東京都では予報通り雪に見舞われた地域が多かった。
投票状況は低調、とはいえ期日前投票は全国的には前回より多く、
悪天候を見越しての期日前投票も一定あったのかもしれない。
衆議院議員選挙の公示の頃から雪害で投票が大変かもしれないとは言われていた。
もし雪害で投票が困難と判断すれば、繰り上げ投票もあるのではないか?
そう思ったが、雪害を理由に繰り上げ投票にした投票区はなかったようだ。
やはり繰り上げ投票というのは離島以外には適用されない制度なのか。
一部の離島では恒常的な繰り上げ投票を行っている。
これは開票所への投票箱の輸送に支障が生じる可能性が高いためである。
東京都では小笠原村母島の投票が前日になるのが恒例である。
開票所が父島にあり、定期船での輸送を考えると当日中に運ぶことは困難。
開票が遅れることを避けるために前日投票にして、本来の投票日に輸送していると。
もっとも離島だからといって繰り上げ投票になるとは限らない。
青ヶ島村は絶海の孤島だが、島内に開票所があるのでその必要はない。
かつては鳥羽市は離島でも神島以外は当日20時まで投票所を開けていた。
定期船の最終便は既に出ていたが、チャーター船を用意していた。
もっとも現在は本土含めて18時まで繰り上げられ、基本は定期船での輸送になってそうだ。
なお、大抵の離島では万が一、船での輸送ができなくなった場合に備え、
消防・警察・自衛隊のヘリコプターでの輸送を行う協定を結んでいる。
実際、羽幌町では繰り上げで金曜に投票が行われた天売島・焼尻島の投票箱をヘリコプター輸送している。
天売・焼尻の投票箱、15年ぶりにヘリ輸送 悪天候でフェリー欠航 (北海道新聞)
ただ、ここに書かれているとおり基本的には珍事である。
悪天候の場合、ヘリコプター輸送も困難になることが多いためである。
この繰り上げ投票というのはあらかじめ予定されている場合が多いが、
過去には台風のため急きょ繰り上げ投票となった事例もある。
いずれも離島である。さっき紹介した鳥羽市の離島も2017年の衆議院議員選挙のときは繰り上げになっている。
ちなみにこの選挙は悪天候による期日前投票が認められた初めての国政選挙でもあり、
台風で投票困難になることを危ぶんで期日前投票した人は多かった。
もっともこのときは鳥羽市の開票所周辺が浸水害をうけてしまい、
本土の投票箱が運搬できず、開票は延期になってしまった。
雪害による繰り上げ投票を検討したかは定かではないが、
離島に比べると繰り上げ投票の周知が難しいという問題は当然ある。
対象も山間部の一部に留めるのか、市町村全部にするのか。
あとは、そもそも大雪続きで、繰り上げ投票にしても雪害の回避とは言いがたいという事情もある。
冒頭に全国的には期日前投票は多いとは書いたものの、雪国ではその限りではない。
期日前投票 過去最高20%/青森県内6日現在、初の20万人超え (dmenuニュース)
青森県全体としては前回より多いのだが、青森市を含む1区は減少している。
雪の影響が長く続いている地域は期日前投票も難しいことを示しており、
一方で八戸市を含む2区は+5ポイントと大幅に増加している。
雪が極端に多くない地域では、全国的な傾向が当てはまるようだ。
繰り上げ投票も雪害による投票困難を回避するものにはならなかったのだろう。
一方で繰り延べ投票という制度もあるらしい。
「警報級」大雪予想、警戒する選管 「投票に行って」と言いづらい? (朝日新聞デジタル)
国政選挙での繰り延べ投票は1974年に豪雨のため発生したのが最後だという。
地方選挙では2010年にチリ地震津波で一部投票所を閉鎖した 青森県おいらせ町、
2014年に台風のため市長選挙を全部繰り延べた豊見城市などの例があるという。
いずれも1週後への繰り延べである。おいらせ町は他の地域の投票箱は1週間そのまま保管したという。
とはいえ、これも道路寸断レベルでなければやらないだろう。
というので繰り延べ投票が起きたという情報はない。
昨日、東京競馬場は8レースから雪のため打ち切り、
この時点で日曜はやるつもりないんだろうなと思っていたが、
まさかの京都競馬場までも雪のため中止となり、
小倉競馬場は開催されたが、除雪のため開始が遅れ、障害レースは中止に。
そう、北九州でも雪が降ったのである。どっちかというと日本海側ではありますが。
暖地でもこんなのだから大変な日ですよ。