投票所への道のり

今日は朝から選挙に出かけていた。歩いて少しのところに投票所がある。

けっこうな混雑だったのだが、調べるとこの投票区でだいたい4000戸ぐらいあるので、そりゃ混むわなと。

バーコードで名簿照合をして、投票用紙交付機から1枚取り出した投票用紙を渡して、と機械化が図られていた。

これだと名簿照合係1人、投票用紙交付1人で回せるみたいね。


以前、住んでいたところの投票所は投票区で500戸ぐらいしかないから、わりと小規模な投票所だった。

機械化とは無縁の投票所で、紙の名簿で照合して、手で投票用紙を1枚ずつ分けて、正の字で男女の投票者数を集計し、そんなところだった。

投票所は住んでいた住宅団地の隣の集落にあって、1kmも離れていないから距離的には近かったのだが、たいへん不評だった。

というのも駐車場がすごく狭くて(本来は駐車場がないところを臨時で確保してるぐらい)、

自動車で行くと、あぜ道のような細い道を走る必要があり、一部行き違いに苦労する区間もある。

僕は自転車で投票所に行っていたが、自転車で行くにもあまりうれしくない立地で、途中で信号のないやや交通量の多い道路を横断する必要があって、

なんとなく親しみを持てないところだった。

なお、投票区は住宅団地と集落2つなのだが、大半が住宅団地に住んでいる人で、既存集落の住民は100戸ぐらいしかいない。

しかも一方の集落からやや離れているから、駐車場もろくにないあの投票所をありがたいと思う人なんてほとんどいないに違いない。

立会人の仕事で小金稼ぎをしてる人にはありがたいのかもしれないが。(実際、近所の人が立会人をしているのをよく見た)


一方で、住宅団地から1.2kmぐらいのところに別の投票所がある。

この投票所は公民館だから駐車場も充実していて、段差もないから足腰が悪くても行きやすい。

ちょっと遠くなったような気がするけど、それでも多くの人には便利な気がする。

歩いて投票所に行くという前提だと遠くなったのが気になるが(それでも1.2kmぐらいなら許容範囲内だと思うけど)、

既存集落2つにとっても、別の投票所(小学校)がわりと近くて、一方の集落からは1.5km程度、もう一方からは2.3km程度、小学生はこれぐらい歩いている。

どうせみんな自動車で投票に行くんだし、あの投票所がなくても不便する人はほとんどいないのでは?

そんなことを思いながら4回ぐらいあの投票所に行った覚えがあるけど。


逆になぜ投票所がないのかよくわからない地域もある。

区画整理で新しくできた地域があって、今は1500戸ぐらい住んでるんだけど、新しい投票所はできていない。

既存の投票所でも1km~2kmほどだからそこまで遠くはないのだが、近所とは言いがたい。

ちょうど地域の真ん中に立派な公共施設があるので、そこに投票所作ればいいのになぁと思って数年経ってるが。

立派すぎて一地域の投票所として使うのは憚られるかもしれないけど。それなら地域内の集会所でも。

と、人口が増えてから投票所が増えるまでにはタイムラグがあるのが実情らしい。

街開きから10年以上経って新しい投票所ができるとかそんなんだから。


今住んでるところの投票所は徒歩で行くのが前提になっているのだろう。

自転車なら駐輪場あるけど、実際には徒歩の人が大半だったな。

普段、そんなに人が歩いてる印象がないところ(住宅地の路地の中にある)に、

徒歩であちらこちらから人がやってくるのを見ると選挙やってるんだなぁという実感が沸く。

どこでも選挙の日は変わった人の流れができるもんだなと思って見ていた。

投票所に行くためにあぜ道を走る車が激増するのと何も違わない。

ちょっとマニアックな郵便の博物館

今日は郵政博物館に出かけていた。

昔は逓信総合博物館(ていぱーく)という名前だったのだが、移転したんだよなぁ、

なんて思って調べてみたら、スカイツリータウンにあるそうで。意外な立地だな。


逓信総合博物館の頃は、日本郵政とNTTの博物館という位置づけだった。

もともと逓信省の博物館だったようで、郵政省・電電公社・KDD・NHKの博物館なんて時期もあったらしい。

ただ、KDD・NHKが順次離脱し、逓信総合博物館の代替となる博物館は日本郵政だけで設けられることになった。

なので今はNTT関係の展示はない。ただし、行ってみると電気通信関係の展示も多少はある。


末広町駅から銀座線に乗り、浅草駅で東武に乗り換えてとうきょうスカイツリー駅で降りた。

とうきょうスカイツリー駅はスカイツリータウン西側にあるが、郵政博物館はスカイツリータウンの東側にある。

押上駅直上なのよね。だから、通常、電車で行くならば押上駅を目指した方がよい。

が、その前まで秋葉原界隈にいたので、浅草経由で行ったってわけ。運賃的には不利なんだけどねぇ。

スカイツリータウンは賑わっているが、隅田川花火大会のせいだろう。

そういえば、前にスカイツリータウンに来たときも隅田川花火大会の日だったな。(都バスで下町をうろょろ)

