上本町駅とあべの橋の間に四天王寺

あべのハルカスの百貨店部分のオープンに合わせて運行を開始した、上本町駅~あべの橋の近鉄バス、

上本町駅に到着する電車で「あべのハルカスへは近鉄バスにお乗り換えが便利です」とアナウンスして宣伝した結果か知らんが、

それなりの利用が得られているようだ。

上本町とあべのをバスで結んでうれしい?

実際、どんな利用が多いのかはよくわからんが。


この上本町~あべの橋のバスは現在はノンストップで走っているが、

9月1日から途中停留所ができることになったようだ。

【9月1日から!】あべの・上本町循環バスの「四天王寺参道口」停留所を新設します! (近鉄バス)

途中にバス停を設けるとすれば四天王寺かなぁ、と思ってたが、本当に実現されるとはね。


四天王寺は聖徳太子ゆかりの古い寺だ。

古い寺とはいうが、空襲で焼けたので大半は鉄筋コンクリートだ。まぁ飛鳥時代のデザインではあるのだけど。

以前、天王寺で忘年会があるからと行って、その途中にお参りしてきたことがある。

歴史ある上町台地を巡る


天王寺区だとか天王寺駅だとか、天王寺というのは四天王寺の略のようだ。

なんで四天王寺を天王寺と略したのかよくわからんけど。

天王寺区というと多くの寺が建ち並び、緑豊かなところというイメージがあるし、実際そうなのだが、

やっぱり象徴的なのは四天王寺と天王寺公園かなと思う。


天王寺駅から四天王寺、歩けないこともないが、少し遠いね。

僕が行ったときはエンジョイエコカード持ってたから市バス使ったけど、

けっこうな混雑だったし、この距離で200円はちょっと……という気もする。

そこで100円でそれなりの頻度で走るバスができることはよいことだろう。

バス停降りたらすぐにあべの橋駅・近鉄百貨店というのも便利かな?

もちろん上本町側から利用してもいいし、上本町~四天王寺~あべの と回ってもいい。


ちなみに四天王寺参道口バス停は市バスの最寄りバス停、天王寺西門前より少し北のようだ。

近鉄バスと市バスでバス停の場所が違うのか。うまく案内してやらないとね。

あとは天王寺公園の目の前にもバス停があったらなぁとも思うけど、市バスのバス停が立ち並んでいる中に作るのは難しいか。

ターミナル、商業施設を結ぶだけではもったいないとは思っていて、

せっかく沿線に都心のオアシスがあるわけだから、そこはうまく活用できればなと思う。

BibTeXを使って引用しないと

TeXにはもちろん文献リストを作り、引用箇所に文献番号をリンクしてくれる機能が付いている。

文献引用 (TeX Wiki)

文献リストを入れたいところに、

\begin{thebibliography}{99}
\bibitem{美文書} 奥村晴彦,LaTeXe 美文書作成入門,技術評論社,1997
\end{thebibliography}

とリストを作ってやる。\bibitem{美文書}などと適当にラベルを決めておいて、

使いたいところで \cite{美文書} とかすれば[1]とか文献番号に置き換えて表示してくれる。


ところが、実際これでやってみると不便なことが見えてきた。

文献番号は最初に出てきた文献から[1],[2]と振られることを期待していたのだが、

\bibitemで列挙した順に[1],[2]と番号が振られるようになっているので、

2番目の文献を最初に使っても[2]と番号が振られてしまう。

あと、文献リストに書いたものの、文章の変更に伴って文献を引用しなくなっても、

そのままだと文献リストから消えずに、本文中で引用されていないのに文献リストに残り続けることになる。

こりゃちょっと不便だな。


なんかいい解決法はないもんかと調べたらBibTeXというツールがあることがわかった。

文献データベースを用意して、ここから本文中で引用してる文献だけを抜き出して文献リストを自動生成してくれるというものらしい。

これを使えば本文中で使わなくなった文献は文献リストから消えるし、文献リストを生成するときに出現順に並べることも出来るようだ。


まず文献データベースの作成だが、 bibdata.bib とかファイルを作って、ここに使う予定の文献をリストアップする。

bibtex (Yamamoto’s Laboratory)

@books{ okumura1997,
  title     = "LATEX2e美文書作成入門",
  publisher = "技術評論社",
  year      = "1997"
}

