目という観点では都バスの都05-1系統もある。

この系統の需要を分散させたいという意図があるのだろうと思う。

現在の新橋~HARUMI FLAG同様、勝どきは通過で計画されている。

このため勝どきで乗り継いで、東京駅~有明方面とは移動できないのだろう。

(東京BRTには乗り継ぎ運賃制度があり、勝どきも対象バス停)

東京駅に走ってくれると便利だが、スピード・本数の面で新橋というのは妥当かなとも思う。

というか都05-1があるのに東京駅~HARUMI FLAGやることの方が不思議だが。

終夜運転は激減している

初詣のことを考えていて、そういえば終夜運転ってあるよなと。

特に出かけるつもりはなかったが……

昔に比べると実施路線も減ってるけど、と調べると予想以上に少なかった。


関東圏については、JR・京王・京成の3社で実施されている。

JRの実施路線は、山手線、中央・総武線各停(三鷹~千葉)、京浜東北線(桜木町~大宮)と、

これらに接続する、中央線(三鷹~高尾)、総武線(千葉~成田)、横須賀線(横浜~逗子)、

京王は新宿~高尾山口、京成は京成本線・金町線・押上線で実施である。

近畿圏についてはJR・京阪・近鉄・水間鉄道の4社で実施。

JRは大阪環状線・ゆめ咲線と桜井線(奈良~桜井)、いずれも終電繰り下げに留まる。

桜井線は飛び地での実施だが、近鉄の接続路線という意義による。

京阪は急行を含めて大津線を除く全線で実施、全国的にもえらく本数の多い終夜運転である。

近鉄は昔に比べると規模は小さくなり、南大阪線は終電繰り下げに留まる。

伊勢方面を中心に特急が多く設定されている。

水間鉄道はここだけ、接続する南海はナシなのでローカルな需要なのだろう。


関東圏はもともとどこもかしこも終夜運転という感じはなかった。

残っている区間は明確に目的となる社寺のあるエリアである。

東京では明治神宮(山手線)・神田明神(中央総武・山手線)・柴又帝釈天(京成金町線)、

郊外は高尾山・成田山・鎌倉といったところが明確に目的地である。

一方の近畿圏はここまで絞り込まれたかという感もある。

運行路線が減ったことで終夜運転を乗り継いでの初詣も難しい状況。

京阪は伏見稲荷大社の需要がとにかく大きく、京都市内のローカルな需要だけでも持つのだろう。

当然、他にも目的地となる社寺が多いのだが。

近鉄はやはり伊勢神宮、大阪・名古屋から遠いということもあり、

終夜運転での初詣が効果的という側面はかなりある。

奈良県内も初詣の目的地は多く、面的な終夜運転が残っているといえる。

目的地の1つである大神神社は、桜井駅~三輪のバスが終夜運転しなくなったので、

JRの終電繰り下げがないと繞道祭(御神火まつり)に参加できないと。

近鉄の終夜運転にとっても大きな目的地なので残してもらった感はある。


昔は阪急・阪神・南海も終夜運転があった。

阪急は宝塚方面、阪神は西宮神社、両社とも生田神社など、目的地は多い方である。

南海は大手の中では昔から小規模な方だったが住吉大社があるので、その対応はしていた。

ただ、やめちゃったんですよね。

OsakaMetroもやめちゃいましたね。これも大阪天満宮など目的地はいろいろあったのですが。

環状線は動いているが、これはUSJのカウントダウンイベントのため。


終夜運転でなければならないニーズもあまりないのはその通りなのだろう。

客が限られる中でどうやって稼ぐかという視点もありそうで、

近鉄が終夜運転で特急を多く運行するのはニーズもさることながら稼ぎもあるのだろう。

普段は名阪特急に入っている ひのとり が伊勢方面の特急に入るのは、

車両の有効活用なのはそうだけど、ひのとり の加算料金で稼ぐのもあるのだろう。

京王は高尾山方面の優等列車は「京王ライナー迎春号」で運行している。

そうでなければ延々各停なのであるだけありがたい話でしょうが。

グランドリーム号に乗る

今回、京都→東京で夜行高速バスに乗ったわけだが、

この区間で高速バスというのはけっこうあるけど、夜行はかなり久しぶり。

昼特急に乗ることは多かったんですけどね。まさに同じ路線ですが。

夜行高速バス自体は2017年に金沢からの帰りで使って以来か。

学生時代はむやみに休むわけにはいかないので夜行バスはけっこう使っていたが、

大阪バスとか近鉄バスとかが多くて、JRバスのドリーム号は相当久しぶり。


京都駅23:10発、遅いなと思うわけだが、奈良発のグランドリーム号である。

単にドリーム号と言えば、それは東京~京阪神線を指すのだが、

そもそも単なるドリーム号自体が設定されなくなって長い。

現在のメインは グランドリーム号 と 青春エコドリーム号 である。

概ね昔からのドリーム号を継承しているのが グランドリーム号 ですね。

それぞれ折り返しで昼行便も走っていて、それはグラン昼特急 と青春昼特急 という。

あとは ドリームルリエ号が東京~大阪で1往復だけ設定されている。


グランドリーム号といえばグランシートだよねという話である。

実はグラン昼特急は2回乗っているのだが、いずれも1階席である。

2階建てバスの1階は座席配置上の制約が大きく、現在は4列シートが取り付けられている。

昔は2階席はプレミアムドリーム号、1階席を青春エコドリーム号として売るということもあったが、

現在は全体でグランドリーム号、その中で1階は4列シートという扱いである。

この1階席の座席、昼行バスとしては快適で、うるさいのが気になる程度である。


だから本来のグランシートで乗るのは初めてなんですよね。

夜行バスというのは座席は倒せるだけ倒して乗るものだが、

ある程度まで倒すと座面も動いて、深く倒れたように感じられると。

夜行バスとしてはいいのかなと思う。

ただ、なんとなく腰の位置が滑りやすい感じもある。気のせいか?

夜行バス用なので半端な倒し方で使うのはあまり向いてないのかもなとは思ったが、

実際にそういう使い方をしていないのでなんとも。


この区間だと開放休憩無しの夜行バスもしばしばあると思うのだが、

JRバスは夜と朝1回ずつは開放休憩があるものらしく、

0時頃に土山SA、4時頃に鮎沢PAだった。鮎沢というのは意外だったが今はこうらしい。

開放休憩のたびに車内灯がフル点灯なので、ここは気になる人はいるかも。

けっこう休めたので、鮎沢からは昨日中途半端なところで止まっていた本をタブレットPCで読んでいた。

座席上の読書灯をつけて、ふとB席の人はA席の人の上のスイッチを操作するのか?

