切手はせいぜい3枚で足りる

昼ごろから激しい風雨だった。今日が休みで良かった。

昨日の飛鳥行きにも台風はかからなかったし、幸いなことだったかなと。


ところで明日、学位授与の申請書類を送るのだが、その重さ306g、とてつもなく重い。

定形外500g以下が390円で、これに一般書留の420円を足すと810円と。

定形外郵便の基本料金で390円もかかるとはねぇ。レターパックなら350円ぽっきりなのに。

書留を付けるためには通常の定形外郵便にしないといけないわけだけど。

というわけで810円分の切手を例によって金券屋で仕入れてきた。270円×3で810円になるのでこれで。


普通切手には23券種あるという話を以前にした。

切手の使い道いろいろ

これらを適当に組み合わせて郵便料金を用意するわけだけど、

過去に2枚以上の切手を組み合わせて用意した事例を列挙してみると、

240円=120円+120円、440円=350円+90円、710円=350円+350円+10円、810円=270円+270円+270円、830円=350円+350円+130円、

と、多くても3枚で用意できている。


どれぐらいの範囲の金額で切手3枚で用意できるのか調べてみることにした。

最初に断っておくが、10円単位の郵便料金のみ扱うこととして、10円未満の端数のある郵便料金は扱わない。

それで10円以上の切手のラインナップを列挙すると

10円・20円・30円・50円・70円・80円・90円・100円・110円・120円・130円・140円・160円・200円・270円・300円・350円・420円・500円・1000円とある。

10円~140円の範囲では40円・60円を除いて10円刻みで存在する。


もちろん40円・60円は切手2枚使えば表すことができる。なので140円までは切手2枚で表せる。

100円切手ともう1枚で140円・160円を除いて100~240円の範囲で2枚以下で表せるが、140円・160円は1枚で表せるから、240円まで2枚でOKとわかる。

160円切手ともう1枚で200円・220円を除いて160~300円の範囲で2枚以下で表せて、200円・220円は2枚で表せると知ってるから300円までOKだ。

200円切手ともう1枚で240円・260円を除いて200~340円の範囲で2枚以下で表せる。これも既に2枚で表せると知ってるから340円までOKだ。

270円切手ともう1枚で310円・330円を除いて270~410円の範囲で2枚以下と表せるが、既にできると知ってるから410円まで2枚でOKだ。

300円切手ともう1枚で340円・360円を除いて300~440円の範囲で2枚以下で表せて、すでにできると知っていることと合わせて440円までOK。

350円切手ともう1枚で390円・410円を除いて350~490円の範囲で2枚以下で表せて、すでにできると知っていることと合わせて490円までOK。

420円切手ともう1枚で460円・480円を除いて420~560円の範囲で2枚以下で表せて、すでにできると知っていることと合わせて560円までOK。

500円切手ともう1枚で540円・560円を除いて500~640円の範囲で2枚以下で表せて、すでにできると知っていることと合わせて640円までOK、

じゃあ650円は、300円+350円の2枚でOKですね。660円は500円+160円でOKですね。

じゃあ670円は、というとこれは2枚では表せない。

というわけで660円以下では切手2枚以下で表せることがわかった。


じゃあ次に切手3枚でどの範囲まで表せるか考えてみる。

さっきの結果を使うと簡単に導くことができる。

500円切手と2枚以下の切手で500~1160円までの料金を表すことができる。

1000円切手と2枚以下の切手で1000~1660円までの料金を表すことができる。

次の1670円だが、これは3枚では表せない。

というわけで1660円以下では切手3枚以下で表せることも導かれた。


ゆうパックならさておき、そうでもなければ郵便料金が1000円を超えることはそうそうない。

たいていの郵便では切手は3枚貼れば足りるようである。

もちろん最小の枚数にする必要は全くないのだが、見栄えを考えれば少ない方が好ましい。

3枚ぐらいならすっきり収まるしよさそうだ。

もっとも学位授与申請の宛名用紙はけっこうスペースが狭くて、

切手3枚を縦に並べて貼るにはスペースが足りなかったけど。そういうこともある。


以前も書いたけど、窓口で現金で払った場合は証紙が貼られることが多い。特に特殊取扱を付ける場合。

そういうわけだからこういう切手の組み合わせを考える必要はさほどない。

ただ、簡易郵便局では切手をペタペタ貼っているそうだ。

その場合はこういう風に考えてるのだろうか?