BibTeX形式の引用データをコピペすれば自分で書かなくてもいい。

CiNiiでもGoogle Scholarでもそうだけど、BibTeX形式のデータを表示させられるので。

ラベルは適当に決めればいいが、日本語だとうまくいかないっぽい。


引用する場所では \cite{okumura1997} とか、TeXファイル中に文献リストを書いたときと同様に使えばいい。

それで文献リストの場所には、bibdata.bibの文献データベースを読み込んで文献リストを作成するということをこう書く。

\bibliographystyle{junsrt}
\bibliography{bibdata}

\bibliographystyleでjunsrtとすれば出現順に[1],[2]…と文献番号を振ってくれる。


TeXのコードはこれでいいのだが、コンパイルがちとめんどくさい。

BibTeXによる文献リスト作成は pbibtex コマンドで行う必要がある。

BibTeXの処理には platex でコンパイルしたときに生成される .aux ファイルが必要で、

BibTeXが作った文献リストを読み込んで再度コンパイルする必要があり、文献リストの番号を振る処理は2回のコンパイルが必要だ。

というわけで platex→pbibtex→platex→platex と処理しないと完成しない。さらに dvipdfmx でPDFに変換する処理も必要だ。

TeXmakerのQuick Buildの設定にはこんな処理は標準ではないので、ユーザー定義で決める必要がある。

これだけやってやれば自動で使う文献だけ、使った順番に並べて文献リストを作成してくれる。


ところでLibreOffice Writerにも文献データベースという機能はある。

あることは知ってたのだが、データベースを使わずに、ドキュメントごとに文献情報を打ち込んでいた。

あまり使い勝手のよさそうな機能に見えなかったというのもあるのだが、

LibOでは文献番号は常に引用順になるようになってたし、引用箇所を消せば文献リストからも消えるので、使う必然性がなかった。

だからTeXでも同様にTeXファイルに文献データを書くという方法で行こうかとおもったのだが、

TeXではBibTeXがないとさっぱりだね。


まぁ、一旦使えるようにさえすれば、ずいぶん便利ですけどね。

BibTeX用の文献データベースはコピペするだけで作成できるのだから。

そこはさすが論文書きに愛用されているTeXの強みなのかなとは思った。

横書きの句読点はなにがいい

先日、TeXで研究のことを書いて指導教員に見てもらった。

文書の書き方でいろいろ言われたことはあるのだが、

その中で句読点に 、。 ではなく , . を使うようにと言われた。


小学校の国語の授業だったか、横書きでの句読点の使い方が出てきた覚えがある。

どうだったっけ、と調べたら横書きでは読点に 、 の代わりに , と使うようにと学んでいたようだ。

公文書ではこの使い方にするように決められていたようで、教科書もそれに従って書かれている。

まぁそうなんだけど、実際のところ横書きの文書が全てそうなってるわけではない。

公文書でさえ 、。 の組み合わせはあるという。

じゃあ、 , . の組み合わせは? だけど、この組み合わせ使う人は確かにいるな。


僕は、縦書きと横書きで句読点を使い分ける理由がよくわからなかった。

だから、小学校だかで学んだはずのこの組み合わせもすっかり忘れてしまい、

このBlogもそうだけど、横書きでもほとんど 、。 の組み合わせしか使ってこなかった。

実際、それで問題となることはほとんどなかった。


とはいえ、論文だと提出先のルールに従う必要があるだろう。

それで電子情報通信学会のWebサイトを調べてみたら、こう書いてあった。

句読点は,句点「.」と読点「,」をそれぞれ全角で用いる.

(和文論文誌 投稿のしおり/投稿原稿について (電子情報通信学会))

あ、半角じゃいかんのか。全角のカンマ・ピリオドねぇ……ATOKにはカンマ・ピリオドは必ず半角に設定してあるんだよなぁ。

こんなルールあるの知らずに、高専時代は論文を書いてたなぁ。別に指摘もされなかったが。


これから論文の類はこのルールによって書くことにしましょう。

ただ、このBlog含め、私的な文書は相変わらずだろう。そこは自分が信じるとおりにやればいいのだから。

不思議な大学院入試の面接

今日は院試お疲れさま会が行われた。
今日は試験2日目、面接の日で、ちょうどそれを終えたB4をねぎらおうということだ。
ついでに出戻りで博士を目指す人も昨日、口頭試問があったので、それもねぎらおうという意図がある。