と思ったのだが、どうも前の座席に読書灯があるらしい。


今の2階建てバス(アストロメガ)は、昔のエアロキングより全体的にゆったりしていて、

おそらく青春エコドリーム号でも昔より相当快適じゃないのかなと。

グランドリーム号も座席という面で工夫があることは事実だが、

実は一番のアドバンテージは車両そのものじゃないの? とも思う。

2階建てバスと新城での乗務員交代というので競争力があることは確か。

ただ、当然のことながら2階建てバスは特別な車両なので容易には増発できない。

ちょうど京都駅で待っていたらJRバス乗り場に帝産観光バスが来て、

なんだ? と思ったら青春ドリーム横浜号の増発便として来たらしい。

特別な車両じゃないなら他社から借りた方がいいという話でしょうかね。


帰り道、家に帰って朝食を準備するのも面倒かと思い、

サクッと松屋で朝食を食って帰ったのだった。

そこから風呂に入ったり、いろいろあってイオンモールに買い物に行こうと思ったが、

この時間では混んでて仕方ないだろうと遅い時間にシフト。

あれこれ買って年内最後の買い物かと思ったが、やはり まいばすけっと あたりで買い物はあるかもしれない。

東海道新幹線は毎時17本走れる

昼までで仕事を終えて、昼食を食べてあれこれして、家を出て東京駅へ。

新幹線に乗っては京都まで行き、珍しくもJR奈良線に乗り換える。

ダイナミックパッケージで奈良までの代金と京都までの代金の差が小さいので素直にそうした。

なんでJR奈良駅至近の宿への往来なのに近鉄と天秤に掛けるのかという話はあるだろうけど、

どうにもJR奈良線というのはよい思い出がない。今日も対向列車の遅れにあったし。


今日、発表されていたのだが東海道新幹線が一部時間帯でのぞみ号を最大で1時間13本設定できるようにしたそうである。

臨時列車も多いので実際に17本走る日は限られているだろうが、最繁忙期の全席指定期間などに設定されるのでは?