よりによってこんな日に墨田に来なくても、とは思ったが。

郵政博物館はオフィスビル「イーストタワー」の9階にある。オフィス階のようなところだが、低層階の東京ソラマチからアクセスする。

7階までは店舗・レストラン・プラネタリウムがあって東京ソラマチの商業施設を構成しているが、8階から雰囲気が変わる。

8階までは地下3階・1階からのエレベータ・エスカレータが通じているのだが、9階の郵政博物館へのエレベータは1階には通じていない。

8階でエレベータを乗り換えて8~10階だけのエレベータに乗り換えることになっている。不思議なことに。


そんなわけでスカイツリータウンにあるといいつつも、けっこう奥まったところにある博物館である。

入館料300円を払って入る。

入るといきなり時計である。時計が普及していない時代、まず時計の普及が進んだのが郵便局だったらしい。

太陽で正午を調べて、それで時計を校正しながら使ってたらしい。

今は時計自体の精度がいいし、標準電波(JJY)でもGPSでもインターネットでもいろいろ合わせる手段があるけど、郵便黎明期はそんなことをやってたと。

人々にとって郵便というのは驚きの連続だったようで、切手を貼って差し出せば届くなんて半信半疑だったらしい。

定時に郵便を集め、郵便を送り、郵便を配達し、今は当たり前の事だけど、それが画期的だったことがよくわかる。

古く、郵便に関わるものには「御用」という表記が多くなされていた。国営事業としての気合いが感じられる。

当初はイメージカラーもシンボルマークもなかった郵便事業だが、いつしか赤色がシンボルカラーになり、〒マークが制定されて、今の郵便のイメージに重なってくる。


手紙を届けるという役割は郵便黎明期からあまり変わっていない。

特に手紙の多くをハガキが占めるという日本独特のスタイルは今も昔も変わらない。

(ただし昔のハガキは2つ折りにしていたから、細長かったのだけど)

ただし、手紙以外の部分では変化が大きい。特に大きく変わったのが小包だろう。

今は段ボールが行き交うゆうパックだが、かつての小包は今のポスパケットぐらいの大きさしかなくて、紙で包装したのを紐でくくって送っていたらしい。

その昔、ヤマト運輸が宅急便のサービスをスタートするまで、大きさのあるものを手軽に送る手段は鉄道小荷物ぐらいだったと言われている。

小包で送れるものなんて高々知れていたのだ。


一方で郵便局のサービスで大きく縮小したのが電報・電話のサービス。

かつて、郵便局は電報電話局を兼ねることが多かった。元は同じ役所だったからね。郵便局に行けば電報を送れた時代も長かったのだ。

今は別組織になったどころか電報電話局というものが現存していない。電報を送りに窓口に行くという概念自体もうなくなってしまった。

なお、郵便局としてはレタックスというFAXを使った電報的サービスを提供している。

郵便局でレタックス用紙をもらって、そこに書いて窓口に出せば、15:30までの差し出しで当日中に配達してくれる。

電報と同等かやや遅い程度だが、文字しか送れない電報に比べて、紙に書いたものをそのまま送れて、料金も1枚あたり592円~とお手頃。

そんなことは博物館の展示には書いてなかったけど。


展示物として一番多いのは世界各地の切手類の展示、大量の切手が展示されている。

世界各地の切手、おもしろいのが国名表記である。

日本の切手には NIPPON と書いてあるのがご存じの通りだが、UPUの取り決めで切手にはラテン文字で国名を書くことになっている。

ラテン文字で、というのがポイントで、JAPON とか JAPAN にしなくても NIPPONでもよいのだ。

国際郵便のあて先表示はフランス語または英語でやることになっているから、NIPPONでは届かなくて、JAPON か JAPAN と書かないといけないのに。

なんか不思議な気がするけど、ヨーロッパの切手を見てみると、NIPPON表記を選んだ理由がわかる。

例えばドイツ、自分の国名は Deutschland とドイツ語で書くのが自然である。これは国名のラテン文字表記なので、これ以上何も書かなくてよい。

スペインも España とスペイン語で書けばそれ以上は書かなくてよい。

ラテン文字を使わない地域でも、自分たちの言葉をラテン文字に置き換えて表記すれば条件を満たせる。

例えばロシアだとРоссияをラテン語に置き換えたRossija を併記していた。

日本が NIPPON を選んだのはこういう事例にならったものだろう。

ただし、アジアでは英語表記が多く、韓国はKorea、中国はChinaなどなっている。

朝鮮民主主義人民共和国とかどうなんだろと思ったら、DPR Korea と南側を意識した英語表記になっている。Choson(朝鮮)とか書いてあるのかと思ったが。

そんな中で日本の NIPPON 表記は特異なのかも。


もっとも変な国もある。気になったのはイギリスとソ連である。

イギリスは切手に国名表記がない。切手発祥の地ということで国名表記をしなくていい(君主のシルエット表示で代用できる)特権を持っている。

ソ連は СССР とキリル文字の表記しかない。

一見ラテン文字みたいに見えるけど、キリル文字のСССР ってラテン文字に置き換えるとSSSR なんだよね。

見た目がラテン文字っぽいから、これでラテン文字表記だと言い張ったのだろう。反則スレスレだが、許されたのだろう。

上に書いたとおり、ロシアになってからはその技は使えないので、ちゃんとラテン文字表記をしている。


ミュージアムショップはなかなかマニアックで、日本の古い切手、使用済みの外国切手、風景印を押したカードなど、なかなかのもの。

ミュージアムショップとは別に「ミュージアムゆうびんきょく」なんてのもある。一部切手類の販売と記念消印のサービスをやっている。

立地といい、展示内容といい、ミュージアムショップといい、意外にマニアックなところは多い。

もちろん、そんな郵便マニアでなくても、ふらっとやってきてふらっと楽しめる博物館でもあるのだけど。


さて、帰るかと押上駅に向かって歩き始めて、郵政博物館の上、10階に献血ルームがあることに気づく。

見てみると空いてそう。受付に聞くと30分~1時間ぐらいで案内できますよとのこと。せっかくだから成分献血をやってきた。

この献血ルーム、物が少なくて、すごく開放感がある。

スカイツリーの展望台ほど高くはないけど、10階ってけっこう高いからなおさら。

普通の献血ルームでは欠かせない自動販売機(無料)もない。その代わりにドリンクカウンターがあって、そこで注文すると飲み物を作ってくれる。

ロッカーもない、荷物を預かって欲しければ受付で預かるとのこと。

採血ぐらいは普通だろうと思ったら、テレビがない。代わりにiPadがある。

どうしたもんかと思って超A&G+でも見るかと思ったらiPadのSafariでは見られない。

結局、自分のニコニコ動画のアカウントでログインして、ラジオを聞いていた。(もちろん帰る前にログアウトしたが)