B4のうち5人は一般入試を受けている。
基本的にペーパーテスト(英語はTOEICを活用していたようだが)で、
1日目にペーパーテストを、2日目に面接が行われる。
といっても面接には本質的な意味はあまりないようで、
この時点では採点を終えて、その結果を見て面接を行っているそう。


僕の大学院入試は口頭試問ということでかなりの時間をかけて行われたが、
(大学院の口頭試問の日)
一般入試ではあくまでも形式的なもの、 専門知識について聞かれるわけではない。
まぁ推薦入試でも学内出身者は形式的な口頭試問だったようだが。あれはおかしいと思っているが。


実際どんなことを聞かれたのかという話だけど、
ある人は数学のテストの点数が悪かったということで、「大学院で研究をやっていくにはこれではいけない」とずいぶん叱られたとのこと。
ある人は志望動機を聞かれ、それを言ったら「そのためには博士まで行かないと意味が無いけど、博士に行くの?」なんて言われたり。
いずれにしても大半の教員はだるそうに聞いているだけで、さっさと終われと願っているようだったそう。
1人あたり3分の割り当てで、その面接に何の意味があるのかはよくわからない。


教授からのリーク情報によれば、受験した5人はいずれも合格しているよう。
数学の適性がないと叱りつつも合格にするのは矛盾している気もするが……
単純にテストの点数の合計が高い順に所定の人数合格させるだけのようで、適性があるかとかそこまで考えているわけでもないらしい。
だからこそこんなことを言ってきたんだろうが。
あと、学内の他研究室にいる学生が大学院からやってくるという話もあった。
これまで研究室に見学に来たりということはなかったが、なぜか希望していたらしい。
事前にアポイントメントを取って無くても点数さえあれば合格してしまうらしい。


ツッコミどころは多いのだが、いずれにせよ今回受験した全員が合格してなにより。
これからB4も研究に従事することになるわけだが、
大学院と連続して研究をやるにしても、学部で一応完成させないといけないので、しっかりやらんとならん。
といっても大学院入試まで半年、開店休業状態なのはどうなのよという話でもあるのだけど。

献血、道半ばで敗れる

献血に行くかと、森ノ宮の血液センターにやってきた。

いつもどおり成分献血でと言って、それで問診を受けて、

検査の時にHLA型を登録してくれないかと言われたが(参考 : HLA型を調べて輸血する必要がある )