当然、ひかり号・こだま号も毎時2本ある上でこれですから、合計で1時間17本走ることもありうると。

通勤電車のような本数だが、特急列車ではあるので、通勤電車のようにはいかない部分もある。

そしてこの毎時17本というのはどうもおおよそ限界のようである。


東京駅や新大阪駅での東海道新幹線の時刻表を見るとおおよそ3分間隔で出ていることがわかる。

そしたら毎時20本走れそうなものだが、ところどころ隙間が空いている。

どうしてか? というと車両基地へ向かう回送列車があるんですね。

当たり前なのだが、東京駅に到着した新幹線は全て車庫に回送するわけではない。

多くは駅のホーム上で整備の上、折り返すということになる。

最大毎時17本到着する中で3本だけ車庫に帰ることができるという計算になる。

通勤電車だと朝に車庫を出たら、ずっと折り返し運転して、夜に車庫に帰るというのもある。

しかし、新幹線はそれが難しい面もある。なぜなら走行距離がすさまじいからである。


3分間隔で走っていると通勤電車でも前の電車につっかえそうになるが、

特急はドアも狭いし荷物も多いし、もっと停車時間が長くなるからより困難である。

品川・新横浜・名古屋・京都の各駅を見ていると、ホームの左右を交互に使っていることがわかる。

ちょうど反対のホームに列車が入ってくると、発車するというような感じである。

全列車停車駅以外では停車中に列車に追い越してもらうわけですね。

こだま号が毎駅抜かれるのは、後ろの列車に道を譲るためというよりは、自分の停車時間を稼ぐためといったほうがよいのかもしれない。

ただ、東海道新幹線には唯一これが成り立たない駅が存在する。それが熱海駅である。

地形の都合などで追い越しできる駅を作ることができなかったんですね。

熱海駅には毎時2本のこだま号が停車するが、東京駅基準で9分後に空きを作っている。


あと、さっき書いた交互発着ができないシチュエーションもあるそうで、

それが名古屋駅終着のこだま号の後ろに来る列車である。

例えば名古屋10:06着のこだま号、直後の10:09着の のぞみ号(東京駅8:30発)はよいのだが、

6分後には入れなくて10:14着のひかり号(羽島・米原停車)が次に入り、

これを10:16着の のぞみ号(東京駅8:39発)が追い越すということで、若干間延びしている。

ちなみに東京駅基準で見るとこの間には8:33発のひかり号が入っている。


羽島・米原停車のひかり号というのは、米原でしらさぎ号に接続する点で重要な列車だが、

結果として名古屋~新大阪が各停なので、その分だけ名古屋駅折り返しのこだま号を設定しているそう。

ただ、他にも狙いがあるそうで、それが新大阪~鳥飼基地の回送列車の枠の確保である。

山陽新幹線の新大阪発着便の一部が新大阪駅を貫通して鳥飼基地まで走っていると。

だからといって余裕があるわけではない。多くは新大阪駅20番ホームという山陽新幹線専用ホームを使っての折返である。

東海道新幹線自身の回送列車もあるのだからかなりタイトである。


もしかするともう少し詰める余地はあるのかもしれないが、何時間も続けられるものではないだろう。

そもそも基本的に3分間隔で、詰められない部分がたった毎時3枠しかないというのは、

ひかり号・こだま号に加速性能の高い車両が導入できたからこそのことである。

東京・横浜・名古屋・京都・大阪といった主要都市間の往来が多い東海道新幹線だが、

ひかり号がカバーする 静岡・浜松・豊橋は常識的には相当な大都市だし、