radiko や らじるらじる (アプリインストール済み)を聞きながら採血する人が多そうな気がした。


エレベータを乗り換えて地下3階、すぐに押上駅だが、人だらけだ。

花火目当ての人の流れを逆行して、地下鉄に乗り、自宅に帰ったのだった。

こんな日に墨田に行ったのは失敗だが、郵政博物館はよかった。

チームリーダーは詳しい技術者

7月中に終わらせろよと言われていた仕事が無事に終わって何より。

プロジェクト全体としてはまだまだやることはあるんだけど、自分の担当分は終わったということで、あとは任せたという状態。

今度は別のプロジェクトに入ると言うことで、やることがガラッと変わる予定。


以前、課より細かい組織として チーム というものがあるという話を書いた。

組織の階層化もいろいろ

チームがあればチームリーダーがいるのだが、チームリーダーと言われても、それってどんな人? ってなる。

「チームリーダーやってるって言われてもどれぐらい偉い人なのか社外の人には伝わらんよね」なんて話もあったが、ごもっとも。


うちの職場のチームリーダーの役目、いろいろあるけど、ドキュメントのチェックをする人というのがわかりやすいか。

細かい設計まで把握できていて、その善し悪しについて判断しうる立場ということなのだろう。

実際のところ、どうにも分からないとか自信のないことはチームリーダーに聞きに行くことは多かった。

自分で見てわかることはそれでいいし、隣の人に聞いて分かることはそれでよいのだが、分からないこともけっこうある。

そういうことはチームリーダーに聞きに行くと、やっぱり詳しいようで、的確な答えが返ってくる。

それだけ経験豊富な技術者ということである。


そんな具合で、今まで触ったことない製品を触って数ヶ月仕事をやってたのだが、

どういう動きをするのかよく分からなくて困ったことはあったのだが、

実際のところ、まわりの人も全員知ってることばかりではないのである。

そんなわけでチームリーダー含めいろいろ教えてもらいながら仕事を進めていたのだが、今はかなり詳しくなった気がする。

まだプロジェクトは道半ばだが、自分の担当部分の仕上がりにはけっこうな自信を持っている。

チームリーダーもこれならよさそうという感想は言っていたし、期待には応えられたのかなと。

バーコード付きキウイフルーツ

最近、キウイフルーツを買うことが多いんだけど、

このキウイフルーツには1個ずつバーコードが付いている。

1個ずつZespriのシールが貼られていて、このシールにバーコードが刷り込まれてると。

Zespriはニュージーランドを中心にキウイの生産を行っている会社である。


バラ売りの青果類は自分で袋に詰めて、それをレジで数えて打ち込むわけだが、

玉ねぎ2個持っていくとレジの人は「玉ねぎ2点入ります」と読み上げるわけだけど、

キウイフルーツはバーコードが付いているから「3点入ります」と言ってバーコードをピッとする。

どちらにしても個数は数えるのだが、レジで種類を選択しないでよいので、こういう言い方をする。


そんな果物1個ずつにバーコードなんて付けられるの? と思った人がいるか知らないけど、

こういう小さなものに付けるバーコードは8桁のものを使う。

通常のJANコードは13桁なのだが、8桁のJANコードというのが別途用意されていて、食品を中心に使われている。

といってもある程度の大きさのある商品では13桁を使うから、8桁を使う商品はそんなに多くない。

家にあるものをいろいろ探してみたが、8桁のJANコードを使っている商品は1つだけしか見つけられなかった。

それがS&Bの「ラー油」で、小さなボトルを覆っていたフィルムにバーコードが付けられていたよう。

こういう大きさのものだと8桁のバーコードを使うようだ。


バーコードといえば有名なエピソードがある。それがコンビニ向けの「チロルチョコ」の話である。

チロルチョコといえば10円のチョコレートとして知られていた。

ところがこれをコンビニで売るにあたって、バーコードがないのは困るという話があったそう。

しかし、なにぶん小さなチョコレート、8桁のバーコードを付ける余裕すらなかった。

そこで、値段も大きさも2倍にしてバーコードを付けられるだけの表面積を確保するという方法が取られた。

こうして20円のチロルチョコが生まれ、現在はそちらが多く取り扱われている。

もっとも、この問題に対する答えは他にもあって、複数個まとめて袋に入れて売るという方法もある。

実際、袋入りで複数個入ったチロルチョコはスーパーなどで売られている。これだと13桁のバーコードでOKですね。

ただ、1個10円で気軽に買えるというコンセプトには合わないので、1個単位でバーコードを付けられる道を探った結果が20円のチロルチョコだったんだろうけど。


しかし果物そのものにバーコードというのは驚いた。

まぁシールに刷り込んでしまえば、あまり大きな問題は無いんでしょうけどね。

キウイって銘柄が違っても見た目ではなかなか区別できないという事情もありますから。

シールが貼ってないと一体これはグリーンなのがゴールドなのかわからないと、それでシールがいるんだろうと。

そこにバーコード付ければ、そりゃスーパーにとってはありがたいと。それが理由なんでしょうね。

ワゴンセールの焼肉セット

イトーヨーカドーで菓子などをワゴンセールということで多少安く売っていた。

賞味期限が短いパンなどはともかく、それ以外でワゴンセールって仕入れたはよいが売れ行き不調というパターンだろう。


おもしろい商品あるかなぁとみていたら、不思議な商品があった。

サッポロ一番 塩らーめんが焼肉になりました」「サッポロ一番 みそラーメンが焼肉になりました」である。

「焼肉専用」と書いてあって、一体何かと思って説明を読んでみると、こういうことらしい。

  1. まず焼肉をする
    6袋入っているタレのうち4袋は焼肉用で、1人あたり1袋
  2. シメに焼きラーメンをする
    即席麺(2人前)が2袋入っていて、2人前あたりタレを1袋使う