飛鳥・藤原の宮都の姿を想像する

今日は飛鳥にお散歩に。

過去に雨で中止になってしまったハイキングのリベンジもできてなかなかみどころが多かった。

このお出かけには実はいろいろ事情があるのだけど、そのことは置いておいて。


以前も話題にしたが、世界遺産暫定リストに「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」というのが登録されている。

世界遺産に囲まれる奈良県

既に奈良県には 法隆寺地域の仏教建造物(1993年登録)・古都奈良の文化財(1998年登録)・紀伊山地の霊場と参詣道(2004年登録)の3つの世界遺産が登録されている。

広島県も原爆ドームと厳島神社の2つが登録されているが、奈良県はそれを上回る3つが登録されている。

これだけでも化け物じみているが、それに続く4つ目の世界遺産になるかも知れないものが「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」ですね。

今日歩いてたコース上にも「『飛鳥・藤原』を世界遺産に」と書かれた旗が随所にあった。


対象となる遺産だが、日本という国のおこりに関わるものが多い。

世界遺産登録をめざして / 構成遺産の紹介 (橿原市)

古くには飛鳥の地に天皇のすみかである多数の宮が置かれた。それは作ってはつぶしといった調子だった。

その時代の宮の跡地である伝飛鳥板蓋宮跡は対象に入っている。この頃には数代にわたって宮を使うようになっていたようだ。

そして近隣にあった計時のための施設の跡である飛鳥水落遺跡、富本銭を作った工場の跡である飛鳥池工房遺跡なども対象となっている。

水時計の技術も金属加工技術も渡来人が伝えた技術で、その時代の国際交流を表す遺跡でもある。

石舞台古墳・キトラ古墳・高松塚古墳などこの時代の古墳も対象になっている。

キトラ古墳に描かれた天文図は東アジアで現存するものでは一番古いものなのだとか。


時代は進み、宮のまわりに条坊制の都を作ることになった。それが藤原京ですね。

まわりを天香久山・畝傍山・耳成山の大和三山に囲まれたところに作られたわけだけど、大和三山も対象になっている。

もちろん、藤原京の中枢である藤原宮跡、朱雀大路跡も対象となっている。

そして710年に平城京に遷都したわけだが、その平城京はもちろん藤原京をもとにしていて、使い勝手の悪かったところは改良されている。

平城京への遷都の後も寺院は残ってたのだが、時代が進むにつれ衰退してしまった。

山田寺跡とか本薬師寺跡とか、その時代の寺院の跡も対象になっている。


平城京も平安京への遷都の後にずいぶん衰退したものだけど、それでも興福寺など寺院は残っていた。だからなんとか奈良時代の姿もわかる。

藤原京や飛鳥の地というのはそれよりさらに衰退が激しく、今の姿からはかつての栄えていた姿はなかなか見えてこない。

たださっきも書いたように国のおこりに関わる重要な施設があったことはわかっている。

そういうところから想像を働かせてみれば、栄えていた時代の姿も見えてくるかも知れない。

歩いてる途中で飛鳥水落遺跡の姿を見ながら紹介を見ていたのだが、

かつてこの地で標準時を刻み、鐘の音を鳴らしていたのだと思えば、少しは飛鳥時代のこともわかった気になれる。

そんなものが世界遺産候補になってるわけですが、どうでしょうか? 登録されるでしょうか?

地域サービス系路線の行方

以前、大阪府・大阪市の府市統合本部の市バス路線の整理案のことを話題にした。

区内完結にこだわった怪しいバス

整理の方針が決まったようで交通局のWebサイトに掲載されていた。

市バス地域サービス系路線の今後の対応について (大阪市交通局)