昔ほどの重要性はないが米原での しらさぎ号接続は依然として北陸への重要ルートである。

こだま号は静岡県内を中心として様々な往来に利用されている。

この本数を維持しながら のぞみ号を毎時最大10本から12本に増やしたのが2020年のこと。

これにより最繁忙期の全席指定化にゴーサインが出たとされている。

いかに難しいことをしているかということですよね。

アクセス特急が遅くなったとしても

京成がダイヤ変更を予定しているが、成田空港線(成田空港スカイアクセス)のアクセス特急が全体的に遅くなるらしい。

成田空港への鉄道アクセスといえば筆頭に上がるのが京成だが、難しいことがいろいろあるようだ。


アクセス特急は概ね40分間隔で運行されている。

基本的には 羽田空港~泉岳寺~押上~成田空港 という運行形態である。

昼間の現在の所要時間は54分だが、変更後は64分になる。

なんでこんなに遅くなってしまったのか?

原因の1つは遅延が多発していたため、全体的に余裕時間を増やしたことがあるそう。

時刻表上の時間で走れないなら遅くなるのも仕方ないが……


京成成田空港線は成田湯川~成田空港は単線となっている。

複線分の線路を京成とJR(軌間が異なる)で分けているためである。

この単線区間がタイトであるというのはよく言われている。

成田湯川~空港第2ビルの間、駅がないところで行き違い出来る設備がある。

現在はここで行き違いのため停車するアクセス特急はあまりない。

(一方でスカイライナー同士の行き違いは半分程度発生しているという)


変更後は 空港発のアクセス特急が停車、空港行きのスカイライナーと行き違い、

引き続きやってくる空港行きのアクセス特急と行き違いを行う。

このアクセス特急は空港発のスカイライナーと行き違いをしてから発車。

アクセス特急は駅のない場所で対向列車を2本待つわけである。

さらに成田湯川ではアクセス特急とスカイライナーの追い越しが行われる。

そりゃ遅くなりますわという話ですね。


京成では2028年度から押上~成田空港の有料特急の運行を計画している。

この新しいライナーを入れる余地が生じたという話がある。

スカイライナーが20分間隔、アクセス特急が40分間隔、

これに加えて新しい列車が40分間隔だとだいたいつじつまが合うと。

直通運転先との調整なのでダイヤ変更は頻繁に出来ないこと、

遅延という現に生じている問題もあることからこの段階で先取りした? と言われている。


押上~成田空港の有料特急の話があるのは、浅草線内含めてニーズがあると見ているからで、

現にそういう利用者がアクセス特急を使っているという側面もある。

成田空港線は当初よりスカイライナーの高速化を意図していたし、

スカイライナーの利用は旺盛であり、むしろ足りてない状況。

どうしてもアクセス特急の優先度は低いが、スカイライナーとは別のニーズだけに難しい問題である。

将来的には押上発着のライナーというのはあるんですけどね。


東京~成田空港の利用ではだいぶ遅くなるアクセス特急だが、

この列車にはスカイライナーや京成本線経由とは異なる目的が2つある。

1つは北総線区間~成田空港のようなローカルな移動に対応していること。

特に成田湯川駅はアクセス特急しか停車しない駅である。

こういう利用は待ち時間が長くてもアクセス特急が欠かせない。

(新鎌ヶ谷駅は2022年からスカイライナーの一部停車駅になったが)