すなわち、ラーメン風のタレで焼肉をして、その流れでシメに焼きラーメンを作れということらしい。

焼きラーメンというけど、実態としては焼きそばのようなものだから、 即席焼きそば と 焼肉のタレ のセット売りということですね。

おもしろそうだと思ったので、焼肉と焼きラーメンは分離して使う前提で買ってみた。

かなり値引きされていたので、1パッケージ(4人前)あたり240円ぐらいで買えた。2つの味それぞれ1パッケージずつ買った。


というわけで早速、週末の昼ご飯に焼きラーメンを作ってみた。みそラーメンを選んだ。

焼きラーメンの作り方は下記の通り。

  1. (焼肉の脂を拭き取る)
  2. ホットプレートまたはフライパンに水を注いで、即席麺と野菜・肉を入れる。
  3. 2分ほど加熱する(ホットプレートの場合はフタをする)
  4. 麺を裏返してほぐし、水気がなくなるまで加熱する
  5. 水気が飛んだあたりでタレを入れて、焦げ目ができるぐらいまで炒める

一般的に焼きそばを作る場合、チルドの麺(蒸し か ゆで)を買ってきて、野菜・肉を炒めて、そこに麺と少々のほぐし水を入れてさらに炒めるというやり方をする。

しかし、即席麺の場合は、まずは水でふやかさないといけないので、まずは野菜・肉ごと茹でるようなかたちになる。

ふやけてしまえば、あとは一般的な焼きそばと大差はない。

ただし、タレが味噌ラーメンの味なので、仕上がりは汁なしのサッポロ一番 みそラーメンの味だった。

もうちょっと炒めても香ばしくてよかったのかもしれないが。


次に焼肉のタレとして使ってみた。

肉じゃが用に買ってきた牛肉と、焼肉で焼くような野菜をフライパンで焼いたものを用意して、

それにみそラーメン味のタレをあけて、それを付けながら食べた。

ずいぶん濃厚なタレだった。これを2倍に薄めたぐらいが僕の好みの濃さだなと思った

濃さがとにかく合わなかったが、確かにラーメンのタレを焼肉のタレに転用するというアイデアは悪くないなと思った。


ここ最近、週末に焼きそばを作ることが多かったので手を出してみたが、その用途ではアタリだなと思った。

冷蔵庫の中身を見てみると、今週末も1食は焼きラーメンを作ることになりそうだ。

焼肉としては微妙だったけど。もう焼肉に使うことはほとんどなさそう。

焼きラーメンがうまいから、余らしたタレをうまく転用できんもんかなぁと画策してるが、それを試みるのはまだまだ先か。

イオンカードはポイントカードになったが

別府港でフェリーに乗る前、近所にあったマックスバリュで買い物をしていた。

レジでSuicaで払いたかったもんだから「nimocaで」と申告したら、

「ここにあるカードは持ってますか?」とイオンカード、WAONポイントカードの写真を指す。

あれ、SuicaとWAONポイントって併用できるの? と気になったんだけど、出せというのでイオンカードを出した。

結局、磁気不良でイオンカードの読み取りに失敗したのだが、「読み取れればポイント貯まるはずですよ」とレジの店員は言う。


その後、父にも教えてもらったのだが、確かにSuicaとWAONポイントの併用は可能らしい。

父もレジの店員に「それいけるんですよ」と教えてもらったらしい。

父もかなり驚いたらしい。


しかし、その前にイオンカードの磁気不良をどうにかしなければならない。

イオンカードのコールセンターに電話をかけたら、すぐに交換を手配してくれた。

それから1週間ほど経って新しいイオンカードが届いた。

ここですぐに古いカードにハサミを入れてはいけない。WAON残高を移行しなければならないからだ。

WAONステーション(イオン銀行ATMも同様に使える)を使って、WAONの移行を行った。

これをすると古いイオンカードのWAONは無効化され、新しいイオンカードのWAONに残高・ポイントがそっくり移行される。


というわけで早速、SuicaとWAONポイントを併用してみることにした。

レジでイオンカードを出して「これポイントカードで、支払はSuicaで」というと、

店員はわからなかったらしく、ICカード支払モードにしてしまった。

「これポイントカードとして読み取って」というと、半信半疑でポイントカードとして読み取ってくれた。

そして支払うと、レシートにはWAONポイントが積算されたことが記載されていた。

この店員はこういう組み合わせができることを知らなかったらしい。

イオンカード=クレジット払いという理解で、これをSuicaと併用するというのは全く想定外だったと。僕も想定外だった。


クレジットカードをポイントカードとしてだけ使うと言えば、ファミマTカードがそうだな。

コンビニでクレジットカード

ファミリーマートでは「クレジットで」と言わなければ、ファミマTカードのクレジット機能で決済をしてくれない。

一時、ファミマTカードとセゾンカードを2枚出していたこともあったが、全く混乱することなく受け付けてくれた。

今はファミマTカードをだして「Suicaで」と言って払うのが常だけど。

ただ、これはかなり特殊な話で、イオンでイオンカードを出せば、それは当然クレジット払いと理解されるものだ。

食品売り場でもイオンカードで払う場合は「支払回数は?」と1回かリボか確認されるのが常なのだが。

現金とイオンカードを一緒に出したら、WAONポイントカードとして出してるとわかってくれるだろうけど。


しかし、イオンカードとSuicaの併用ができるというのはかなり新しい発見だった。

これができるとどういうメリットがあるか。ポイント二重取り以外にもこういうメリットがある。

1つはWAONボーナスポイントがSuica払いでも獲得できること。

今までWAONボーナスポイントのある商品はわざわざWAONで払っていた。

WAONポイント開始まではどうしてもWAONで払わないとボーナスポイントは取れなかった。

それがWAONポイント開始で、WAONポイントカード+現金でも貯まるようになった。そしてWAONポイントカード+Suicaでも貯まる。