事業性のない路線は一旦廃止し必要に応じバス事業者への委託を行うという方針は同じだが、

府市統合本部の資料では事業性のない路線とされていた路線の一部が事業性のある路線になっている。

具体的にはこのまえ話題にした59号系統(大阪駅前~北港ヨットハーバー)、

ほかに15号系統(地下鉄住之江公園~南港南六)・23号系統(上本町六~出戸BT)など。

どれも廃止にすると厄介なことになる路線だったろうから妥当かなと。


さて、それで事業性のない路線としてリストアップされた地域サービス系路線、中身を見てみましょう。

70系統のうち29系統は赤バスですね。

目標として掲げていた1kmあたり乗車人員が2.2人以上の天王寺ループ・西淡路~区役所・長吉長原西~瓜破西の3路線は、

運賃を200円として1年間継続運行、あとの23路線は今度の3月で廃止されることとなった。

これらの23路線の廃止後に代替交通が必要ならばあと6ヶ月で用意しなければならないがどうするんだろ。

平行する一般バスで代替可能な路線が大半だろうが、

11号系統を廃止に追い込んだ生野北・南ループや、昼間の27号系統を代替している地下鉄井高野~区役所あたりはどうするんだろうね。


残り41系統は一般バスですね。

このうち半数以上の路線が都心ターミナルに行かない路線で、まさに地域サービス系路線である。

特に平野区はそのような路線が多く、2・3A・3B・9・9A・10・14・19と多数ある。

赤バス含め、必要な区間を整理して集約を進めていく必要がありそう。

幹線バスと平行・近接していればそれに集約とかいうのも考えられるし。


ただ、地域サービス系路線といいつつも都心ターミナルの乗り入れる路線もリストアップされている。

この前の路線変更で西淀川区・淀川区の路線を中心に、都心ターミナルへの接続が行われた。(参考  : バスの経路を切ったり貼ったり )

今回リストアップされた路線の1つに92号系統(大阪駅前~歌島橋BT~出来島駅前)があるが、

これは4月に旧92号系統(大阪駅前~歌島橋BT)と38A号系統(歌島橋BT~出来島駅前)を統合してできた。

都心ターミナルへの接続により利用増進を図ったものだが、今後どのように整理するかは悩みどころである。

旧92号系統の区間だけなら事業性がある路線だろうから、残りの区間の補完のみ考えるというのが1つだが、利用の低迷が心配だ。

都心ターミナルへの接続を維持してバス事業者に委託するというのもありだが……


26号系統(あべの橋~地下鉄田辺~住道矢田)もリストアップされているが、

これは6号系統(あべの橋~住道矢田)のルートの一部を変更し東住吉区役所へのアクセスなどに使えるようにしたものだ。

今回列挙された路線の中では、比較的営業係数が低い路線だ。それでも181だから相当な赤字路線だけど。

このような幹線バスのルートの一部を変更してローカルなニーズに応えるというのは、

都心ターミナルに乗り入れる幹線バスと区内完結のコミュニティバスを並立するよりは効率がよく、維持しやすい方法なのかなと思う。

ただこの方法を引き続き採用するかはなんとも言えないけど。


70路線を廃止するという方針はわかりやすいが、廃止後どうするか、考えることはたくさんある。

もともと来年3月に廃止して代替交通を用意するというスケジュールを考えてたのだが、さすがに間に合わないということで、

来年3月に廃止されるのは赤バスのうち23路線に留まり、残りは1年後の3月に廃止・代替することになっている。

それぐらいはかかりますよね。

方法はいろいろあるがその中から多くの利用者にとって便利で持続可能なものを選べればと。


一方で事業性があるとされた路線だが、こちらもそのままとはいかないかも。

営業係数が150を超える路線が多数あり、運行コストの削減だけで収支均衡に持ち込めるようには思えない。

経路短縮・運行本数削減も行われるのではないかなと。

例えば23号系統(上本町六~出戸BT)はかなり長距離だけど、杭全~出戸BTはほぼ全区間が他系統と重複している。

実際の利用状況がどんなもんかは知らないけど、あまり収支はよくないようで、他系統に集約・経路短縮という可能性もあるか。

こちらは今回の地域サービス系路線の方針とは別の話だけど、補助を得ずに持続可能な形にする必要があるわけだから。

レアな開封の証明書

今日、学位授与のための証明書が渡された。

学校が発行する証明書にしては珍しくも開封で渡されたが、これにはわけがある。


珍しくと書いたが、学校から渡される証明書はだいたい厳封で渡される。

証明書を封筒に入れて封をして開封無効として渡されると言うことだ。

なぜ厳封で渡すのかというと改ざん防止のためだとされている。

封をされたまま先方に渡すことにより、学校で封をしてから開けられていない、すなわち改ざんされていないと示すわけだ。

先方から厳封で証明書を出すようにと言われていたらもちろん厳封にしなければならないが、

特に厳封にするように申し出なくても学生課は厳封で証明書を出してくる。


とはいえ最近では開封で証明書を渡されることも出てきた。

証明書自動発行機が導入されてから、自動発行機で出せる証明書は自動発行機で出すことになった。(参考 : 自動で証明書を発行する機械が置いてあるぞ )