もう1つは北総線区間の優等列車としての機能である。

40分に1本の優等列車というのもアテになるものかとは思ったが、

京成本線も40分に1本の快速特急(上野~成田)なんてのがあるので似たようなものなんだろう。


アクセス特急がアテにならないなら京成本線経由というのも考えるが、

空港第2ビル~成田空港は成田空港線と共用ゆえ、こちらもこちらで絞り込まれている。

現在、京成本線ルートで空港まで乗り入れるのは津田沼~成田が各停の快速がメインになっている。

こちらもどちらかというと佐倉・成田~成田空港のようなローカルな利用をメインに考えていると言うことか。

というわけで不満があっても結局はアクセス特急となるケースが多そうである。

ただ、今より本線経由との時間差が小さくなるのは確かだが。


アクセス特急の位置づけは難しいって話ですね。

今だとアクセス特急はバスより速いケースもそれなりにあるが、

+10分となるとバスが勝つケースも増えるのではないかと。

アクセス特急はより代替性のない利用が集中することになるのではないか。

当然、それは北総線区間の通勤電車としての役割を含みますが。

その一部は押上駅発着のライナーへの移転は見込まれるがまだ先のこと。


京成成田空港線の単線区間は将来的にどうにかしたいという話はあるが、

空港内まで手を入れないと根本的な解決にはならないので、

ワンターミナル化構想が実現するときまではこのまま耐えるという話なのだろう。

どこも空港アクセス路線は難しい問題を抱えてるのはそうなんだけどね。

新千歳空港は快速エアポートに特化した運行形態でなんとか回している。

羽田空港のアクセス路線、京急空港線は生活路線としての機能の両立に苦心している。

ジンエアーとエアプサンとエアソウル

韓国で大韓航空とアシアナ航空が合併することが決まっている。

実質的には大韓航空によるアシアナ航空の救済ですね。

アシアナ航空のブランドは消え、大韓航空に一本化されることになる。

大韓航空の崔副社長、アシアナ統合後LCCはジンエアー1本化 FSC機材・人員削減せず26年末新体制 (Aviation Wire)

ただ、気になることがあって、それが傘下のLCCのことである。

崔副社長はLCCをジンエアーに一本化するとし、「ソウルと釜山の2都市をうまく活用していく」と述べた。

本当に?