まぁそれぐらいで、いつもどおりに採血を始めた。

最初はなにも問題なかったのだが、1回目の返血の時に、なんか痛いぞ、と思ったら機械が止まってしまった。


調べてもらうと、どうも血管が腫れて返血できないとのこと。

仕方ないので、ここで採血は中止することになった。

まれにあることらしいね。

内出血があるかもとのことで、問診の医者に診てもらうようにと連れられたが、

問診の時からやる気のない医者で、見せても放っとけば2~3日で治るんじゃないのと投げやりな返事。

現場の看護師のほうがよっぽど的確なことを言うわ、と思ったが、いずれにしても大したことではないよう。

内出血がひどくならないようにと包帯を巻いてくれた。


返血できずに止まってしまったということは、血液全部を400mLぐらい抜いたのと一緒だから、

400mL献血に準じて12週間は献血できないとのこと。

献血カードには血小板成分献血をしたという記録がされ、2週間後から献血できるような表示だが、

実際にはこの日までできないということを言われた。

1週間後に電話で確認するが、それまででも気になることがあれば血液センターに連絡してくれればよいとのこと。


まだ、少し痛いが、患部が内出血で青くなることもさほどなく、これならすぐよくなるだろとは思う。

それにしても血は抜いたものの、途中でやめてしまったものだから、

多分これは患者の元には行かないんだろうなぁ。仕方ないんだけどさ。

記録上は献血したことになっているけど、まぁなんというかねぇ。


採血にはいろいろなリスクがある。

一番恐れているのは腕の神経に関係したトラブルだろうと思う。

針を刺したときに必ず「指先がしびれるようなことはありませんか?」と聞いてくるし、採血中に改めて聞いてくることもある。

他にも気に掛けていることはいろいろあるのだろうが、最初の返血の時は注意深く見ているようで、

今回の問題もそのことによってすぐ発見することができたとも言える。

もちろん採血にあたっては注意深く作業していることと思うが、それでもトラブルが全く起きないわけではない。

そこですぐ気づけるようにすることが採血に従事する看護師の大切な仕事なのだろう。


そういえば、今日、採血のときに案内を受け取ったのだけど、

日本赤十字社がiPS細胞ストック構築の研究に協力していて、

森ノ宮の血液センターで血小板成分献血に協力した人のうち、特定のHLA型を持つ人に京都大学から案内が届くかもとのこと。

城東区の献血施設で、と言われたら森ノ宮だろうなぁとは思ってたんだがやっぱりそうなんだね。

2~4%ぐらい、まぁ宝くじみたいなもんだけど、運良く拒絶反応が少ないHLA型を持つ人がいれば協力してもらおうということらしい。

しかしたった100mLの血液でストック作りに協力できるというのは意外に少ないなと思った。すごいもんだわ。

賢い迂回ルートはなかなか思いつかない

朝、電車に乗ってたら、奈良線で人身事故があったとのこと。

あー、こりゃ鶴橋から大丈夫かなぁ、なんて思いながら電車に揺られて鶴橋に到着。

そしたらホームが人だらけ。あ、やっぱりあかんか。


放送によれば運行しているとのことだが、まぁこんなに人がたまってる状況からしてお察しやね。

このまま待ってもいいかとは思ったのだが、鶴橋もマイスタイルの対象駅なので、もうここで地下鉄に乗り換えてしまおうと思った。

というわけで西改札に向かったのだが、細い通路には人だらけ。誰しも考えることは同じか。

千日前線の改札では乗車券をチェックして振替乗車票をばらまく駅員がいた。振替輸送やってたのね。

まぁ自分はマイスタイルが使えるので、振替乗車票は受け取らずに改札を通った。


それで千日前線のホームにたどりついたのだが、難波方面の電車は恐ろしい混雑だった。

ただでさえ、千日前線の鶴橋~難波は混雑するのに、余裕のない4両編成の電車に近鉄からの押し寄せてきたらどうしょうもない。