大学院に送る証明書の申請に行ったときも、修了見込証明書は自分で出すようにと指示された。

それで、成績証明書、本科の卒業証明書、学士の学位申請見込証明書は厳封されて学生課から渡され、

自動発行機で取り出した開封の修了見込証明書と一緒に送ったものだ。これだけ開封なのがおかしいが。

開封といえ、すかしなどが入った偽造防止措置のなされた用紙をつかっているので、開封でも問題ないと言うことだろう。

それでも先方から厳封するように特に指示されている場合は、機械で取り出した証明書を持参して一緒に厳封してもらうことになるようだ。


学位授与申請のために必要な証明書は本科の卒業証明書・単位修得証明書、専攻科の修了見込証明書・単位修得証明書だが、

これまでの例によれば自動発行機で出せる修了見込証明書以外は学生課から厳封されて渡されることになる。

ところが学位授与申請にあたっては、自分で作った単位修得状況等申告書と単位修得証明書を照らし合わせて確認してから提出することになっている。

そのため開封無効とされている証明書も申請者の手で開封して、確認してから開封の状態で提出するように指示されている。

厳封で提出するようにという指示は多いが、開封で提出するようにという指示は珍しいように思う。

なので学位授与申請の証明書は最初から開封の状態で渡すことにしているようだ。

だから普段なら厳封で渡されるこれらの証明書を今回は開封で手にすることになった。


というわけで単位修得証明書と単位修得状況等申告書を照らし合わせることに。

単位修得証明書も本科の卒業証明書も自動発行機と同様に偽造防止措置のされた用紙が使われている。

これなら普段から厳封する必要はなさそう。自動発行機が導入されるまでは無地の紙に刷ってたんだろうけど。

単位修得状況等申告書に書いた各科目について単位数・単位認定月を照らし合わせてチェックしていった。

あらかじめ成績通知書などでも確認しながら書いてたけど、改めて確認した。特に問題は無かった。

というわけでこれでOKですね。


本科の単位修得証明書は成績は書かれていなくて、ただ科目名と単位数だけ書かれている証明書であまりおもしろくないが、

専攻科の単位修得証明書は成績証明書を兼ねている形式だったので成績の表示も見ていたのだが、優・良・可・不可だけで書かれていたのが新鮮だった。

普段渡される成績通知書は一部の科目を除いて点数で書いてあるからな。「92点、優だな」とか見ていた。

それが対外的な成績証明書は優・良・可・不可でしか書かれない。優・良・可・不可の基準も付記されてたけど。

点数で知ったところで優・良・可・不可でしか理解しないからあまり意味は無いんだけど、全く伏せられるのもそれはそれで気になる。

授業はなにもない2週間の使い方

先週月曜までに前期の授業は全て終わってしまい、それから9月いっぱいは授業が無い。

授業は無いのだが平日は毎日学校に行っている。


専攻科生にとっては授業が無い期間だが、本科生にとってはテストの日である。

以前書いたが、専攻科では中間テストがないため1週余裕が出る。

(参考 : 年間予定表を決めるキーワードは15週 )