韓国の大手航空会社はこれで1社になるわけだが、LCCとされる会社はかなりある。

大手以外で最も存在感のあるのがチェジュ航空かと思う。

というか韓国の大手航空会社は日本線をあまり飛ばしていないので、

今や日本でもっとも存在感のある韓国航空会社なのかも。

この会社は愛敬グループという財閥が中心に設立されたが、

チェジュ島の行政・企業も出資している会社である。

チェジュからの国内線とともに、ソウルなどからの国際線も展開している。

日本から見てるとチェジュ航空なのにチェジュ便じゃないのかと思うけど、

本当の主力はチェジュからの韓国国内線なんだよな。出稼ぎですね。


日本から見ればチェジュ航空が圧倒的という印象だが、

全部ひっくるめて見れば ティーウェイ航空、ジンエアーが同程度、

それに次ぐのがエアプサン、イースター航空という状況である。

ティーウェイ航空は大韓航空・アシアナ航空の統合にあたり、

競争法上の措置で一部路線を移管されており、長距離線に参入するなどLCCという枠組みに留まらない会社でもある。

ジンエアーは大韓航空の系列で、大韓航空から移管された航空機を使っている。

エアプサンは名前通りプサンを拠点とするアシアナ航空系列の会社である。

プサンを拠点というが、ソウル路線もけっこうある。


これらに比べると規模が小さいがエアソウルというのがアシアナ航空系列にある。

ということで新生大韓航空は傘下に3つのLCCを抱えることになるので、

その中でもっとも規模が大きくて、元々大韓航空系列のジンエアーに統合を考えているというのである。

一見よさそうなのだが、気になるのがエアプサンのことである。

実はこの会社、プサンの地元企業も出資してるんですよね。

地元にとっても期待の大きい会社らしく、そう簡単に統合とはいかないように思える。

一方で大韓航空は統合に時間を要するのは織り込み済みでああ言っているのかもしれない。


こういう話を見ると思い出すのはANA傘下のPeach Aviation と バニラエアの合併ですね。

Peachは関西拠点、バニラエアは旧エアアジアジャパンを引き継いだ成田拠点の会社。

双方にANAは噛んでいたが子会社というわけではなかった。

エアアジアジャパンからエアアジアが撤退し、取り残された会社をなんとかする必要がある一方、

Peachは事業が軌道に乗り、ANA以外の株主から取得して子会社化、

この会社にバニラエアの事業を移管することで統合を図ったわけである。

成田発着便を中心に旧バニラエアを継承し、第3ターミナルを利用することになったが、

結局まもなく旧Peachが使っていた第1ターミナルに戻っている。

路線も圧倒的に関西に偏っており、成田の重要度はさほど高くないように思う。

関東圏にしても深夜早朝枠を使った羽田空港乗り入れなんかもあるからね。


この件はいわば関西拠点のPeachの顔を立てて、どうにも困ったバニラエアを統合した形である。

今回の大韓航空・アシアナ航空統合は大韓航空主導であることを考えれば、

元々大韓航空傘下のジンエアーに統合するのが自然だという話はなるが、

エアプサン関係者の納得感はどうだろうかなとはやはり思う。


Peachとバニラエアと対照的なのがJALグループのLCCである。

JALグループにはジェットスタージャパン、SPRING JAPAN、ZIPAIR Tokyoの3社がある。

ジェットスタージャパンはオーストラリアのジェットスターの日本部門という側面もある。

一方、成田発着の国内線はJALの国際線乗り継ぎ便を継承する部分もある。

SPRING JAPANはかつての春秋航空日本、中国の春秋航空が中心に設立し、

成田から中国に飛ばしたり、日本国内の接続便を飛ばすことを目的としていた。

ところがこれが軌道に乗らず、JALの出資割合を増やすこととなった。

当初からJALと業務面では提携していたが、より強力なバックアップを求めたわけである。

ウェットリースという名の事実上の発着枠譲渡(cf.それってスプリングジャパン便では)、

ヤマト運輸からの貨物機運航の受託などで立て直しを図っていると。

ZIPAIRは当初からJALの100%子会社で、JALからの機材移管でスタートしている。

中長距離国際線を中心としている点でジェットスタージャパンとは異なる。


この3社が並立しているのは、他の会社との関係によるところも多いように思う。

ZIPAIRはLCCとは言っているがJALの別働隊に近いのかもしれない。

SPRING JAPANが社名変更しても現在まで残っているのは不思議だが、

やはり上海春秋国際旅行社・春秋航空との協業は意味があるという認識なのだろう。


急ぐ話でもないのかなという気はするし、

まず最初はジンエアーとエアソウルの統合からかもしれない。

エアプサンは現在はアシアナ航空と広範囲にコードシェアを行う関係だが、

もう少し緩やかな関係に移行していくのも選択肢かもしれない。

当然、大韓航空の思惑通り、全部で1つの会社になるのも選択肢だろうけど。

飛び地から国際線を出す理由

前にこんな疑問を書いたことがある。

国際線(~24)・国内線(24・25)・国際線(25・26)・国内線(26・27)・国際線(27~)

という形で国内線エリアと国際線エリアを交互に並べた形になっている。

とはいえ、実際に25・26番を国際線エリアとして使う気があるのかはよくわからない。

国内線にとってはもっとも歩く距離が少なく済むゲートであり、

国際線にとっては距離の割には煩雑なゲートである。

(新しいターミナルビルの歩き方)