今はイオンカードのクレジット払いでもWAONボーナスポイントはWAONポイントに積算されるようになったらしい。

支払金額に応じて付くポイントは ときめきポイント だけど、ボーナスポイントはWAONポイントなのか。へぇ~


もう1つのメリットが20日・30日の支払方法としてSuicaが使えると言うこと。

20日・30日にイオンで買い物することはさほど多くないのだが、たまにある。

そんなとき、これまではWAONを支払手段として使っていた。

WAON払いは20日・30日の5%OFF対象だし、ときめきポイントよりもWAONポイントの方が好都合だったから。

最終的にイオンカードから請求されるという点ではどっちでも一緒だったし。WAONは残高を気にしないといけないことがあるけど。

けど、実は イオンカード呈示+Suica払い はできるのだ。イオンカード呈示+他社クレジット というのもできるのかな?

今までできたのかな? そんなの試そうと思ったことすらないけど。


ちなみに20日・30日の割引条件にWAONポイントカードの呈示って条件も加わったらしい。

お客さま感謝デー (イオン)

WAON払いという手段が加わった時点で、現金派でもWAONチャージさえすれば20日・30日に5%OFFになるというのは大きな変化だなと思ったけど、

なんと、タダでもらえるWAONポイントカードを出しさえすれば、それで5%OFFになるなんて。

それって誰でも5%OFFとほぼ一緒じゃないの。

さすがにWAONポイントカードでは5%OFFにならんでしょ、とおもったらまさかの対象に入っててびっくりした。

一体、イオンはどこに向かっているのか、よくわからなくなるが、何らかのイオン印のカードを持ってればOKらしい。それでいいのかなぁ……

現代の北前船はなぜ死んだか

昨日、北海道方面のフェリーを調べていたときに知ったんだけど、

かつて九越フェリーという直江津港~博多港を結んでいたフェリーがあったそう。

日本海側で九州に行く航路か。確かにそういうのもありか。


さらに言うと九越フェリーは東日本フェリーと運航が一体化されていて、

直江津~室蘭航路と連結して、博多~直江津~室蘭と九州から北海道までの航路を構成していたらしい。

まさに現代の北前船というべき航路だったのだが、東日本フェリーの経営不振により2007年に廃止されている。

運航開始が1996年とのことなので、かなり短命な航路だったということになる。

東日本フェリーはかつては東日本各地から北海道への航路を多数持っていたのだが、

東日本フェリーを継承した津軽海峡フェリーは函館~青森・大間航路のみを運航し、

平行する他社への譲渡(苫小牧~八戸はシルバーフェリーに、苫小牧~大洗は商船三井フェリー)で残った航路もあるが、

博多~直江津~室蘭は全区間廃止されたなど、急激な縮小の道をたどった船会社だったらしい。


果たして九州から北陸、九州から北海道というニーズがあるのか?

そういう疑問も湧くが、一定の需要はあるとされている。

というのも福岡~札幌の貨物列車が毎日1往復走っているのだ。

鉄道トリビア/日本最長距離列車は43時間かけて福岡~札幌間を走っている (マイナビニュース)

貨物列車ではあるが日本一の長距離列車には違いない。

福岡~京都は山陽本線、京都~青森は日本海縦貫線、そこから青函トンネルを越えて札幌に向かう。

本州内でのコンテナの付け外しはないらしく、本当に九州と北海道を直通する需要だけのために走ってる列車らしい。

また、九州~北陸という需要については、福岡~新潟という貨物列車もあるそう。こちらも1日1往復走っている。


船は輸送力が高いけど、航路としてなり立つかどうかというのはなかなかシビアなところがある。

九州~北陸~北海道というのは、一定の需要はあるが、それだけで生き残るのは厳しかった航路なのだろう。

そりゃそうだよねって。

確かに九州~北海道をずっとトラックを運転してというのは現実的ではないかも知れないけど、

九州から舞鶴・敦賀まで走ってフェリーに載せれば、それでだいぶ楽になるわけだし。

新日本海フェリーと阪九フェリーを陸路経由でトレーラーに乗り換えさせるという方法も提案されている。

物流サービス/国内航路の紹介 (関光汽船)

それって本当に便利なの? って思うけど、人手をかけずに輸送できるならメリットはあるのだろう。


九州といえば、風変わりな航路として、東京~徳島~北九州 のオーシャン東九フェリーがある。

東京港フェリーターミナルは江東区有明にあるのだけど、あまり人の気配を感じないところだと聞いている。

どちらかというとRO-RO船の拠点で、オーシャン東九フェリーは、ここに乗り入れる唯一の貨客船である。

というか東京港発着のカーフェリーってこれしかないんじゃないかな。伊豆諸島・小笠原諸島方面はカーフェリーないし。

ちょっと前までは沖縄・奄美方面のマルエーフェリーがあったんだけど、東京航路はRO-RO船になったから人は乗れなくなってしまった。

まずもって徒歩客のニーズが乏しい航路である。送迎車は出ているけど、路線バスではなく、ワゴン車で送迎ということでその程度で済む。

東京~徳島で1晩と半日、徳島~北九州で一晩と、東京~北九州を乗り通すと2晩というわけだからとんでもない航路である。

ただ、貨物輸送という立場に立てば、関東~九州も関東~四国も需要旺盛と見える。

これぐらい太ければこんな航路も生き残れるんだよって話だよね。

バイクの人が乗ったり、物好きな徒歩客が乗ったり、そういう需要も多少はあるんだろうけど、圧倒的に貨物なのは容易に想像できる。

まぁそんなもんかね。

北海道への船の使い勝手

別府→大阪のフェリーの感想を書いたとき、こんなことを書いた。

もっとも西日本には便利な航路がいろいろあるけど、東日本にはさほどない。
というか基本的に東日本でフェリーといえば、北海道航路なわけだけど、時間がかかるとかアプローチが大変とか、徒歩客には厳しい航路が多い。