その上、テストをしなかったり授業中にテストをやる科目も多い。

なので期末テストの1週分もほとんどなにもない。

その結果、2週間程度、授業もテストもない期間が出てくる。

まぁ1年生のときはテスト期間にテストをする科目も少なからずあったからそれほどでもなかったけど、


それじゃあ本当に2週間ほどなにもない今年はどうしてるのか。

学校で学位授与の準備を進めてた。

学位授与のことがなければ本当に暇をもてあましてたところだけど、幸いにしてやることがある。

ただ、それでも朝から夕方まで使い切るほど仕事もないので、

普段に比べると2時間ほど早く帰宅している。

先週に銀行口座の開設をしたのも、時間に余裕があったからですし。


10月になれば後期の授業が始まる。

ただ、後期に受けないといけない授業はかなり少ない見込だ。

選択科目は全部埋めてしまったので必修科目がいくつかあるぐらい。

ちょうど明日に時間割がわかるが、時間割次第では余計な授業を受けることもあるかも知れない。

あと研究もうまいオチを考えないといけないので、そのあたりやらんと。

ICキャッシュカードが届いたけど

三菱東京UFJ銀行での口座開設から6日、今日、キャッシュカードとインターネットバンキングの書類が届いた。

早速、インターネットバンキングのセットアップをしてた。

パスワードに記号必須というのはちときつい。


ところでキャッシュカードだが、当然のようにICチップが搭載されている。

ゆうちょ銀行も住信SBIネット銀行もICチップ搭載が基本だしな。スルガ銀行はVISAデビットのICチップと共用だが。

ICチップを搭載している理由は偽造を難しくするというのも1つだが、むしろ身体認証に対応するためというのが大きな理由かと。

以前、ゆうちょ銀行のキャッシュカードをICチップ搭載のに交換した後に指静脈情報を登録に行った話を書いてある。

バイオメトリクス始まった

この時にも書いてるけど銀行によって指静脈で認証するか手のひら静脈で認証するかが分かれていて、

ゆうちょ銀行は指静脈だったのだが、三菱東京UFJ銀行は手のひら静脈なのよね。


ゆうちょ銀行のICキャッシュカードを受けとった時にはこうして指静脈情報を登録したのだが、

今回の三菱東京UFJ銀行のICキャッシュカードへの手のひら静脈情報の登録は当面しないつもりだ。

身体認証を登録する意義は、身体認証を使わないときの限度額を引き下げて安全性を高めようとすることあるわけだけど、

身体認証を必須にしてしまってコンビニATMで使えなくなるのは困るから、身体認証を使わない場合でも限度額5万円ぐらいにはしたいが、

数万円ぐらいしか預けるつもりないから、身体認証により安全に高額の取引をできるようにする理由もないと。

銀行の窓口に行くのもめんどくさいし。


ところでこのICキャッシュカード、三菱東京UFJ銀行では届出印代わりに使えるらしい。

店頭ICカード認証 (三菱東京UFJ銀行)