これは関西空港のリノベーション後のゲートについての疑問である。

で、ふと調べたら25・26番を国際線で使っているのを発見した。

誰が使っているかというとジェットスタージャパンである。


関空は当初想定より国際線の利用者がかなり多い一方、

国内線は第2ターミナルのPeachは別として想定よりかなり少なく推移している。

このため国内線エリアを縮小して国際線エリアを拡大することとなった。

ただし、国内線で使えるゲートの総数はあまり変えないともなっていた。

これは何を意味するかというと国内線・国際線を切り替えて利用できるゲートを増やすということで、

国内線で利用できる8ゲート中、5ゲート(24~27, 38)が国際線と切替可能なスイングゲートとなっている。

(当初は38番は国内線専用だったが、今年に切り替え可能になっている)


この新しい国内線エリアはそもそも本館から遠いというのもあるが、

中央付近の25・26・41番、その隣の24・27・40番ゲートはともかく、

39番ゲート、さらにその先が38番ゲートが遠いと不評だった。

現在は38番ゲートはできるだけ国際線で使うようにしているようで、

昨日実績では国内線はANA便のナイトステイのみで、他は国際線だけで使っていた。

39番は遠いが致し方なしということなんでしょうね。


一方の国際線という視点でみると冒頭に書いたように25・26番は飛び地である。

おそらく上がって下がって歩いて行くしかないのでめんどくさそう。

なので、ここを国際線が使うことはあまりないと思っていたら、使われてるんだよな。

というわけで昨日1日分の24~27番ゲートの利用実績を調べてみた。

傾向としては24番ゲートは国際線メイン、国内線は朝・夜だけ。

他は国内線メインではあるが、いずれも国際線の利用はあった。


その国際線のうち多くを占めていたのがジェットスタージャパンで、

それはすなわち国際線と国内線が切り替わる便である。

国際線という観点では使いにくい25・26番ゲートを使ってでも、

国内線・国際線の切替をその場でしたいというのはジェットスタージャパンぐらいのもの。

この他、JL894便が25番ゲートに到着していたが、折り返しの便は見あたらない。

どうも折り返しの便が出るのが日が変わってからなので、一旦動かしているようだ。

25・26番ゲートは出発導線という点では飛び地だが、到着導線という観点ではウイングシャトルも使えるはず。


スイングゲートを国際線・国内線を切り替えるために使うのは、

航空会社の都合と空港の設備がうまく噛み合わないと発生しない。

関空ではPeachも第2ターミナルで行っているが、ここは徒歩搭乗。

それも都合が合わなければバスでの移動になることがあるようだ。

関空と同じような空港といえば、まずはセントレアだが、JALがよくやっているようだ。

どうも国内線に国際線機材を使うことで 羽田→中部→台北(桃園)→中部→羽田 のようにしていると。

成田空港は国内線の一部ゲートが国際線と同じボーディングブリッジにつながっているが、

JAL, ANA, Peachいずれも現在はこれを使った国内線・国際線切り替えはないようだ。

ジェットスターは第3ターミナルだが、切り替え時はどちらかバス移動で対応でしょうな。


そしたら他にはないんかと思ったのだが、Peachの時刻表を見てたら那覇でやってそうだなと。

国内線・国際線ターミナル一体化後、境目にある41番ゲートを使ってやっているらしい。

都合が合わなければどちらかはバスで対応でしょうけど。

ちなみにPeachは那覇空港に国際線で乗り入れている今のところ唯一の国内航空会社である。

このスイングゲートを切り替え目的で使えるのはPeachだけである。


しかし、このあたりの状況も変わるかもしれないんですけどね。

【注目】JAL、国内線機材で地方空港から夜間に国際線を運航することを検討 広島などが候補の一つに (sky-budget)