そりゃ近鉄も積極的に振替輸送の案内をしないわけだ。曲がりなりにも動いてるなら積極的に誘導するのは危険だ。

あまりの混雑に嫌気がさして、今里方面の電車に乗り込んだ。

これで今里筋線に乗り換えて、緑橋から中央線に乗ってリカバリーしようという魂胆だ。これなら空いているはず。

市営地下鉄では運賃は最短ルートで計算するので、折り返さない限りは問題ない。

ただ、今里筋線に乗り換えたところで気付いたんだけど、中央線ってけいはんな線から奈良線の迂回客がもろに押し寄せる路線なんだよね。

こりゃやばいか、と思ったけど、奈良線の混んでるときぐらいの混雑だったので助かった。

その後、乗り換えて大学に向かったのだが、怪しい迂回ルートを取ったわりには10分ぐらい余分にかかっただけで済んだ。


後で、上本町まで乗って谷九から谷町線の方がよかったかなとか、環状線で迂回した方がよかったかなとか、

そんなことも思ったんだけど、どちらも元々混んでる路線だし、少なからず近鉄からの振替客はいただろうし、

そのまま奈良線の電車を待ち続けても、積み残しもあったかもしれないし、結局はなにがよかったのかはよくわからない。

まぁこのわけのわからないルートでも運良く、10分の遅れで済んだと考えておきましょう。


高専時代は通学経路からして振替輸送はほとんど使えないルートだった。

だから電車が止まっても再開を待っていた。わりに早い段階で再開してくれたので帰るのに不便したことはない。

しかし、通学距離が伸びると、トラブルに巻き込まれる可能性というのは上がるだろう。

場合によっては振替輸送で対応するべきこともあるだろう。

なにがよい方法なのか、頭を働かせて考えないといけないということだ。

ただ、僕の場合は最終的には近鉄に乗り換えないと帰れないので、そこが止まったままだとどうしょうもないんだけどな。

場合によっては研究室に引き返すのも手かも知れない。まぁそこまで長引くことはめったにないだろうが。

専門家も困る試験をしても……

母は工場の事務部門で働いているのだが、

どういう経緯があったのかはよく知らないけど、社会保険労務士試験を受けることになったようで、

長らく試験に備えて勉強に励んできた。そして、今日、試験が行われたようだ。


試験を終えて、帰り道に解答速報が配られていてもらって帰ってきたらしい。

午前の試験の解答を作成してばらまいていたようだ。だから午後の試験の解答はない。

複数のところがばらまいていたようだが、その解答速報を見比べて驚いた、

一部の問題は解答が書かれていないし、解答が書かれていてもところにより解答が食い違っている。

なんだこれは。


もちろんこの解答を作っている人というのは、この試験を受けようという人を指導する立場の人、

少なくともこの試験の専門家であるはずだ。

そんな人が試験の問題を見て、場合によっては資料も確認して作ったはずの解答が空欄だとか一意に決まらないというのはどういうことか。

どうも母から話を聞くに、問題が不当に難しすぎるようだね。

実務上どうでもいいだろという法律の文言の違いまで問うてくるというからわからないとのこと。

それにしても専門家が困るような問題を出して何になるんだとは思う。


合格率は8%程度とのこと。

まぁ合格率は受験者のレベルにも左右されるからなんとも言えないけどね。

基本情報技術者試験のかつての合格率は15%程度と他の情報処理技術者試験に比べると低かったけど、そこまで難しいわけではない。

社会保険労務士試験を受験する人がどんな思いで受けてるのかもわからんので評価は難しいが、

ただ合格基準がおおざっぱに言えばグループごとに4~6割正解、全体で7割正解とかずいぶん厳しいので、

相当な準備をしていっても不合格になることは不思議ではない。最後に合否を決めるのは運なのかもしれない。

研究室に現れたアイスの行商人

うちの研究室にはオフィスグリコが置いてある。

オフィスグリコ (江崎グリコ)