窓口での取引時に暗証番号で本人確認を行うこともあるらしいという話は聞いたことがあるが、

基本は届出印での取引で、窓口では暗証番号はそれを補完するものという程度の取扱が普通だろう。

このように届出印をほぼ代替できると言ってるのはなかなかないんじゃないかと。

印影で認証するよりは強度強そうな気もするけど。銀行の窓口に行くのわかってたら届出印持って行くし使い道はあまりないだろうが。

手のひら静脈情報を登録した場合は届出印での取引はできなくなるようなことも書かれていて、

必ずICキャッシュカードを持参して暗証番号と身体認証を行わないといけないようだ。

読み違いかもしれないけどそりゃえらく厳しいなと思って見てた。


最近ではコンビニのATMもICチップの読み取りに対応するようになってきていて、

磁気ストライプを全く使わなくなる日も来るのかも知れないけど、今のところはそういう状況ではない。

だから磁気ストライプの偽造の脅威は今もなくなってはいない。

そんな中でICキャッシュカードのメリットってなによと言われると、

最初にも書いたとおり、身体認証ぐらいのものかなと思うのだけど、

指静脈と手のひら静脈で割れていて、コンビニATMではほぼ未対応という状況では身体認証を必須とすることはできない。

高額の取引を封じるのがせいぜいで、僕の使い方ではほとんどメリットがない。

将来的にメリットが出るだろうからICキャッシュカードにしておくかぐらいのもんかね。

学位記の送り先をねじ曲げる意味

今日は学位授与の書類のチェック日、ということで書き上げた書類を持って行った。

そして夕方にチェックが終わったと言うことで結果を確認しにいった。

チェックしていた会議室には電卓が何台も置いてあって単位数をガシガシ足し算したりチェックしてたんだろうなって。


それでチェックの結果だけど、本科は前期集中科目でも単位認定は学年末の3月だからそこ直してねと言われた。

あとは細かい事だったんだけど。

総括表の計算間違いとかけっこう多いみたいだけど、それは問題ないとのこと。

人によって指摘されてることはいろいろだけど、事前チェックは確かに役立っているようだ。


このチェックの後に学位記等送付先変更希望書兼同意書を渡された。

これに必要事項を記入して申請書類に同封すると学位記が学校に届き、修了式で学位記をもらうことができる。

新しい学士への途などには書かれていない裏メニューだが、高専専攻科ではよく使われているものらしい。


本来、学位授与で学位が取得できたら学位記は自宅に届くものである。

学位授与を申請する人が今学校に所属しているとは限らないわけだからね。

個人の資格で申請するのだからそうなるのが自然ではある。

それをこの紙を送ることで変えることができるのだが、本質的な意味はあまりない。

というのもどっちにしても学位記を手にすることになるのだから。


結局は儀礼的な問題だけなんですよね。

学位記の実物が学校に届くことがそう重要とは思わないけど、

修了式で学士の学位を取得したことを披露する方がよいだろうというのは納得がいく。


あさってに学位授与に必要な証明書が発行され、そして来週月曜日以降に書類を発送することになる。

とうとう学位授与に向けて本格始動である。

家計簿を細かく付けるもざっくり付けるも自由

クレジットカードを持つようになってカードの引き落としに失敗するようなことがあってはならないと思い、

僕がお金の出し入れを記録するようになった、ということは以前に書いた。

Webで記録するお金の出し入れ

僕はWeb上のサービスである ネット家計簿 ココマネ を使って記録を付けているが、

父がPCで家計簿を付けていたことがWebで記録するという発想の元になっている。

ただし、父が使ってるのはスタンドアローンの家計簿ソフトだが。


弟が放置してある父のPCを見て、口座数の多さに驚いているようだった。

どれどれと見たらなんか両手で数えられないぐらいあるんですけど。

今や住宅ローンの引き落としだけの銀行口座とかイオンカード用のイオン銀行の口座とか、銀行口座の数が多いのも理由ではあるのだが、

電子マネーとしてEdy・WAONのような買い物に使うものばかりでなく、ICOCAのような交通系ICカードを登録していたり、

さらにはWAONポイントだとかポイントカードのポイントまで記録している。

まめな人ですね。


僕の現在の口座設定は、現金・スルガ銀行・SBIハイブリッド預金・Edy・セゾンカードの5つが登録してある。

先日、東京三菱UFJ銀行の口座開設とKIPSカードの申込みをしたので、銀行口座とKIPSカードも登録しないといけないけど。

けどこれぐらいで済んでいる。

銀行口座だって全部登録しているわけではないし、電子マネーもEdy以外は登録していない。ポイントカードなんて登録する気もなかった。


登録していない電子マネー、僕にとってはICOCAとCI-CAですね。

僕は交通系ICカードはチャージした日にチャージした金額を交通費の科目に計上している。

なので利用するたびに記録はつけなくていい。交通費の記録って忘れやすいし。

交通系ICカードに口座を設定するとその時の残高が一目瞭然となるが、利用するたびに記録する必要がある。

ただ、ICOCAを買い物に使う人にとってはこっちの方が便利かも。

ところで今度PiTaPaを手にするわけだけど、PiTaPaのポストペイの記録どうしましょ。