(ほどよい船旅)

こうは書いたものの、実際、どんな使い勝手なのか、あまり考えたことはなかったので調べてみた。


東京(上野駅)と札幌の間を列車・バス・フェリーで移動し、列車は新幹線を使ってよいという条件で調べてみた。

なお、全て列車(新幹線+在来線特急)の場合は、上野駅を8:46に出ると札幌駅16:56に到着するなど。概ね8時間程度となる。

現在はこのルートで夜行列車は走っていないので、列車の場合は必ず昼行ということになる。

ただし、函館~札幌には夜行バスがあるので、これを使うと上野駅19:20発で日が変わるぐらいに新函館北斗駅でバスに乗り換えて札幌5:35着など。


ところで本州~北海道のフェリーとしては大きく分けて6つの航路がある。

  1. 青森・大間~函館 (津軽海峡フェリー・青函フェリー)
  2. 八戸~苫小牧 (シルバーフェリー(川崎近海汽船))
  3. 名古屋~仙台~苫小牧 (太平洋フェリー)
  4. 新潟~小樽・苫小牧(新潟~苫小牧は秋田経由) (新日本海フェリー)
  5. 大洗~苫小牧 (商船三井フェリー)
  6. 舞鶴~小樽、敦賀~苫小牧 (新日本海フェリー)

6番目の航路は関西~北海道の移動を想定した航路で、所要時間は20時間ほど。

最近では高速バスが舞鶴港に乗り入れるようになり徒歩客にも使いやすくなった。が、どう考えても所要時間が長い。

けど、舞鶴~小樽航路の船って現在日本最速のカーフェリーで、敦賀~苫小牧もそれに準じて速い。その速さは鉄道といい勝負になるほど。

かつて走ってたトワイライトエクスプレスが大阪~札幌を22時間とか23時間で結んでた。その中で敦賀~苫小牧を抜き出すと19時間ほどだから船と全く一緒だ。

これがいかにすごいことなのか。後で出てくる他の航路の所要時間と比べればわかる。


1~5番目に書いた航路は東日本各地から北海道へ向かう航路だ。

太平洋フェリーは名古屋発着だが、名古屋~仙台は仙台~苫小牧の半分の本数しかないので、メインは仙台~苫小牧だ。

1番目に書いた青森・大間~函館は津軽海峡部分だけのフェリーである。青森~函館は本数が多く4時間程度の航路となっている。

ただし、現在、津軽海峡を越えるだけならば青函トンネル経由の北海道新幹線を使うという方法もある。

新幹線代が惜しい人がフェリーを選ぶ動きもあるようだが、新幹線代さえ払えるのならフェリーを使う理由は乏しいとも言える。

夜行便があるって言っても4時間ほどの航路じゃ中途半端だし、というわけで今回、陸路との組み合わせでは考えない。

2番目に書いた八戸~苫小牧航路は地図で見ると、本州太平洋沿岸と北海道の真ん中をうまく結ぶ航路になっていることがわかる。

1日4往復、8時間半ほど、夜行便だと寝るにはちょうどいい航路だし、完全な昼行便も1往復ある。

もっとも夜行便1往復以外は八戸側のバスがないんだけどね。まぁ近くまでバスは走ってるからそれでいけそうだけど。

苫小牧側は苫小牧駅とのバスがけっこうあるのと、札幌~苫小牧の高速バスが苫小牧港(西港)に乗り入れている。新日本海フェリー以外ならこれでOK。

3番目に書いた名古屋~仙台の太平洋フェリーは客船としての評判も高いようで。貨物輸送に力を入れる他の北海道航路とは考えに大きな差がありそう。

仙台19:40→苫小牧 翌11:00、苫小牧19:00→仙台 翌10:00 と時間帯もいい感じだ。所要時間で言うと15時間ほどか。


4番目に書いた、新潟からの航路だが、直行の新潟~小樽に絞って書く。

新潟10:30→小樽 翌4:30、小樽10:30→新潟 翌6:00 というなんとも言えない時間設定。(日曜の新潟行きは時間が大きく違う)

夜がちょうど間にくるような時間設定にすればよさそうなもんだけど、なぜかこんなことになっている。

不思議な気はするがフェリーの中は寝放題なので、たっぷり寝て早朝着なら、そこからどんどん走って午前中に目的地に到着できるという考えなのかもしれない。

出発も同様で、夜に荷物を積み込んで、夜通しでも走って港まで来たら、あとはフェリーで寝ればよいと。そういう理屈はなり立つ。

それをうれしいと思うのはトラックぐらいのものだと思うのだが、メインの客はトラックだからそれでよいのだろう。

所要時間は18時間、あれ? 舞鶴・敦賀~小樽・苫小牧の20時間と比べてあんまり短くないぞ。

あの2航路が特別に俊足なのであって、普通のフェリーはこれぐらいかかるもんなのだ。

実際、今の船になる前は舞鶴・敦賀~小樽・苫小牧って29時間かかってたらしいし。そう言われると新潟~小樽で18時間というのもそんなもんかなと思える。

5番目に書いた大洗~苫小牧航路は関東~北海道を直接結ぶ航路だ。

阪神~九州航路のフェリーさんふらわあ と同じく商船三井グループなので、船の名前は「さんふらわあ○○」になっている。

1日2往復で夕方便と深夜便があって、深夜便はトラック特化、夕方便は設備の充実した船で運航されている。

夕方便は大洗18:30→苫小牧 翌13:30、苫小牧18:45→大洗 翌14:00、深夜便は大洗1:45→苫小牧19:45、苫小牧1:30→大洗19:45、所要時間は