学内に売店もあるし、自分でお菓子をストックしてる人もいることもあって、売上はあまり思わしくないように見えるが、

夜、売店が閉まってる時間に買ってる人もいるようだし、売店にはない商品もあったり、行くのがめんどくさいと使う人もいるとか。

別にグリコもやめたいとは言わないし、使うことは少なくてもそれなりの存在感はあるようだ。


売上回収・商品補充のためグリコの人がやってきた。

売上金を回収しても100円玉1枚ぐらいしかなさそうだったが、せっせと作業をしていた。

それで作業を終えた後、「アイス持ってきてるんですけど買いませんか」と、

誰もいらないということでそのまま帰ってもらったのだが、アイスの行商ねぇ、今の時代もそんなのがいるとはなぁ。


行商もいろいろだが、僕にとって一番身近なのは、近鉄電車で寝そべってる伊勢からやってくる海産物の行商人かなぁ。

実は毎朝乗ってる電車にも行商人が乗り込んでて、まぁ普段は乗る車両が違うんだが、たまにいるなぁと気付く。

あとはラーメンか焼き芋かの移動販売か。のろのろと団地内の道路を走っているのをたまに見る。

灯油の巡回販売を行商ということはあまりないような気もするが、まぁあれも行商といえばそうだろう。

パンの出張販売なんかもそうか。曜日によって自動車学校に売りに来てたな。僕はスーパーで弁当を買ってたから使わなかったが。


アイスクリームの行商というのは昔はよく行われていたらしい。

といっても実際に見たことが無いからよくわからないが。

今のようにどこの店にも冷凍庫が用意され、アイスクリームが売られていれば行商人が活躍することもなかったのだろうが、

そうなる以前には行商人から買うのが便利だったのだろう。わからんけどね。


それにしてもなんで急にアイスを買いませんかと言ってきたんだろうね。

オフィスグリコのWebでの紹介を見て気付いたんだけど、冷凍庫を使ってアイスの配置もしてるのね。

その補充のために持ち歩いてる商品をあわよくば買ってもらえないか、ということで言ったのだろう。

ただ、いつやってくるかも知らずに急に買わんかと言われても、うーんとなるわな。

いや、本当にうちの研究室は儲からなくてすまんね。

クロックを越えたら制御信号が化けた

今日、LVDSの通信モジュールで起きていた不可解な現象が見事に解決できた。

原因は異なるクロックをまたぐ信号の転送時に起きていたようだ。


LVDSのクロックとメインクロックが異なるため、この間で信号の受け渡しが必要になる。

データについては複数のバッファを設けて、タイミングに余裕を持って受け渡しできるようにしていた。

なので、データは化けることはなかった。

問題は制御用の信号がクロックをまたぐところだった。


制御用の信号をメインクロックで取り込んで、

それで制御信号の1つが変化したところをとらえてメモリの書き込みを制御するようになっている。

この制御信号は複数ビットで構成されているのだが、

信号の変化がクロックに対してギリギリだと、一部のビットが変化し、一部のビットが変化しないなんて現象が起きていたようだ。

ただし、Spartan-6から送出したクロックからメインクロックの受け渡しではそのような問題は生じず、

Spartan-3から送出したクロックからメインクロックへの受け渡しに限ってこのような問題が起きていたようで、

それも回路によっては顕著に表れず、原因の追及には大変苦労した。


単にクロックをまたいで信号を受け渡しするだけで信号が化けるとは思ってもいなかった。

配置配線結果を見てみると、ビットにより回路構成が異なることがわかり、

それを全ビットで同じ構成になるように調整しようとしたのだがうまくいかなかった。

よっぽど厳しい制約を加えれば全ビットで同時に受け渡しが起きるようにできるのかもしれないが、それは現実的ではないだろう。


そこで取った対策だが、クロック間で受け渡しが生じる制御信号を1ビットだけにした。

1ビットだけに絞り込んでもなんとか動作させられる構成にできそうだったので、

1ビットだけならビット間でのずれは当然気にしなくてよいだろうと。

指導教員は制御信号の変化を拾って1クロック待つという方法もあるのではないかとアドバイスをくれた。

変化した瞬間に全ビットが変化しているかは確かではないが、1クロック待てば確実に取り込まれているはずだと。

正攻法はこれかもしれんね。複数ビットの制御信号が必要な場合はこの方法でやらないといけないし。

ただしメインクロックの1クロック以内に制御信号が変化しないという条件が必要だが。


データの受け渡しは余裕を持った設計になっていたが、

制御信号はあまり問題はないだろうと甘く見ていたのがよくなかった。

ただ、Spartan-6からのクロックなら問題なく動いていたというのはなんでなんだろうね。

クロックを生成するDCMの性能の差かというようなことは言ってたけどよくわからんね。

いずれにしてもこれまで制御信号のクロック間受け渡しはかなりシビアであったのは確かで、

安定した動作には、それをどうにかする必要はあったのが、こうして解決できたのはよかったのかなと。

これなら他のFPGAに移植してもいけるでしょう。多分ね。

バス会社のエリア界を越えろ

富田林駅~金剛駅で社会実験のためバスが走るらしい。

【9月1日~】近鉄富田林駅と南海金剛駅とをノンステップで結ぶ「直行バス」を運行いたします! (近鉄バス)

ノンステップ? ノンストップの誤字だな。


金剛ニュータウンは富田林市に開発された住宅団地だが、

最寄り駅は2つあって、南海電車の金剛駅と近鉄電車の富田林駅が使える。

大阪市内へは金剛駅から南海電車の方が便利なようだけど。

そんなわけで金剛ニュータウンとこの両駅を結ぶバスが走っているわけだが、

金剛駅側は南海バス、富田林駅側は近鉄バスのエリアということで、

両側からそれぞれの会社が金剛ニュータウンへ向かうバスを走らせている。


両社のバスが走るエリアの人はどちらへ向かうのも問題ないわけだけど、

金剛駅に近いエリアから富田林市の中心に向かおうとすると、バスがないという問題が生じる。

富田林市はそれを問題視していたのだろう。

去年10月~12月に社会実験として富田林駅~金剛駅を結ぶバスが運行された。

1日6往復、南海バスと近鉄バスで半分ずつ担当した。

金剛駅側の南海バスしか停車しない停留所と富田林駅側の近鉄バスしか停車しない停留所の相互の乗車のみ可能で、

既存のバスとはかぶらないように運行されていた。

今年は途中停留所には停まらず、富田林駅~金剛駅をノンストップで走るよう。うーん、途中停留所の利用は少なかったのかな?


2つの会社のエリアをまたぐということで両駅からのバスが独立して運行されてるわけだけど、

たいていは 駅~団地~駅 としてバス路線が設定されるよねと。

例えば、京阪バスの 樟葉駅~松井山手駅~新田辺駅 とか、

奈良交通の 祝園駅~けいはんなプラザ~学研奈良登美ヶ丘駅 とか、

そんな路線は山ほどあるだろう。

運行効率のためにこういう運行形態は合理的だし、多様な移動ニーズに応えられるだろう。


富田林市としては両社が手を取り合って 富田林駅~金剛ニュータウン~金剛駅 という形で運行してくれれば、

市内の往来も確保できて万々歳なのだろうが、バス会社のエリア界はなかなかそうもいかないみたいね。

この直通バスも両社の顔を立てて半分ずつ担当させているわけで、まぁめんどくさいね。