月ごとの請求をまとめてKIPSカードの利用として記録しときましょうか。どうせKIPSと一緒に落ちるんだし。


ポイントカードだが、僕はこれを口座に設定するというアイデアは全くなかった。

ポイントを還元するたびにその他支出で-10円とか記録するようにしている。

マイナスの支出にしているのはポイントの還元は支出を減らすものだと思っているから。

ポイントの還元先がクーポン券とか現金ならその他収入に記録するかなぁ。けどTポイントもPontaも買い物で還元するものだし。

それに対して父の方法はポイントをもらうたびにその他収入で+7円とか記録する方法だという。

貯まるところに着目するか使うところに着目するかの違いだな。

ポイントの残高が一目瞭然となるのがメリットで、ポイント貯まってるから還元しないととか考えるのがやりやすそうだ。

ポイントが貯まるたびに記録するのはめんどくさそうに思えるが、買い物の記録と一緒につければいいからそれほどでもないかなって。


あと僕は全ての銀行口座を網羅的に口座登録しているわけではないが、

これはゆうちょ銀行の口座など、使うとき以外は残高0円の口座は登録しないことにしたから。

普段0円ならば残高を把握する必要もないだろということだ。

ゆうちょ銀行に現金で1万円入金して、オークションの出品者に3000円送金して、残り7000円をSBI証券に振り替えた場合、

SBIハイブリッド預金に現金1万円入金、SBIハイブリッド預金から3000円オークションで落札した商品代金として消費と記録している。

給与を地方銀行の口座で受け取ったときは、引き出した時に現金で給与を受け取ったと記録している。

口座数を増やすのもなぁと思ったからこうしたのだけど、後で銀行の入出金記録と比較するには不便かな。


人によって使い方はいろいろですよね。

僕が使ってるココマネの記録の入力方法には、「ぱぱっと!カンタン入力」、「便利!レシート入力」、「キチント!詳細入力」 の3モードがある。

僕はカンタン入力のモードばかり使っている。ざっくりとしたモードで項目・商品名・金額・支出先だけ打つようになっている。

おやつをいくつかまとめて買ってもまとめておやつ675円のように入力している。

今のところ具体的に何を何個何円で買ったかという情報はいらないと思ってるので簡単に記録しているわけだ。

それに対してレシート入力モードを使えば商品を1つずつ単価・個数で入力できるようになっている。

このモードで記録しておけば、特定の商品の過去の購入価格とかそういうのも調べることができる。が、品目数が多いと入力が大変だ。

ココマネのAndroid・iPhone用アプリでは写真からレシートを取り込む機能があるからこれを使えば楽だろうけど。

自分が記録する目的に応じた使い方をすればいいわけだ。

カードが見えなければICチップも見えない

昨日、住民基本台帳カードの券面事項確認APなどICチップを利用した証明書の検証の話を書いた。

券面事項の確認にICチップの力を借りよう

このとき券面事項確認APへのアクセスにはカードの有効期限と生年月日を利用した認証が必要だと書いた。

なんで券面をみれば誰でもわかるような情報で認証をするんでしょうね?


これ書いてたときはわざわざなんでこんなことするんだろうと疑問に思ってたんだが、

このような認証を行うことにはちゃんと理由がある。

それは非接触で読み取れるICカードだからだそうだ。


IC旅券FAQ#IC旅券の安全対策 (外務省)

ここにこんな問答が書かれている。

Q ICチップに記録された個人情報が知らない間に読み取られることはありませんか。

A ICの情報を読み取るためには、写真のあるページの下部に印刷されている数字やアルファベットをパスワードとして入力する必要があります。カバンやポケットに入れて旅券を閉じている状態では第三者にはパスワードが分からないため、ご本人の気付かない間に読取り装置を通信可能域(10センチメートル以内)に近づけられても、ICの情報が読み取られることはありません。

非接触のICカードとはいえ、カードリーダーの10cm以内に近づけないと読み取れない。

だから、意図してカードリーダーの近くにICカードを持って行かないとICカードが読れないからそれだけで十分安心な気もする。

しかし、例えば机にカードリーダーが仕込んであって、その上に財布を置いたら中にあるICカードにアクセス出来るかもしれない。

非接触である限りそういう可能性もあるのではないか? ということである。


そのように意図せずICカードにアクセスされたとしても個人情報を読み取られないようにするための対策が、

証明書に書かれている有効期限・生年月日などの情報を使って認証するという方法なんですね。

これなら証明書の個人情報が書かれているところを見られない限りはICカードから個人情報を読み出すことができない。

目視で証明書の内容が確認出来ない限りは結局は個人情報を読み取ることができない。

住民基本台帳カードの券面事項確認APにせよ、ICパスポートにせよ、券面にかかれていない内容は読み出せないのだから、

個人情報を盗みたい人がわざわざこのようなICチップの機能を使う理由はない。

なるほどよく考えられている。


運転免許証の場合は本人が設定した暗証番号で認証するが、これも理由は同じだろう。

ただ、なぜ券面を見ればわかる情報ではなく、自由に設定できるようにしたのだろう?