徒歩客にとっても深夜便ってけっこう使えそうな気はするけどなぁ。まぁ次の日がほとんど船の上でつぶれちゃうけど。

新日本海フェリーの新潟~小樽航路に比べればよっぽど常識的な時間設定だ。


で、これを陸路と合わせるとどうなるのかという話である。

まず、東京→札幌で、

シルバーフェリー夜行便: 上野17:26―(新幹線+八戸線+バス)→八戸港22:00→苫小牧港 翌6:45―(高速バス)→札幌 8:38

太平洋フェリー: 上野15:42―(新幹線+バス)→仙台港19:40→苫小牧港翌11:00―(高速バス)→札幌13:38

商船三井フェリー夕方便: 上野15:00―(特急+徒歩)→大洗港18:30→ 苫小牧港翌13:30―(高速バス)→札幌15:38

商船三井フェリー深夜便: 上野22:00―(特急+徒歩)→大洗港 翌1:45→ 苫小牧港19:45―(バス+列車)→札幌22:45

新日本海フェリー: 上野7:05―(新幹線+バス)→新潟港10:30→小樽港 翌4:30―(徒歩orバス+列車)→札幌6:25

シルバーフェリー夜行便のルートはフェリーでいい具合に寝て、ちょうどいい時間に札幌に到着できるので、なかなかよさそう。

最終列車(上野15:26→札幌23:40)より後に出て、始発列車(上野6:38→札幌14:41)より早く到着するという点では理想的な夜行便の使い方とも言える。

シルバーフェリー昼行便は八戸港8:45発なので、当日東京発では厳しいので除外したが、八戸を朝に出れば苫小牧16:00着、バスで札幌18:38着なのでいい感じ。

太平洋フェリーは船だけの時間を見てもよさそうだったが、陸路と組み合わせてみても使いやすそうですね。出発日の午前中、到着日の午後は自由に使える。

商船三井フェリーの夕方便も似ているが、海路が長い分だけ発着とも時間が削られる。

深夜便は最終列車で大洗駅まで行き、そこから20~30分歩いてフェリーターミナルに行くという無茶苦茶な想定で出している。22時まで東京にいられる。

新日本海フェリーはこの時間に間に合うように出るとわりと朝早い出発となる。一方で札幌着もすごく早い。こんなに早く着いても正直困るが。


逆の札幌→東京では、

シルバーフェリー夜行便: 札幌21:00―(高速バス)→苫小牧港23:59→八戸港 翌7:30―(バス+八戸線+新幹線)→上野 11:58

シルバーフェリー昼行便: 札幌7:16―(列車+バス)→苫小牧港9:30→八戸港 18:00―(徒歩+バス+八戸線+新幹線)→上野 22:58

太平洋フェリー: 札幌16:00―(高速バス)→苫小牧港19:00→仙台港 翌10:00―(バス+新幹線)→上野12:58

商船三井フェリー夕方便:札幌16:00―(高速バス)→苫小牧港18:45→大洗港 翌14:00―(特急+徒歩)→上野16:38

商船三井フェリー深夜便:札幌22:00―(高速バス)→苫小牧港 翌1:30→大洗港 19:45―(特急+徒歩)→上野22:53

新日本海フェリー: 札幌8:17―(列車+徒歩orバス)→小樽港10:30→新潟港6:00―(バス+新幹線)→上野9:34

シルバーフェリー夜行便は札幌に21時までいられる。午前中のうちに東京に到着できる。なかなかスマートだ。

一方の昼行便は丸一日移動で潰れてしまう。船で18時に八戸に着いたって八戸でできることはあまりなさそうだし。札幌行きの昼行便パターンと比べると微妙。

太平洋フェリー、商船三井フェリー夕方便はけっこう遅くまで札幌にいられるのだなという印象。

太平洋フェリーの仙台10時着というのは意外と早いので、そこから寄り道できる。大洗14時着は夕方に東京に着くぐらい。

商船三井フェリー深夜便は札幌発の最終バスで苫小牧港に行くといいぐらい。深夜に東京に着く。家に帰れればよさそうだけど。

新日本海フェリーは札幌を朝に出ると、翌朝に新潟に到着となる。東京→札幌と比べると札幌発も東京着もほどよい感じ。


というわけで同じフェリーでも北行きと南行きでけっこう印象が変わるものだ。

なお、実際には寄り道をしたり、北海道側の発着地が札幌ではない、本州側の発着地が東京周辺でないなどのパターンも考えられる。

北海道~本州で寄り道というのは飛行機ではなかなかできないことだ。

新幹線ももちろん寄り道向きだが、夜行で移動するならフェリーになる。

シルバーフェリー、太平洋フェリーは寄り道と合わせるとおもしろいスケジュールが引けそうだ。

直行だとしても商船三井フェリーの夜行便は出発がものすごく遅いのがユニークだ。

翌日を捨てる覚悟で使うのもおもしろそうだ。深夜便のフェリーの供食設備は自動販売機しかないし、携帯電話の電波も入りそうにないし、本当に1日を捨てることになるが。


こんなこと書いたけど、実際に北海道に行く気があるかというとあまりない。

実際行くことがあったとしても、飛行機でびゅんと飛ぶという選択肢を選ぶ可能性はけっこうある。

ただ、こういう選択肢もあるんだよということを示しておけば、なんかのときに活用できるかも知れない。

急いで飛行機で飛んでこなくても、シルバーフェリーで八戸に行けば、1泊削れる上に東北で1日遊んで、帰ってこれるとか。

そういうのを総合して見る方法ってなかなかないからね。調べてなるほどと思った。

まぁ、新日本海フェリーの新潟~小樽が速くなくて時間帯があまりよろしくないというのが一番大きな発見だったんだけど。

貴重品ロッカーに預けすぎた

またしても市営プールに出かけていた。

お手軽に水泳

今日は涼しかったからか前よりは少なかったからのびのびと泳げた。