那覇空港については来年から日本トランスオーシャン航空(JTA)が台北線を運航することが決まっている。

JTAは国際線専用の機材がないから国内線同様の機材で飛ぶことになる。

クラスJはプレミアムエコノミー扱いになるらしい。

このような国内線機材を使った近距離国際線を他にも考えていると。

広島空港もそうだが、国内線と国際線が横並びになっている場合、

国内線で降ろして、国際線から乗せるという対応は容易にできそう。

もしかするとこういう使い方も一般的になっていくのかも。

TOICAの不思議なルール

以前、こんな話を書いている。

国内外の観光客が多く利用する ひだ号 をカバーできないためである。

この問題について 下呂・高山・飛騨古川(いずれも特急停車駅)にTOICAを導入し、

e5489でチケットレス特急券の販売を行うことが発表された。(略)

太多線経由を適用する範囲と岐阜経由を適用する範囲の線引きが難しくなる。

(ICカードでも ひだ号ルートで計算する)

今年10月から高山本線の3駅にTOICAが導入されたが、その運賃計算ルールってどうなるんだろうねと書いていた。


答えは太多線・中央本線各駅(金山を除く)は最短ルート計算になるというものだった。

TOICA/自動精算方式 (JR東海)

名古屋~高山は最安ルート計算だと太多線経由の方が安い。

しかし、下呂・高山・古川の3駅は特急利用を前提にTOICAを導入するので、

実態に合わせて岐阜経由の運賃で計算を行うというルールにしたと。

ただ、それは ひだ号の停車駅相互しか利用できないという意味ではなく、

名古屋駅などで他路線に乗り継ぐ利用も想定してはいるわけである。

しかし、ひだ号との乗り継ぎという観点では、太多線への乗り継いで多治見方面というのも考えられなくはない。

この問題に対する解はいろいろ想定されたが、かなり客に有利なルールが適用されているといえる。


というのも、高山~大曽根は常識的に考えれば名古屋までひだ号を使うルートと考えられるが、

このルールでは最安ルート計算になる範囲に含まれている。

本来3410円となるところ、3080円しか引き落とされない。

これは高山~名古屋の運賃より安いのである。

当然、この計算方法が実態に即していないことはJRも認識していると思われる。

金山と多治見のどこかに線引きをすると考えたとき、もっとも客に有利なところに持って来た結果こうなったのだろう。


同じページには他にも不思議なルールがある。

三島→下曽我を御殿場経由でご乗車いただいた場合でも、より低廉となる国府津・熱海経由で計算した運賃の860円が減額されます。

※東海道本線の国府津・熱海間はTOICA利用エリア外です。異なるエリアをまたがってのご利用はできませんので、東海道本線経由でご乗車の場合はあらかじめきっぷをお買い求めください。

なぜかエリア外の熱海経由の運賃が安い場合はそれを適用するのだという。

そもそもこの区間は実際の乗車区間に応じた切符でしか乗車できない。

定期券を除き国府津・熱海をまたぐICカード利用は禁止なので経路は一意に決まるのだが……

なぜか熱海経由を含めて最短ルートで運賃計算するルールがある。


このルール、御殿場線のICカード導入時点からあったルールではなかったそう。

ICカードエリア内で想定される運賃を引き落としていたのだが、

一方で明らかに遠回りの利用は自動改札機でハネる対応をしていた。

具体的には熱海~沼津~国府津のような利用は通れなかったそう。

これは熱海・国府津でICカードの出口改札を分けているという事情がある。

使うべき改札機を間違えているのではないかというのでハネていたと。

当然、正当な利用であれば係員対応で精算していたわけだが。

で、このルールを作ってからはこういう制限はなくなったそう。

間違えていても最短経路の運賃を引き落とすからよいだろうということか。


どちらも客にとってはありがたいことではあるが……

遠くまで乗る方が安いということになるのは不気味なんだけどな。