運転免許証には理由はよくわからないが本籍地が書かれている。なんで必要なのかよくわからないが。

その本籍はIC化に伴い券面には書かれなくなったが、ICチップ内には記録されている。

そういう券面に書かれていない情報を本人の意志によらず読み取れるようにするのは問題だと考えたのかも知れない。

逆に券面に書かれていてICチップに記録されていないのが住所だ。記録することもできるようだけど今はなぜか使ってないみたい。

運転免許証には暗証番号1と暗証番号2という2つの暗証番号があるが、

暗証番号1では氏名・生年月日・交付日・有効期限・免許の種類・番号など基本的な事項のみ読み出せる。

暗証番号2を使えば顔写真・本籍も読み出せるようになってるが、こうして分けているのは本籍が券面に書かれていないことを重視したということか。

とはいえ、暗証番号を忘れてしまうと氏名・生年月日すら検証できないというのは問題あると思うんだけどなぁ……


そういや住民基本台帳カードって住民票コードが記録されてるんだけど、

住民票コードの行政機関以外での利用が禁止されていることもあって券面には住民票コードが書かれていない。

本人確認書類を出すと番号を書き留められることがあるけど、住民基本台帳カードには書き留めるべき番号が存在しない。

それで呈示を受けた人が戸惑ってしまうこともたまにあるんだけど……それはおいておいて。

その記録された住民票コードだが、暗証番号を入力すると取り出すことはできるようになっている。

住民基本台帳カードを使った転入や広域交付住民票の請求の時など、行政機関では暗証番号が要求されることがあるが、

それ以外のところで暗証番号が要求されると言うことはない。おそらく暗証番号を得たところで行政機関以外では使い道がないだろうけど。

このあたり運転免許証とは事情が違うんで覚えておこう。

在留カードやパスポートにはそもそも暗証番号はないし、暗証番号があるというのは隠すべきものがあるということととらえればいいだろう。

券面事項の確認にICチップの力を借りよう

先日、銀行で口座を開設したとき、住民基本台帳カードを機械で読み取って本人確認をしていた。

ここで使われていたであろう機能が住民基本台帳カードの券面事項確認APですね。


住民基本台帳カードにはいくつもの機能を搭載することができる。

その中で基本となるのが住民票コードの記録された住基ネットAP、公的個人認証の電子証明書を記録する公的個人認証APですね。

その他、市町村独自の機能として証明書自動発行機を使うための機能を追加することもできるようになっている。

これに2009年以降に発行されたカードには券面事項を記録している券面事項確認APも搭載されるようになった。

この機能が搭載された背景にはカードの偽造で摘発された事例が報告されていたことがあるのだと。

つい先日、市町村をまたいだ転居後も同じカードを使えるようになったけど、

サインパネルに書かれた変更内容も検証できるようになっているそうだ。


ところでこの券面事項確認APの機能は誰でも使うことができる。

券面事項等表示ソフトウェアのダウンロード (住民基本台帳カード総合情報サイト)

ただし、特定のICカードリーダーでないとできないようだ。

住民基本台帳カードって接触式のICカードだと思ってたんだけど、非接触にも対応しているようで、

このソフトで対応しているICカードリーダーはいずれも非接触のもののようだ。1つだけ接触式・非接触式両対応だけど。

銀行の窓口でもカウンタ上にあるカードリーダーの上に置いてただけだったし。

券面事項確認APへのアクセスには認証が必要になるが、認証に使うのは有効期限と生年月日、どちらも券面にかかれている内容だ。

なので事実上、カードさえあれば券面事項が正しいか確認することができる。


このソフトウェア、住民基本台帳カードだけでなく運転免許証の記載事項も確認することができる。

ICチップ搭載の運転免許証の発行を受けるに当たっては暗証番号を設定したが、

それはこの記載内容の読み取りに使うものだ。

本人確認のために運転免許証を呈示すると、暗証番号の入力を要求されることがあるようだが、

それはICチップから記載事項を読み取るためなんですね。

暗証番号は2つ設定するが暗証番号1だけで氏名・生年月日・有効期限・番号などが読み取ることができる。

暗証番号2を入れると顔写真も取り出せるようで。そんなものまで記録されてるのか。


さらに最近発行が始まった在留カード・特別永住者証明書にもICチップが搭載されているが、これにも券面事項を確認する機能がある。

同様に非接触対応のICカードリーダーで読み取れるのですでに使われているのではないだろうか。

あともう1つICチップが搭載された証明書というとパスポートですね。

これも氏名などの記載事項とバイオメトリクス情報として少なくとも顔写真が記録されている。

同じカードリーダーで読めるのかよくわからないけど、どうなんだろ?


健康保険証のICカード化も検討されているところだし、

ICチップを利用した券面事項の確認というのはより普及していきそうだ。

既に運転免許証の確認に使えるというのはかなり大きなインパクトがあることだったのではないかなと思う。

だからこそ銀行もこうして導入したんだろう。

3000円そこらでICカードリーダーが買えて、あとは汎用のコンピュータさえあれば確認出来るわけだから。