更衣室はコインロッカー(返却式)があって、ここに脱いだ服や荷物を入れることができる。

ただ、どうもこのコインロッカー、壊される事件が過去にあったらしく、

放送で「貴重品は玄関の貴重品ロッカーに入れましょう」とたびたび流れている。

最初に来たときはそういう事情を知らなかったので、コインロッカーの中に財布も入れていたのだが、

そういう事件があったのなら、貴重品ロッカーを使うべきだなと思いながら帰ったのだった。


そんなわけだから、貴重品ロッカーに財布を入れて、更衣室に行ったわけだけど、

更衣室まで行って気づいた。コインロッカーに入れるコインがない。

というわけでもう一度、貴重品ロッカーを開けて、コインを1枚出して、また預け直してと。

こうして安全に水泳を楽しめたわけだが、思わぬところで二度手間になってしまった。

なお、貴重品ロッカーの利用状況だが、来場者数に比してすごく使用数は少なかった。

あれだけ放送で言っても使おうと考える人はほとんどいないのが実情のようだ。まぁそうだよね。


貴重品ロッカーといえば、先日使った別府から大阪までのフェリーにも貴重品ロッカーがあった。

フェリーでも鍵がかかる個室ならさておき、雑魚寝のツーリストや鍵のかからないツーリストベッドでは貴重品の管理に注意が必要だ。

そんなわけで財布だけは貴重品ロッカーに入れていたのだが、これも利用者はかなり少ないようだった。

貴重品ロッカーとは別にコインロッカー(1回100円)があって、ツーリストの乗客だとこれを使う人も多かったのかな。

せめて貴重品だけでも安全なところにという需要はあまり多くないのかも知れない。

ただ、貴重品ロッカーに預けたら、このときもコインロッカーにやられた。というのも風呂のロッカーがコインロッカーだったのだ。

ここまで来て財布を取りにいくのもめんどくさくて、鍵をかけずに使ったが。

どうせ服ぐらいしか置くものないし、風呂もガラガラだったので。


貴重品ロッカーに入れておけば、その間は貴重品の管理から解放されるわけだが、

お金を持たずに歩いていると不便なこともあるのだ。

その不便さを考えると貴重品ロッカーを使わない人がいることもわかる。

フェリーのときは財布預けてる間は売店で買い物できないな、ぐらいのことは考えていたが、

まさかプールでこんなことになるとは思ってなかった。

次回以降、プールではコイン1枚だけ抜いて貴重品ロッカーに預けるようにしよう。

今どきドーピングなんて

今週は4稼働日しかない割にはえらくやることが多くて大変だったが、

やるべきことはできたから上出来なのかなと。

週末はゆっくり休もう。来週は来週でやることがあるけど。


2014年にもなってこんなことが行われているなんて驚いたのだが……

ロシアに巣くうドーピング 作業員装い検体すり替えも (朝日新聞)

なんとロシアが2014年のソチオリンピックのときに、国ぐるみでドーピング隠蔽をしていたという話だ。

ドーピング検査を行っているところで薬物が検出されない尿への差し替えをして、

ドーピングが明るみに出ないようなことをやっていたのだという。

ロシアで行われた大会だからこそできた方法だが、まさかこんなことをやろうとする人たちがいるとは……


確かに昔のソ連などではドーピングしてでも国際大会で優秀な成績を出すことが求められたということは聞いたことがある。

国威発揚のために国ぐるみでスポーツ大会での成績に執心している国は今でもそれなりにあると聞く。

スポーツでよい成績を出す選手を輩出したからといって、国そのものがすばらしいというのは全くの誤解だと思うのだが……

「ドーピングしてでも」というのはその極端な例だが、まさか2014年にもなってそんな考えが残っているとは信じがたい話だ。


現在では大規模なスポーツ大会でのドーピング検査は大変厳しくなっているのは知っての通り。

禁止薬物の追加も頻繁に行われているので、選手や選手に関わる医師・薬剤師すら把握しきれず、

ドーピングの意図はなかったと主張するも、ドーピングであるということでスポーツ界から追放されてしまう事例も出ている。

それが本当なら気の毒な話だなと思うのだけど、一応はルールですからね。

それぐらい厳しいから、検体のすり替えという暴挙に出たのだろうけど。

もっとも検体のすり替えを防ぐ工夫もあったらしいのだが、なぜかそれが破られていたというのだから恐ろしい。


ロシアにも驚いたのだが、もう1つ驚いたのが「日本選手は五輪でのドーピング違反が一度もなく、選手のクリーンさが2020年東京五輪・パラリンピックの招致に成功した一因になった」という話。

今までのオリンピックの歴史で1人もドーピングで引っかかった選手がいないらしい。

ほんまかいなと思って調べてみたのだが、これは正しいらしい。

もっとも国内のスポーツではドーピングでの摘発事例は多少ある。

昔はプロ野球なんかでドーピングをする選手も多かったらしい。かつては検査もろくに行われてなかったのもあるようだが。

世界的に見ればドーピング違反事例は少ない方であるというのは事実だろうと思うが、全く無いと考えるのは誤解がある。


今度のオリンピックでロシア選手の取扱をどうするかということが各競技団体で議論されているところである。

普通に考えればドーピングする選手が悪いのだとなるところなんだけど、

こういう事例が明るみに出てしまうと、ロシアに属する選手全てに疑いの目が行くのは道理だと思う。

競技団体ごとに見解に差はあるようだが、どうなることやら。

あまりに衝撃的なニュースだった。